《このごろ》
ICOLD京都レポート(5) 7日:平穏だと思ったが

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 7日は、特に行事もない。展示もすでに3日目で、展示を見たい人の多くはこれまでに展示場に来ているだろうから、平穏に、悪く言えば閑散に過ぎるだろうと思って、朝会場に行った。しかしその予測は終わってみると外れたようだ。

 朝行ってみると、閑散とした感じだった。やはりそうかと、余裕ができたのでブースを離れ、ステージのアトラクションを見に。ステージでは、南京玉すだれをやっていた。この真ん中の方、あとでわかったのだがダムに関係がある方だった。このときは全くそんなことは知らず、単に見学した。


ステージ上では南京玉すだれの実演。

 ブースに戻ると、たまに客が来る程度。またブースを離れ、会場を一回り。たまに少し建物の外にも出てみた。閑散もいいものだと思いつつ。


ブースの様子。


酒の試飲をさせてくれる。当然少量ですが。


会場風景。


三峡ダムの大きな模型が展示してある。中国の意気込みが感じられる。


おもしろいと思ったのはロック(閘門)。多段になっている。高低差が大きいためか。


12時になると軽食が出る。サンドイッチと海苔巻き。


展示場の建物を外から。かなり大きい。

 12時半頃になると、外国人が三々五々やってきた。たぶん会議が終わったのだろう。軽食の場所に行くが、そのうちブースにやってくる。一昨日、昨日に比較すると、熱心な客が多い。時間をかけて説明を聞き、質問もする。


熱心に見て、質問なども。


 そのうち、ステージから三味線の大きな音がしたので、何だろうと見に行った。そうしたら女性が三味線を弾いていた。


ステージでは三味線の演奏。

 またブースに戻ってぱらぱらと客が来るので、適宜応対。向こうから、和服の男女が来たので、珍しいと写真を撮った。すると、その2人、ダム協会のブースに呼び込まれたようで、熱心に発電模型の説明を聞き、写真まで撮っている。この2人は、ステージで南京玉すだれをやっていた人と三味線を弾いていた人だ。あれこれ聞くと、男性の方は以前電力会社につとめていて、水力関係の仕事をしていたという。やめて、こんなことをしていると。ダムに興味がある理由がわかった。一緒に記念撮影までしていた。


和服の2人がやってくる。


水力模型を見て、記念撮影。


和気藹々で記念撮影。

 外国人のダム関係者も熱心だった。また、外国の偉い人がやっと余裕ができて展示を見に来たと言った感じがした。具体には忘れてしまったが、有名なダムを造った人も何人か訪れた。また、日本のダムファンの話を聞いて、また本物のダムファンから説明を聞いて、ずいぶんと驚いたり、ダムカードに感心したり、興味を持ってもらった人が多かったように思う。


通訳さんと記念撮影。この方は確かICOLDの事務局長。このあとダムファンとも記念撮影。



 この日全般的に見て、興味を持たれたものは、CMED会の手作りの水力発電模型、ダムファンの「どこでもダム」、それとダムファンの活動を写真で展示したコーナー。「どこでもダム」は、外国人から英語はないか、自分の国でも使えるようにしてほしいなどと、改善要望がしばしば出たようだ。ダムファンの活動を写真で展示したコーナーでは、外国人が驚きを示したり、賛同したり、不思議がったり。逆にダムファンの方から外国のダムについて質問する光景も見られた。

 通訳さんの力は絶大だ。2人いるが、そのうちに内容を理解してしまい、主体的に対応してくれる。すでに3日目でもあり、皆さん慣れてれて、スムーズに進んでいる。

(2012.6.8、Jny)
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