《このごろ》
ICOLD京都レポート(4) 6日:大会開会式+萩原さんプレゼンなど

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 6日は、いろいろあって忙しかった。9時40分から、ダム協会のプレゼンテーション。10時から大会開会式。午後3時半から萩原さんのプレゼンテーション。その間に展示ブースでの対応などをし、ダム便覧の更新作業もやったので、食事の暇もないほどだった。

 朝ブースに行くと、客も普通に来ていた。10時から大会開会式なので、だんだん人も少なくなり、そんな中でダム協会のプレゼンテーション。といっても、内容は、KさんがICOLDのこと、京都のこと、ダムのこと、ダム協会ブースのことなどを口頭で紹介、それを通訳さんが訳す。画像はなし、というものだった。ところがこれが、大きな声で展示会場全体にはっきりと聞こえ、内容も簡潔明瞭でわかりやすく、そのうちに人が集まり始め、集まらなくても会場内の人は耳を傾けるといった状況だった。


ダム協会のプレゼンテーション。


大きな声で展示会場全に体響き渡る。


 そして、最後に数人がはっぴを着て登壇、手締めの実演。京都風、Kさん作のオリジナルなものだそうで、これもあたりの人の耳目を引いた。


よー、しゃんしゃんしゃん・・・。

 10時になるので、慌てて大会開会式の会場へ。天井の高い大ホール。開会式が始まる。JCOLD会長の挨拶、ICOLD会長の挨拶、関係国際機関の方の挨拶と続き、山田京都府知事が挨拶。日本語(同時通訳付き)なので聞きやすい。話もさすがにうまい。


オープニング・セレモニー。


開会直前。準備が整った。


JCOLD会長の挨拶。


ICOLD会長の挨拶。


山田京都府知事の挨拶。さすがに話がうまく、日本語なので分かりやすい。

 一連の挨拶のあと、表彰があった。プログラムが配布されていないので、よくわからないところがあるが、最初数人が簡単に表彰され(たぶん表彰だと思われる)、次に、2人の方が表彰された。「名誉会員」になったという表彰のようだ。こちらはずいぶん名誉があることのようで、奥様同伴で登壇、それぞれ会長から表彰されたあと、スピーチをした。1人は、大根先生で愛知用水の建設に多大な功績のあった方。


大根先生がICOLD会長から表彰を受ける。


プレートをかざして。

 以上で儀式は終わり、続いて講演(Memorial Lecture)が二つ。まず、ICOLD会長(中国の方)が、課題や方向性なども含め全般的な世界のダムの状況を講演。よくまとめられていて、おもしろかった。日本でも知られているような話が多かったが、そうではないこともあり、文字になったら読みたいと思うような内容だった。


ICOLD会長の講演。JIA さんとおっしゃる方のようだ。


講演のタイトルなのだろうか。


CSG ダムとして日本の当別ダムを紹介。

 もう1人は、日本から、松本さん(JCOLD常務理事)が講演。日本のダムと現在の状況について全般的に紹介。ダム検証のこと、地震のことなど最新情勢も取り込まれていた。


「Dams in Japan」というタイトルで講演。


改修が繰り返されてきた狭山池。


講演風景。資料も豊富に。

 時間を少し超過したのだろうか、12時過ぎに開会式は終了。協会ブースに戻ると、結構客が来ているようだ。


人気は「どこでもダム」の実演。


これも人気。水力発電の模型。

 資料、DVD、扇子など10品を入れたお土産袋を500用意していたが、2日目なのにもうなくなってしまい、まさかのために4つだけ配布せずに保存していると言うことだ。あとは、ものによっては500以上あるものがあって、それをバラで配るしかないという。幸い扇子は800あったので、あと300はバラで配れる。


残は4セット。


あとはまだ残っている扇子などをバラで配布。

 食事は、またダムカレー。レストランに行って、早くできるものは何かと聞くと、ダムカレーだという。時間もないので、また食べた。辺りを見回すと、日本人は半数ぐらいはダムカレーを食べている。外国人は、揚げ物が多いようで、カレーを食べていた人は見当たらなかった。


チキンダムカレー。

 3時半から、萩原さんのプレゼンテーション。直前、やや緊張した感じで、通訳さんと打ち合わせ。


直前まで通訳さんと綿密な打ち合わせ。


 時間通り始まる。最初聴衆は少なめで、静かに始まった。日本にはダムファンがいる、自分はこうした活動をしてきた、ダムに行き、DVDを出し、写真集を出し、トークショーをし。そしてスイスまでダムを見に行った。写真を使い、まず萩原さんが日本語で、次に通訳さんが英語で、その繰り返し。萩原さんは、どちらかというと押さえた感じの話しぶりで、派手さはないのだが、なぜか、だんだん人が集まり始め、最後の頃には人だかりができた。


静かに始まる。


最初の頃は聴衆は少なめ。


だんだんと人が集まってきた。

 終わってステージを降りると、スイス人が萩原さんのところによってきて、なにやら熱心に話している。ダムカードを送ってくれ、そうしたらスイスのダムの写真を送ってやるなどと言っていたように思う。ずいぶん熱心で、ステージで次のプレゼンテーションが始まっても終わらなかった。ダムファンに興味を持ってくれる外国人もいるんだと言うことを実感した。


すごく熱心だった。

 この日は客も多く、イベントも多く、皆さんお疲れ様でした。終了時間の5時になったら早々と退散。

(2012.6.7、Jny)
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