《このごろ》
「ダムナイト」の経済効果

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 堅いタイトルになってしまった。2009年5月5日、お台場の「TOKYO CULTURE CULTURE」で開催された「ダムナイト」に行ってきた。その第一印象は、これは経済活動だと言うこと。そんなことも知らなかったのかと言われてしまいそうだが、実際に行ってみるまでは、ダム好きが楽しむダムイベントぐらいのイメージで、経済的側面に気づかなかった。

 これはある種の興業であり、レストランであり、書籍販売の場であり、経済活動そのものだ。約100人が入るレストランのようなところでトークショー、観客は飲み食いしながらそれを見る。傍らでは、本を売り、DVDを売る。

 そこで、経済効果を試算してみた。もちろん、資料があるわけでもなく、全くの推定で、だいぶいい加減だが。

[入場料] 20万円
  100人×2,000円/人 = 200,000円
[飲食]  40万円
  100人×4,000円/人 = 400,000円
[販売]  16万円
  月刊ダム日本
  (これだけは正確、完売だった)
   9冊×1,050円/冊 = 9,450円
  萩原さんの写真集など
  (メディアファクトリー出版の数種の本を販売)
   50冊×1,700円/冊 = 85,000円
  放流のDVDなど
  (アルバトロスによるDVDを販売)
   20冊×3,500円/冊 = 70,000円
[交通費] 30万円
  (中には遠くからきた人もいるようで)
   100人×3,000円/人 = 300,000円
[宿泊費等] 5万円
  (泊まった人もいるのでは)
   5人×10,000円/人 = 50,000円

  − 合計 − 111万円

 というわけで、100万円あまりの直接的な支出があった。波及効果を考えると、2倍にしてもいいだろうから、200万円の経済効果。

 GDPを200万円増大させる。この不況下で、多額の税金を使って景気対策をやるような時代なのだから、ささやかな額でも意義があるはず。出演者も観客も楽しんで、おまけに経済効果。こんないいことはないのでは?

(2009.5.11、Jny)
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