ダムツーリング6日目。伊万里に近い竜門ダムから見学開始です。熊本県にも竜門ダムがありますが、佐賀県の竜門ダムの方が歴史は古いです。ダムは重力式コンクリートダムで、右岸側は切り立った断崖になっています。管理所に行くのに橋を渡らなければならないなど、変わった造りです。次に向かった有田ダムも重力式コンクリートダムですが、湖水が妙に青かったです。
竜門ダム
右岸側の堰堤壁が少し高くなっている
ダム湖側から見た竜門ダム
右岸側は切り立った断崖
管理所へ行くには赤い橋を渡らなければならない
有田ダム
有田ダムの湖水
青い色をしている
陶器祭りの幟がはためく有田の街並みを早朝に通過することができたので、渋滞に巻き込まれずにすみました。まだ観光客が来ない内に有田の中心街を抜けて古木場ダムを見学。有田ポーセリンパークと呼ばれるテーマパークの横にあります。ダムからは有田ポーセリンパーク内にある登り窯が見えます。
古木場ダム
古木場ダム天端より
有田ポーセリンパークの登り窯が見える
古木場ダムにて
古木場ダム見学後長崎県入りし、江永ダムに向かいました。洪水調節用のダムで、ダム下流には狭い谷間に住宅がひしめき合っています。
江永ダム
江永ダム下流側
狭い谷間に住宅がひしめき合う
江永ダムにて
江永ダムから県道1号線を通って東に向かい、野々川ダムを見学。赤いラジアルゲートがポイントです。下流側は公園になっています。
野々川ダム
野々川ダムから県道104号線を通って北に向かい、再び佐賀県入りして日ノ峰・狩立ダムを目指しました。この二つのダムは隣同士にあり、貯水池は導水路で繋がっています。夫婦ダムと言うにふさわしいものです。クレスト洪水吐は狩立ダムの方にあり、日ノ峰ダムにはクレスト洪水吐はありません。
狩立ダム
日ノ峰ダム
二つのダムの位置関係
右が狩立ダム、左が日ノ峰ダム、中央が管理所
手前が二つの貯水池を繋いでいる導水路
狩立ダム直下にて
日ノ峰・狩立ダムから東に向い、渕ノ尾ダムを目指しました。途中に踊瀬ダムがありましたが、これは小堰堤でした。またすぐそばにある犬走ダムは嘗てダム便覧に登録されていましたが、堤高15m未満のためか、いつの間にか削除されていました。渕ノ尾ダムは上水道用のダムで、天端は立ち入り禁止でした。ダム湖周囲の山の形が特徴的です。
犬走ダム
嘗てダム便覧には登録されていたが削除された
渕ノ尾ダム
渕ノ尾ダム貯水池
山の形が「○○○3兄弟」みたいで特徴的
渕ノ尾ダムから南に向い、矢筈ダムに向かいました。堤体の導流部には絵が描かれています。更にその南東に位置する庭木ダムを見学。灌漑用の重力式コンクリートダムです。
矢筈ダム
導流部に絵が描かれている
矢筈ダムにて
管理所のデザインもおしゃれ
庭木ダム
庭木ダムにて
庭木ダム見学後先日宿泊した嬉野温泉街を抜け、県道6号線に入って岩屋川内ダムに向かいました。堤高は60m程の洪水調節用ダムですが、下流側から見上げるともう少し高いように思えます。付近には中山ダムがあるようですが、場所が特定できず断念しました。一旦嬉野温泉に戻り、県道41号線に入って横竹ダムを見学。堤体にダム名が書いてあります。
岩屋川内ダム
横竹ダム
横竹ダムにて
横竹ダム見学後山を越えて国道444号線に出、花取ダムを目指しました。この付近一帯の灌漑用水の要となっているようです。下流にも溜池がいくつかあります。
花取ダム
花取ダム案内板
付近一帯の灌漑用水の要となっている
花取ダムにて
花取ダム見学後、国道207号線を通って永池溜池を目指しました。お腹がへったので途中のレストランで食事休憩。食事後すぐにダム巡りを再開。ダム便覧でスペックをよく見ていなかったのが運のつきで、横長の堤体を夢中で撮影していました。ところが堤高15m以上あるのはこの上流にある永池上池で、1基みすみす見逃してしまいました。続いてその西側にある朝日ダム(小堰堤に降格)を見学。堤頂長の長いダムで、洪水吐まで辿り着けませんでした。
永池溜池ダム(下池)
堤高は15mもないであろう
上流にある永池上池は堤高34.8mあるようだ
朝日ダム(小堰堤)
洪水吐ははるか遠い
朝日ダムから国道498号線沿いにある繁昌ダム、本部ダム、都川内ダムを順番に見学しました。繁昌ダムは灌漑用のアースダムでダム湖の水がきれいでした。本部ダムは洪水調節と上水道用のダムで、ダムの横には建設の歴史を刻んだモニュメントがありました。都川内ダムは伊万里の近くにある重力式コンクリートダムで、天端の壁には伊万里焼の陶板が埋め込まれています。
繁昌ダム
繁昌ダムにて
本部ダム
本部ダム建設の歴史を刻んだ
モニュメント
都川内ダム
都川内ダム天端の壁に埋め込まれた陶板
通ってきた国道498号線を戻り県道24号線からこの日の最後、天ケ瀬ダムを目指しました。複雑なゾーンを持つフィルダムです。
天ケ瀬ダム
天ケ瀬ダム案内板
複雑なゾーンを持つ
天ケ瀬ダム見学後、宿泊先の多久I.Cから長崎自動車道に乗り、宿泊先の熊本を目指しました。熊本ではいつも出張で使っているホテルに泊まりました。飲み放題・バイキングコースでお腹を満たし爆睡しました。