建設交通部(日本の国土交通省に当たる)は、洪水被害防止と2000年代の水需要増加に対応するためには、ダム建設を持続的に推進する必要があるとの認識の下、現行の「特定多目的ダム法」は多目的ダムに限定されており、ダム周辺地域に対する支援等が不充分で、事業推進に困難が多いとの批判に鑑み、1999年8月13日に同法を全面改正して、「ダム建設及び周辺地域支援等に関する法律」を制定した。
同法は、体系的な水資源の開発と事業の円滑な推進を図ることを目的としているが、その内容を一言で表現すれば、日本の特定多目的ダム法に水資源開発促進法のフルプラン規定と水源地域対策特別措置法の内容を加えたものであって、主要内容は次のとおりである。
|
|
昭陽江(ソヤンガン)ダム 漢江水系の右支川北漢江の支川昭陽江に建設された韓国最大の多目的ダム。日本の海外経済協力基金の資金協力により1973年完成。堤高123m、堤頂長530m、総貯水容量2,900百万m3。 |
|