全項目表
 
ダム番号:3254
 
三高ダム(再) [広島県](みたか)

 → 三高ダム(元)

ダム写真

(撮影:KIYOTAKA)
104685 KIYOTAKA
104687 KIYOTAKA
104684 KIYOTAKA
104688 KIYOTAKA
  →ダム便覧トップ写真   →フォト・アーカイブス [ 提供者順 / 登録日順 ]
どんなダム
 
既設ダムを嵩上げ
___
水道用ダムである既設の三高ダムを嵩上げし、新たな農業用水源を確保。旧堤体の下流側に、旧堤体を取り込む形で建設。既設ダムは第2次世界大戦中に、旧海軍兵学校の水道用水源として旧海軍が築造。
[写真]工事中、旧堤体の上端がわずかに見える
海が見える
___
ダムの天端から下流を望めば、瀬戸内海の広島湾が見える。
[写真](撮影:けんさん)
テーマページ 旧海軍築造のダムを嵩上げ (三高ダム)
左岸所在 広島県江田島市沖美町三吉  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯34度14分08秒,東経132度24分30秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  三高(元)(0km)

河川 木下川水系木下川
目的/型式 AW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 44m/202m/78千m3
流域面積/湛水面積 2.8km2 ( 全て直接流域 ) /5ha
総貯水容量/有効貯水容量 584千m3/554千m3
ダム事業者 広島県
本体施工者 鹿島建設・飛島建設・大末建設
着手/竣工 1995/2004
ダム湖名 三高水源池 (みたかすいげんち)
ランダム情報 【コンクリートダムの工法】拡張レヤ工法
【ダム工事年表】仮排水路(2000.5〜2000.9) 本体掘削(2000.1〜2001.2) 本体打設/盛土(2001.2〜2002.11)
リンク DamDrive・三高ダム
THE SIDE WAY・三高ダム
雀の社会科見学帖・三高ダム見学 その1
参考資料
■嵩上げダムの調査と設計 −三高ダム− 広島県呉地域事務所農林局沖美農業水利改良事業所主任 小池 直弘
【第49回ダム施工技術講習会(H13.07.31)】
■嵩上げダムの調査と設計 −三高ダム− /金屋敷章裕・小池直弘
【ダム日本 No.684(H13.10)】
諸元等データの変遷 【05最終→06当初】竣工[2011→2004]
【12最終→13当初】本体施工者[鹿島・飛島・大末→鹿島建設・飛島建設・大末建設]

■ テーマページ(抄) → テーマページ目次

旧海軍築造のダムを嵩上げ
(三高ダム)

 三高ダムの再開発は、第2次世界大戦中に旧海軍兵学校の水道用水源として旧海軍が築造した既設水道用ダムを嵩上げして、新たな農業用水源を確保するもの。そのあらましを紹介する。

 作成に当たっては、基礎資料として広島県呉地域事務所農林局沖美農業水利改良事業所 河村 吉郎「三高ダム嵩上げの設計と施工について」(第56回ダム施工技術講習会)を使用した。
■ 堤体の施工

 工事は平成11年10月に着工し、コンクリートの初打設は平成13年2月、平成14年11月にコンクリートの打設を完了。

コンソリデーショングラウチング 

新旧堤体継ぎ目部の処理

旧堤体下流面は表面を5cmチッピングして、劣化部を除去。バックホウにビットローラをつけて使用した

ビットローラ
旧堤体際は2cm厚のモルタル敷き均しの上、内部コンクリート打設

打設後の状況、右側のやや色の薄い方が旧堤体部、左側の黒っぽいのが新堤体部、接合状況は良好
止水板

 主止水板には、旧堤体部分につては既存のものをそのまま使用し、新堤体部の塩ビ製止水板と接続した。副止水板は主止水板から50cm下流側に塩ビ製のものを設置した。

主止水板のところに見える鉄板は旧堤体の既存の止水板

左が主止水板、右が副止水板
コンクリートの打設

 打設工法は拡張レヤ工法で、主打設機械として200tクローラクレーンを使用した。


旧堤体の上部が一部見える
 ・・・→ 全文はこちら
(2004年11月作成)


→ ダム便覧の説明
ご意見、ご感想、情報提供などがございましたら、 までお願いします。
ダム便覧内の写真、文章、データなど全ての内容の無断転載を禁じます。