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■ダムツーリング14日目(5月10日):新成羽川再訪

ダムツーリング14日目。小雨の降る中、朝8時頃倉敷を出発し、最初の目的地である槇谷ダムに向かってバイクを走らせました。槇谷ダムは洪水調節と灌漑用水確保のためのダムです。堤体の右岸側に「まきたにダム」の文字が見えます。


槇谷ダム
堤体に「まきたにダム」の文字が見える


槇谷ダムにて

槇谷ダム見学後、更に北上して落合ダムに到着。灌漑用の重力式コンクリートダムです。落合ダムの西には黒谷ダムがあります。元々黒谷池を形成していた旧堤体の一部を使用して嵩上げされたダムです。


落合ダム


黒谷ダム
黒谷池を形成していたアースダムの一部を新堤体の一部として取り込み、
13.6m嵩上げして洪水調節能力を持たせたダムに生まれ変わった


旧堤体と新堤体

黒谷ダム見学後、その北部にある鳴滝ダムへ向かいました。自然の家などがある21世紀の森の中に鳴滝ダムはあります。ダム湖側に半円形の洪水吐があります。


鳴滝ダム
下流側からは撮影できない


鳴滝ダムの半円形洪水吐
常用はここを使用する

鳴滝ダムから国道484号線を通って河平ダムへ。まだ新しいダムで、洪水調節、防災、上水道用水確保の目的を持っています。全体的に角ばった感じがします。


河平ダム


河平ダムにて

近くに日山ダムがありますが、計画時に見落としていてそのまま国道484号線を走り、旭川に出ました。一番下流に旭川第二ダムがありますが、堤高15mありません。続いて上流の旭川ダムへ向かいました。このダムは旭川第一ダムと呼ばれていましたが、後に改名して旭川ダムと言うようになったようです。旭川ダムは岡山県所有の多目的ダムです。再開発で、洪水調節の見直しと上水道用水確保のための工事を行いましたが、貯水したまま湖底30mで工事を行ったようです。


旭川第二ダム(小堰堤


旭川ダム
旧名旭川第一ダム

旭川ダムを上流方面に向い、県道49号線に入って集落の合間を抜けると恩木ダムがあります。洪水調節用のダムで、ひっそりとしています。恩木ダムから県道66号線を通って南に向かいましたが、この道がもの凄く狭くてバイクでも通行に支障がある程でした。漸く広い県道31号線に出て、暫く走ると竹谷ダム入口が見えました。竹谷ダムは洪水調節や上水道用水の確保などの目的を持つダムです。堤高の割に堤頂長が長いダムです。


恩木ダム


竹谷ダム


竹谷ダムにて

竹谷ダムから西に向かいましたが、有漢池と佐興谷ダムはパスして、楢井ダムに向かいました。楢井ダムは小さいながらも意匠にこだわった造りをしています。管理所や天端の照明、ダム銘板など、特徴的です。


楢井ダム


楢井ダム管理所
教会のようだ


楢井ダム天端
ダム銘板は灯篭のように


楢井ダム管理所前にて

楢井ダム国道484号線、313号線を通って県道33号線に入り黒鳥ダムへ。その上流に田原ダム、新成羽川ダムがあります。いずれも中国電力鰍フ発電用堤体です。新成羽川ダムは以前に訪れたことがありますが、この時は夕暮れで、まともな画像は撮影していなかったので、今回再訪しました。


黒鳥ダム


田原ダム


新成羽川ダム
重力式アーチダムとしては国内最大


新成羽川ダムにて

新成羽川ダムから上流に向かい、国道182号線に出るつもりでしたが、新成羽川ダム貯水池沿いの県道107号線はがけ崩れで通行止め。迂回路に入りましたが、この県道313号線が狭く見通しの悪い道で、随分と時間をロスしてしまいました。なんとか国道182号線に出て東城I.Cから中国自動車道に乗り、北房I.Cで降りて北房ダムに向かいました。灌漑用の重力式コンクリートダムです。ダム湖に中国自動車道の橋梁が架かっています。更にその上流部に阿口池ダムがあります。貯水池の雰囲気がとても良いです。導流部は滝のようになっています。


北房ダム


阿口池ダム


阿口池貯水池
なかなかいい雰囲気


阿口池導流部
滝のようになっている

時間がなかったため小坂部川ダムへは行かず、そのまま新見のホテルに向かいました。ホテルの中の居酒屋で一杯やって眠りに就きました。

 


■ダムツーリング15日目(5月11日):二度の山越え、基数稼げず

ダムツーリング15日目。新見のホテルを出発してすぐに千屋ダムに到着。凝った意匠の重力式コンクリートダムです。管理所壁面に「Chiya Dam」と銘板があります。ここまで凝らなくてもいいのになぁ…と思いました。


千屋ダム
堤体の意匠も凝っているが、放流設備も豪華


千屋ダム天端
屋根付き展望台がある


千屋ダム管理所
「Chiya Dam」まで凝らなくても…

千屋ダム見学後、一度新見方面に戻り、県道8号線から三室川ダムへ向かいました。まだ竣工間もないダムです。管理所脇にはたたら製鉄の遺跡を展示してありました。


三室川ダム


たたら製鉄の遺跡
三室川ダム管理所脇に展示してある


三室川ダムにて

三室川ダム見学後、すぐ北にある高瀬川ダムを見学。洪水調節と上水道用水確保の為のダムです。ダムの右岸側が少し屈曲しています。新緑のダム湖の風景がとても美しいです。


高瀬川ダム右岸側が少し屈曲している


高瀬川ダム湖
新緑が美しい

高瀬川ダムから更に北上し、菅沢ダムに到着。国土交通省管轄のダムで、クレストの洪水吐は1門。ジャンプ台のようになっています。


菅沢ダム


菅沢ダムにて

菅沢ダムの上流には大宮ダムがあります。菅沢ダム湖を遡るルートは土砂崩れで通行不能のため、県道48号線から迂回して大宮ダムに辿り着きました。中国電力鰹蒲Lの小さな発電用ダムですが、バケットカーブが美しいです。


大宮ダム
小さいながら美しいバケットカーブを持つ

大宮ダム見学後、一度菅沢ダム方向に戻り、国道180号線・181号線を通って東進。土用ダムへ向かいました。このダムは中国電力鰹蒲Lの発電用ロックフィルダムで、山を越えた鳥取県の俣野川ダムとの間で揚水発電を行っています。堤体上は立ち入り禁止で、下流側から撮影する場所もありません。


土用ダム
右岸側より


土用ダム
左岸ダム湖側より


俣野川発電所の案内板

土用ダムから県道58号線を通って山越えし、国道482号線沿いの下蚊帳ダムを見学。灌漑用のロックフィルダムです。


下蚊帳ダム


下蚊帳ダムにて

下蚊帳ダム見学後、俣野川ダムに向いました。先ほどの土用ダムとの間で揚水発電を行っています。俣野川ダムは揚水発電の下部池になります。


俣野川ダム


展示館

俣野川ダム見学後、国道181号線に出て朝鍋ダムに向いました。朝鍋ダムは洪水調節を主目的とする重力式コンクリートダムです。


朝鍋ダム


朝鍋ダムにて

朝鍋ダムから農道を通り、国道180号線に出て賀祥ダムに到着。中規模の重力式コンクリートダムで、ダム湖には橋が架かっています。


賀祥ダム


ダム湖に架かる橋の上より見た賀祥ダム


賀祥ダムにて

賀祥ダム見学後、米子から国道9号線に入って、宿泊先の倉吉に向かいました。この日も行けなかったダムが残りましたが、翌日の最終日を控え、ゆっくり休むことにしました。



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