当ダムは、地元に愛され何時(いつ)行っても誰かが来ている。初めての見学者の第一声は、「これダムなの?ヨーロッパのお城みたい」である。
このダムの最大の特徴は、中央部が5個のアーチと6個の扶壁(バットレス)からなる五連式マルティプルアーチ式である。このタイプは宮城県に二連式の大倉ダムがあるのみで、五連式は当ダムのみである。
「豊稔池改修事業竣工記念誌(豊稔池土地改良区)」を見ると、当初は重力式で計画されていたが、基礎掘削中に断層があり、それにより設計変更を行い、現在の形状となった。
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『ゆる抜き(放水)』の時は特に多くの見物客で賑わう。 |
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