長井ダムの完成によって水没する管野ダム(撮影:ダム守) |
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ダム本体施工設備の特徴について、次の3点を挙げる。
・地山斜面の掘削を極力減らし、周囲の環境へ与える影響を最小限にするため、堤体直上流の河床部に掘削土石を盛土し、ヤードを造成して、骨材製造m3貯蔵設備、コンクリート製造設備等の施工設備を配置。
・大規模コンクリートダムとしては、初めてテルハ型クレーンを採用。これにより、周辺斜面の掘削を減らすことができ、上流河床ヤードに設置した施工設備との連続性もよくなる。
・RCD工法を採用。凡用機械を用いた機械化施工により、工期の短縮、費用の省力化がはかられる。なお、打設ヤードが狭くなる上標高部ではELCMに切り替えて行う計画となっている。
なお、長井ダムの完成によって、直上流の管野ダムは水没することとなるが、農業用水などのダム機能は長井ダムに引き継がれる
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