室生ダム
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宇佗川は、その源を奈良県宇陀町西部の境、熊ケ岳山(標高 912m)に発し、本郷、迫間、小附を北流して芳野川を集め室生ダムに注ぎ、さらに流下して室生川を合わせて、室生村北東流して三重県に入り、名張市で名張川に合流する延長27kmの河川である。流域には良質のスギ、ヒノキを多く産出し、また茶、柿、野菜、花などの農産物もある。
室生ダムは、名張川支川宇陀川の奈良県宇陀郡室生村大野地先に昭和49年に完成した。室生川よりトンネル島谷水路により室生ダムに取り入れ、它陀川の水と合わせて、奈良盆地の水道用水、かんがい用水を供給する。この宇陀川分水の構想は江戸末期から4回も計画されたが、ようやくその長かった夢が実現した。
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