《このごろ》
ICOLD京都レポート(1) 技術見学会

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 ICOLD京都大会の最初のスケジュールは、技術見学会。会議の参加者が、希望すれば参加できるツアーで、2日と3日、どちらの日も同じ内容なので、希望者はどちらかに参加することになる。京都と大津のあたりの数カ所を巡る見学会。2日に参加したので、その様子を簡単に紹介。

 朝8時半頃か、ホテルからバスに分乗して出発。この日はたぶん9台のバスが出たようだ。乗ったのは6号車。


ホテルから分乗して出発。このホテル以外からも参加者がある。


バスの中。英語のガイドさん。すべて英語。

 最初の見学先は、南禅寺と水路閣。程なく着く。見学会参加者は、もっと日本人がいるのかと思ったが、日本人は少ない。同じバスでは我々グループだけかもしれない。


南禅寺。ぞろぞろと、最初のうちは皆さんガイドさんについて行く。


水路閣。水道橋のようなもので、上に水路があって琵琶湖からの水が流れる。

 次は、瀬田川洗堰。新しい堰があり、その少し下流に旧洗堰の一部が保存されている。琵琶湖からの唯一の出口で、今も昔も、重要な役割を果たす堰だ。所長が丁寧に英語で説明してくれたのが印象的。皆さん熱心に聞き入る。


洗堰に到着。バスから降りる。


概要説明。英文のパンフレットも配布され、熱心に聞き入る。


旧洗堰。一部がこんな形で保存されている。

 昼食は、琵琶湖ホテルで洋食のバイキング。さすがに国際会議、よくあるバイキングとは質が全く違う。食べ過ぎてしまった。


ホテルは琵琶湖畔にある。この日は1日中曇りだったが、多少霞んでいたが琵琶湖の風景が美しく望めた。

 大津市内は、だいぶ道路が混雑していて、そんなところも外国の参加者には体験してもらったということだろう。それでも、スケジュールはそんなには遅れずに。

 途中、宇治の平等院を見学。日本の歴史や文化も見てもらったということだろうか。参加者も楽しそうに見えた。


鳳凰堂の前で記念撮影をする人も。

 次は、喜撰山ダムと発電所。まず発電所へ。喜撰山ダムを上池に、天ヶ瀬ダムを下池にして揚水発電が行われている。バスでトンネルを通って、一番奥にある発電所まで。ここも、英語の説明板などを用意していただいており、詳しい説明。興味のある参加者も多かったようだ。
 その後、急坂を上って、喜撰山ダムへ。通常入ることもできないので、幻のダムと呼ぶ人もいるそうだ。ロックフィルダム。外国人にとってはどうかわからないが、貴重な体験をさせていただいた。

 山を下って、天ヶ瀬ダムへ。有名なアーチダム。だいぶ時間もたって、皆さんリラックスの雰囲気。英語のパンフレットもあり、多人数なので、グループに分かれて案内していただいた。外国人から質問も折に触れ出たようで、ガイドさんが通訳のため呼ばれたりもしていた。流木の処理についてとか、上流の地滑りについてとか、結構こだわって質問をしているようだった。


天ヶ瀬ダムの勇姿。


天端上。グループに分かれて、説明を受けた。だいぶ熱心で、時に質問も。

 以上で予定通り終了。ホテルに戻った。現地でご案内をいただいた方々など、たくさんの方々にお世話になりました。ありがとうございました。

[関連ダム] 天ヶ瀬ダム(元)  喜撰山ダム
(2012.6.3、Jny)
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