藤沼ダムは、福島県須賀川市にある農業用のアースダムだが、2011年3月11日の東日本大震災で決壊し、貯水がほぼすべて流出、下流で大きな被害が発生した。以下、決壊前のダムの状況、改修経緯などについて、手元でとりあえず分かる範囲でまとめてみた。
■決壊前の堤体、ダム湖などの写真
ダム便覧の藤沼ダムについての全項目表とフォトアーカイブスに、だいさん、Dam masterさん撮影の写真があるので、大まかなことはこれで知ることができる。
■現地の看板などから得られる情報
現地に藤沼湖案内図の看板があり、それに平面図と堤体標準横断図が表示されている。
藤沼湖案内図
標準横断図の部分を拡大
平面図の部分を拡大
平面図の部分をさらに拡大
同上 建設の経緯などについては、竣工四十周年記念の碑があり、それにより昭和10年測量開始、12年着工、戦時中一時中断を経て、24年に完成したこと、また、その後補強工事が行われたことなどが分かる。
竣工四十周年記念の碑
文章の部分を拡大 周囲は藤沼湖自然公園になっており、また保安林が指定されている。
藤沼湖自然公園使用上の注意の表示
保健保安林の表示
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