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全項目表
 
ダム番号:3048
 
豊稔池ダム(再) [香川県](ほうねんいけ)

 → 豊稔池ダム(元)
13/05
ダム写真

(撮影:安河内孝)
039048 灰エース
008607 安河内孝
075661 aki
008887 安河内孝
159349 土瓶水
159525 だい
135782 竹田佳人
116334 KIYOTAKA
D-shot contest 入賞作品   → ダム便覧トップ写真   → フォト・アーカイブス [ 提供者順登録日順 ]
どんなダム
 
補修事業
___
老朽化が著しいため、マルチプルアーチダムの基本形状と景観を大きく変更しないことを前提に、補修を実施。改修ではなく補修を、外観を変えないでという地元の人々の熱望に応えた。
[写真]上流側はコンクリートで補強
日本で唯一の5連のマルティプルアーチダム
___ 石積式の5連のマルティプルアーチダム。マルティプルアーチダムとしては国内には他に2連の大倉ダムがあるのみ。当初は重力式ダムとして計画されたが、基礎岩盤が予定より深かったためこの形式になったといわれる。粗石コンクリートが使用された。周囲の山あいの景観と調和し、中世のヨーロッパの古城を思わせる風格。大正15年から4年の歳月と延べ15万人の労力を投入して完成。設計指導は佐野藤次郎。米国で先端技術だったマルティプルアーチ方式を、日本で初めて適用。農業用としては日本初のコンクリートダムと言われる。
手作りのダム
___ 大正15年から建設された元の豊稔池ダムは、築堤材料と建設労力のほとんどが地元のものだった。石材は付近の谷で採取、砂は豊浜、観音寺から馬車で運ぶ。県営工事だが、実質的には地元民が施工。数名の技師の指導で、夜講習会を開いて技能者を養成したという。
国の登録有形文化財
___
石積みのマルティプルアーチダムは日本ではこれだけで、貴重な存在。平成9年に国の登録有形文化財に指定されている。
[写真](撮影:安河内孝)
遊水公園は散策スポット
___
ダムの改修工事や周辺の整備が行われ、平成6年に遊水公園として生まれ変わった。格好の散策スポット。初夏に行われるユルヌキ(放水)風景も季節の風物詩。
[写真](撮影:安河内孝)
シリーズ ダム百選 投票から
第 1 回  『 もう1度行きたいダム 』
■ 形がとにかく優美。日本で唯一の形式(5連MA)と言うのもポイント高し。アイニクの雨でしたが勢いよく放流もしていて楽しかったです。親水公園もこじんまりとしているけど晴れていればいい感じ。今度は晴れていて放流している時に行きたいです。 (k-rai)

第 8 回  『 歴史を感じるダム 』
■ ヨーロッパの古城にも例えられるその姿。ぜひ生で見てください。身震いします。 (たろちゃん)

第 16 回  『 家族で行きたいダム 』
■ 私は子供4人をいつも連れてダム巡りをしています。一番上は小5、一番下は3歳です。一緒に回っていて本当に子供が楽しそうにしていたダムを紹介しようと思い投稿しました。こちらのダムを喜んだ子供ですが、皆さんが知っていると思いますがダムの真下まで足を運ぶことが出来るからです。真下からダムを見上げて大きさにビックリしたり、触ったり、副ダムまで下りて興奮したり石積であることも大喜びでした。真下は広いので走り回ったり、一番下の子も走り回っていました。また子供を連れて行きたいダムですね^^帰ってから主人に写真を見せるとダムに興味ない人なのですが、今度行ってみたいと言っていました。 (X-DAM)
テーマページ 平成16年度 「森と湖のある風景画コンクール」 受賞作品
ダムツーリング -ダムのお遍路・四国-
第19回 「水とのふれあいフォトコンテスト」 受賞作品
第18回 「水とのふれあいフォトコンテスト」 受賞作品
第16回 「水とのふれあいフォトコンテスト」 受賞作品
第13・14回 「水とのふれあいフォトコンテスト」 受賞作品
第12回 「水とのふれあいフォトコンテスト」 受賞作品
平成19年度 「森と湖のある風景画コンクール」 受賞作品
ダム放流動画集
ダム放流写真集
「ダムナイト5〜ダムのデザイン、どうしてこうなった〜」 そのあらまし
ダム温故知新 《第7回》 豊稔池を訪ねて
ヨーロッパの古城の風格 (豊稔池ダム)
ダムの書誌あれこれ(17) 〜香川県のダム(満濃池・豊稔池・田万・門入・吉田)〜
平成20年度 「森と湖のある風景画コンクール」 受賞作品
左岸所在 香川県観音寺市大野原町五郷  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯34度02分31秒,東経133度41分05秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  豊稔池(元)(0km)  五郷(1km)  井関池(3km)  大谷池(4km)  河内池(4km)  粟井(5km)  逆瀬池(7km)

河川 柞田川水系田野口川
目的/型式 FA/マルティプルアーチ
堤高/堤頂長/堤体積 30.4m/128m/40千m3
流域面積/湛水面積 8km2 ( 全て直接流域 ) /15ha
総貯水容量/有効貯水容量 1643千m3/1593千m3
ダム事業者 香川県
本体施工者 清水建設・フジタ
着手/竣工 1988/1994
内部リンク ダムギャラリー・第2展示室
リンク DamDrive・豊稔池ダム(その1)
DamDrive・豊稔池ダム(その2)
Dam's room・豊稔池ダム
Damstyle・豊稔池ダム
dashelo の 『さて、見にいこ。』・豊稔池ダム、見てきた。
THE SIDE WAY・豊稔池堰堤
ウィキペディア・豊稔池ダム
ダムどら・豊稔池ダム
ダムペディア・豊稔池ダム
ダムマニア・豊稔池ダム
ダム好きさん【豊稔池ダム(再)】
愛ある愛媛・香川☆豊稔池ダム
愛ある愛媛・豊稔池ダム
吉備の国 風景撮物帳・豊稔池ダム
今日もご安全に!!・四国のダム:豊稔池
四国堰堤ダム88箇所巡り・第71番堰堤札所 豊稔池(ほうねんいけ)ダム
水力発電所とダムに行ったおはなし・豊稔池ダム(香川県)
雀の社会科見学帖・豊稔池 見学 その1
文化遺産オンライン・豊稔池堰堤(文化遺産オンライン)
豊稔池
豊稔池(香川県)
弥生の森の散歩径・豊稔池堰堤
参考資料
■再開発事業 豊稔池(ダム)の補修について /藤沢 武
【ダム日本 No.599(H6.9)】
■【カラーグラビア】写真で見る豊稔池(ダム)
【ダム日本 No.605(H7.3)】
関連書籍 ■香川県農林水産部土地改良課、香川県三豊郡土地改良事 『豊稔池補修工事誌』 香川県農林水産部土地改良課香川県三豊郡土地改良事務所 1995
諸元等データの変遷 【05最終→06当初】左岸所在地[三豊郡大野原町五郷→観音寺市大野原町五郷]
【08最終→09当初】堤高[30.4→30]
【09当初→09最終】堤高[30→30.4]

■ テーマページ(抄) → テーマページ目次

「ダムナイト5〜ダムのデザイン、どうしてこうなった〜」
そのあらまし

(萩原)これも違うかなー。マルティプルアーチって、日本に二つだけあって、これが同じ型式とは思えない。大倉ダムと豊稔池。うまく説明できないが・・。


(中村)あとからバットレスが出てくるが、豊稔池はバットレスで板になっているところがアーチになっていて、鉄筋がいらないようにしている。アーチダムは、片持ち梁とアーチでもっているが、これはアーチだけで持っている。一方、大倉ダムはアーチダムが二つ並んでいる。豊稔池と大倉ダムは全く違う。

(萩原)名前が一緒で、やっていることは違う。難しい・・・。

○石積みダムの積まれ方

(takane)続いて、石積みダムの話。日本でコンクリートダムが最初に造られた時期は、表面に石が使われた。



(中村)石を積んでいって、その中にコンクリートを入れているだけ。メイソンリーと言って、昔からやっている。今は石を張る技術が大変なので、コンクリートブロックでやっているのが増えている。プレキャストと型枠の先祖。
 ついでに、粗石コンクリートとあるが、コンクリート節約するために大きい石を放り込む。周りは普通のコンクリート。最近砂防ダムなどでも、合理化施工でやられている。いかにも良さそうだが、ブリージングと言って、大きな石の下のコンクリートから水が上がってきて、出所がないからそれが石の下に張り付いて、そこが水みちになってしまう。それで、今はやらない。

(takane)次に具体的な例。北九州の河内ダム。今も使われているようだ。それから、豊稔池ダム。 この積み方は布積みと言って、石を煉瓦みたいに積む。目地が横に通っている。だいたいダムの石積みは布積みが多い。




 ・・・→ 全文はこちら
(平成23年8月作成)



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ヨーロッパの古城の風格
(豊稔池ダム)

 豊稔池ダムは石積式の5連のマルティプルアーチダム。マルティプルアーチダムとしては国内には他に2連の大倉ダムがあるのみ。大正15年から4年の歳月と延べ15万人の労力を投入して完成。設計指導は佐野藤次郎。米国で先端技術だったマルティプルアーチ方式を、日本で初めて適用。周囲の山あいの景観と調和し、中世のヨーロッパの古城を思わせる。
 建設後長期を経て老朽化が著しかったため、マルティプルアーチダムの基本形状と景観を大きく変更しないことを前提に、補修を実施。改修ではなく補修を、外観を変えないでという地元の人々の熱望に応えた。平成6年度に補修が完了。これは、補修後のダムを写した写真です。写真は、1,4,5,7〜11が平成8年、安河内孝氏撮影、3,12が平成7年、廣池透氏撮影。
下流からの全景。石積みを補修してそのまま残す。5連のアーチ、それを支える扶壁部(バットレス)がそそり立つ。中世のヨーロッパの古城を思わせる風格といわれる景観はそのままに。

上流からの全景。上流面は、コンクリートで覆い、漏水などに対処。下流からとは異なった印象の景観。ダム日本1995.3より。

緑に囲まれて。

アーチと扶壁。扶壁部にはサイホン式洪水吐が設けられており、放流水が白く見える。
近くから見るアーチと扶壁。石積みの重々しさがある。

サイホン式洪水吐の構造。ダム日本1994.9より。
右岸側から。

扶壁部と洪水吐。放流水が減勢池に落下。
10
近くから扶壁部にある洪水吐

減勢池
11 12
満水状態。中央やや左に堤頂が見える。

満々と水を湛える。堤頂が自然調節方式の洪水吐きになっていて、アーチ部を越流する。
(平成15年6月作成)


→ ダム便覧の説明
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