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■8月9日:湯布院から熊本へ抜ける

8月9日、この日は湯布院から熊本へ抜けるルート上にあるダムを見学する予定。

まずは由布院からやまなみハイウェイに入って山下池へ。山の上にある池に見えますが、九州電力鰍フ人工池です。やまなみハイウェイを下って途中の朝日台にて記念撮影。やまなみハイウェイから県道621号線に入って地蔵原ダムへ。中心遮水壁を持つアースダムです。地蔵原ダムを後に、国道387〜212号線を通り松原ダムに到着。オーロラビジョンにダムの内容が紹介されています。上流には下筌ダムがあり、松原ダムと共同運用されています。松原ダム見学後、その下筌ダムへ向かいました。下筌ダムはアーチ式です。ダムから見下ろすと、ダム直下付近まで道路が延びているのが見えました。早速下流側へ降りる道を捜索。道を見つけてダムの下流側へ出ました。見上げるようにダムを撮影できます。本来ならここは松原ダム湖の底ですが、この時は夏季制限水位の為水が無く、良い感じで撮影できました。

下筌ダムに別れを告げ国道442号線を西に向かい、一路日向神ダムを目指しました。かなり急峻な岩場の中に日向神ダムは聳え立っています。下流側から撮影しようと道を探っていると、もう一つダムが出てきました。松瀬ダムです。計画で見落としていたダムですが、思わずの発見にニンマリしながら撮影を開始。その後、日向神ダム下流側からの撮影に向かいました。


山下池ダム天端

山下池ダム提体

やまなみハイウェイ途中の朝日台展望台にて

九州電力樺n蔵原ダム
中心遮水壁を持つアースダム

松原ダム

松原ダムにて

下筌ダム
夏季制限水位の松原ダム湖側から撮影

下筌ダムとCB1300SB

松瀬ダム

日向神ダム

日向神ダム天端にて
日向神ダムから更に西へ進み、花宗溜池ダム、広川ダムを見学。花宗溜池は直下に家があり、洪水吐は堤体より少し離れた所にあります。広川ダムは防災ダムで、周囲は公園のようになっています。見学後、西に向かって出発。八女ICから九州自動車道に乗り、植木ICで下りて龍門ダムを目指しました。竜門ダムはコンクリート重力式とフィルの複合ダムです。展示館も立派で、周辺もよく整備されています。ダム自体が大きく、下流側、提体上と見学範囲が広いので、よけいにバテました。500ccのポカリスエット2本があっという間に無くなりました。

この日の予定はあと2基。熊本空港付近の深迫ダムと大切畑ダムです。すこし曇ってきて涼しくなるかと思いきや、雨雲が広がっているだけで、蒸し暑さは変わりません。熊本空港へ急ぎ、深迫ダム付近を調査しましたが、下流側は草茫々で近づけません。右岸側もゴルフ場の敷地に入っているようで良い撮影ポイントが見つからず、結局は左岸側(一番近い撮影ポイント)からの撮影となりました。深迫ダムから西へ少し走ると大切畑ダムがあります。提体上を県道28号線が走っています。ダム湖周囲には変わったモニュメントが置いてあります。足の裏のツボを記したものが置いてありました。周囲は公園として整備されています。


花宗溜池ダム
直下に家がある

花宗溜池ダム天端にて

広川防災ダム

竜門ダム

竜門ダムとCB1300SB

深迫ダム
向う側は熊本空港

大切畑ダム
堤体上を道路が走っている
提体上に迫り出しているものは、恐らく野鳥を観察する台と思われる

足の裏の秘孔(笑)を記したモニュメント

大切畑ダムにて
漸くこの日の予定を終え、ホテルに向かいました。ホテルの周囲には何も無いので、バイクでファミレスまで食事しに行きました。翌日は白水堰堤の見学を控えています。楽しみを胸に秘めて、眠りにつきました。



■8月10日:白水堰堤などを見て、ちょっと早いが大分のホテルへ

8月10日、いよいよ白水堰堤をこの目で見る日がやってきました。

国道265号線に入り阿蘇の麓をぐるり。まずは大谷ダムから見学開始です。村の中心辺りに、ダムへ降りて行く道が続いています。ダムまでは細い急な坂を降りていかなければなりません。このダムは、ダム湖側にコンクリートブロックを積んであるようです。古びた取水塔も味があります。土木遺産にもなっているようです。そしていよいよ白水堰堤へ。堰堤の左岸側に出て撮影を開始しました。ところが…越流している水量が多いのか、堰堤下の渡れる部分が見当たりません。右岸側へ出るには、結構大回りをしなければなりません。仕方なく右岸側からの撮影を諦め、次の長湯ダムへ向かいました。長湯ダムへ向かう途中、豊後竹田市付近にある魚住ダム(小堰堤)を見学。これを見つけるために少々手間取りました。魚住ダムを後に、長湯ダムへ急ぎます。国道442号線から県道30号線へ入り長湯ダムに到着。長湯ダム付近には、日本一の炭酸泉である長湯温泉やドイツ温泉村があります。堤体上は遊歩道のようになっていますが草茫々で何も見えませんでした。洪水吐は長く、導流部を跨ぐ橋は橋脚のないタイプです。県道30号線を下ると芹川ダムがあります。堤頂部から法面へ続くバケットカーブが美しく、苔むした感じが良いです。


大谷ダム
ダム湖側にコンクリートブロックを使用している

白水ダム左岸側より
手前の減勢工上は水量が多くて渡れなかった

白水ダムにて

長湯ダム
草茫々でわかりづらい

長湯ダム洪水吐上を跨ぐ橋

長湯ダム洪水吐

長湯ダムにて

芹川ダム
バケットカーブが美しい

芹川ダムにて
芹川ダムから県道30号線を下り、国道210号線に入って篠原ダムへ。地図上には櫟木ダムと書かれていますが、正式には篠原ダムといい、芹川ダムの逆調整池の役割をしています。篠原ダムから大分市街地を迂回して末広ダムに向かいました。途中に赤迫池と呼ばれる溜池がありましたが、これは小堰堤。そこからぐねぐねとした県道21号線を通って末広ダムに到着。右岸側の岩盤を補強するかのようなコンクリートの段が目に入ります。末広ダムから県道21号線を下り、途中から山の中へ入っていくと中の川ダムがあります。末広ダムと同じく、この地域の防災用ダムです。溜まっている水の色がきれいでした。この後、野田ダムと青江ダムは翌日に回すことにし、佐賀関半島のダム群へバイクを走らせました。最初に中尾防災ダムを見学しましたが、これは後の調査で小堰堤と判明しました。続いて向かい合った場所にある戸保ノ木ダムへ。このダムは地図上で轟ダムと書かれています。天端付近の記念碑にも轟防災ダムと書かれているため、改名したのかもしれません。戸保ノ木ダムから一度海岸沿いの国道197号線に出て、志生木ダムを探しました。しかしナビが木の陰に隠れて自分のいる位置が分からず、しかも、これだろうと思って登って行った道は細くてとても進めるような感じではなく、断念せざるを得ませんでした。諦めて、すぐ隣にある佐賀関ダムへ向かいました。ダムの天端から海が見えます。


赤迫池(小堰堤

末広ダム

末広ダムにて

中野川ダム

中尾防災ダム(小堰堤

戸保ノ木ダム(轟防災ダム)

佐賀関ダム天端よりの眺め
海が見える
ちょっと早い気もしましたが、ここでこの日のダム巡りを終了、大分のホテルに入ってゆっくりすることにしました。


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