ダムツーリング14日目。小雨の降る中、朝8時頃倉敷を出発し、最初の目的地である槇谷ダムに向かってバイクを走らせました。槇谷ダムは洪水調節と灌漑用水確保のためのダムです。堤体の右岸側に「まきたにダム」の文字が見えます。
槇谷ダム
堤体に「まきたにダム」の文字が見える
槇谷ダムにて
槇谷ダム見学後、更に北上して落合ダムに到着。灌漑用の重力式コンクリートダムです。落合ダムの西には黒谷ダムがあります。元々黒谷池を形成していた旧堤体の一部を使用して嵩上げされたダムです。
落合ダム
黒谷ダム
黒谷池を形成していたアースダムの一部を新堤体の一部として取り込み、
13.6m嵩上げして洪水調節能力を持たせたダムに生まれ変わった
旧堤体と新堤体
黒谷ダム見学後、その北部にある鳴滝ダムへ向かいました。自然の家などがある21世紀の森の中に鳴滝ダムはあります。ダム湖側に半円形の洪水吐があります。
鳴滝ダム
下流側からは撮影できない
鳴滝ダムの半円形洪水吐
常用はここを使用する
鳴滝ダムから国道484号線を通って河平ダムへ。まだ新しいダムで、洪水調節、防災、上水道用水確保の目的を持っています。全体的に角ばった感じがします。
河平ダム
河平ダムにて
近くに日山ダムがありますが、計画時に見落としていてそのまま国道484号線を走り、旭川に出ました。一番下流に旭川第二ダムがありますが、堤高15mありません。続いて上流の旭川ダムへ向かいました。このダムは旭川第一ダムと呼ばれていましたが、後に改名して旭川ダムと言うようになったようです。旭川ダムは岡山県所有の多目的ダムです。再開発で、洪水調節の見直しと上水道用水確保のための工事を行いましたが、貯水したまま湖底30mで工事を行ったようです。
旭川第二ダム(小堰堤)
旭川ダム
旧名旭川第一ダム
旭川ダムを上流方面に向い、県道49号線に入って集落の合間を抜けると恩木ダムがあります。洪水調節用のダムで、ひっそりとしています。恩木ダムから県道66号線を通って南に向かいましたが、この道がもの凄く狭くてバイクでも通行に支障がある程でした。漸く広い県道31号線に出て、暫く走ると竹谷ダム入口が見えました。竹谷ダムは洪水調節や上水道用水の確保などの目的を持つダムです。堤高の割に堤頂長が長いダムです。
恩木ダム
竹谷ダム
竹谷ダムにて
竹谷ダムから西に向かいましたが、有漢池と佐興谷ダムはパスして、楢井ダムに向かいました。楢井ダムは小さいながらも意匠にこだわった造りをしています。管理所や天端の照明、ダム銘板など、特徴的です。
楢井ダム
楢井ダム管理所
教会のようだ
楢井ダム天端
ダム銘板は灯篭のように
楢井ダム管理所前にて
楢井ダム国道484号線、313号線を通って県道33号線に入り黒鳥ダムへ。その上流に田原ダム、新成羽川ダムがあります。いずれも中国電力鰍フ発電用堤体です。新成羽川ダムは以前に訪れたことがありますが、この時は夕暮れで、まともな画像は撮影していなかったので、今回再訪しました。
黒鳥ダム
田原ダム
新成羽川ダム
重力式アーチダムとしては国内最大
新成羽川ダムにて
新成羽川ダムから上流に向かい、国道182号線に出るつもりでしたが、新成羽川ダム貯水池沿いの県道107号線はがけ崩れで通行止め。迂回路に入りましたが、この県道313号線が狭く見通しの悪い道で、随分と時間をロスしてしまいました。なんとか国道182号線に出て東城I.Cから中国自動車道に乗り、北房I.Cで降りて北房ダムに向かいました。灌漑用の重力式コンクリートダムです。ダム湖に中国自動車道の橋梁が架かっています。更にその上流部に阿口池ダムがあります。貯水池の雰囲気がとても良いです。導流部は滝のようになっています。
北房ダム
阿口池ダム
阿口池貯水池
なかなかいい雰囲気
阿口池導流部
滝のようになっている
時間がなかったため小坂部川ダムへは行かず、そのまま新見のホテルに向かいました。ホテルの中の居酒屋で一杯やって眠りに就きました。