全項目表
 
ダム番号:563
 
川俣ダム [栃木県](かわまた)



ダム写真

(撮影:安河内孝)
041371 ふむふむ
026203 灰エース
026208 灰エース
040596 ぽこ
127053 KAキ
127390 日本ダム協会
026230 灰エース
125851 安河内孝
D-shot contest 入賞作品   →ダム便覧トップ写真   →ダム動画   →フォト・アーカイブス [ 提供者順 / 登録日順 ]
どんなダム
 
アーチダムとしては日本一縦長のダム
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堤頂長131mに対し、堤高が117mもある。堤高堤頂長比が0.89。これはアーチダムとしては日本一、既設のコンクリートダムとしても日本で3番目。
すぐ下流は瀬戸合峡
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下流の瀬戸合峡は、川俣湖から流れ出た鬼怒川がつくる美しい渓谷。川の両岸には100mにも及ぶ岩壁が屏風のようにそそり立つ。コバルトブルーの湖水をたたえる川俣湖と、瀬戸合峡の断崖絶壁の渓谷美との対比が素晴らしい。
[写真](撮影:KAキ)
清流を回復
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ダム下流の清流の回復を目的に進められいた「川俣ダム水環境改善事業」が平成16年4月に完成。毎秒0・453立方メートルの放流が可能になった。事業の一環として新つり橋「瀬戸合峡 渡らっしゃい吊橋」も、景勝地・瀬戸合峡に整備され、オープン。
[写真]瀬戸合峡 渡らっしゃい吊橋(撮影:KAキ)
副ダムもアーチ
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「瀬戸合峡渡らっしゃい吊橋」から遙か下を望むと、副ダムが見える。その副ダムもアーチダム
釣りのメッカ
___ ダム湖は川俣湖。川俣湖は釣りのメッカとして知られる。岩魚、ヤマメ、コイ、マス釣りやボート遊びが楽しめる。湖畔には遊歩道。
川俣湖温泉ができた
___ 川俣湖温泉のある川俣集落は川俣ダムの建設にともない、この地に移転。1990年に温泉が発見された。湖畔の新しい温泉で、上流の川俣温泉とは異なる。ダム湖の名を持つ温泉。
シリーズ ダム百選 投票から
第 14 回  『 管理している方が親切なダム 』
■ 管理所の方ですが、私が運転していたレンタカーのタイヤがパンクしているのを指摘して下さったうえに、スペアタイヤへの交換を手伝ってくれました。(私が不慣れだったこともあり、殆ど全部やって下さいました。) (HAL)

第 18 回  『 ○○に感動したダム 』
■ 橋の架かる瀬戸合峡の深い渓谷や、山を覆う鮮やかな紅葉をダムから一望したとき、目の前に広がる景色がとてもカラフルで何とも気持ちの良い眺めでした。
空広いなぁとしみじみ感動したのをよく覚えています。 (ハルオ)

テーマページ 第3回 D-shot contest 〜こんな写真も〜
ダムマイスター研修会「湯西川ダム・川俣ダム見学」の様子
カスリーン台風の猛威−利根川決壊口に挑む−
第2回 D-shot contest 〜こんな写真も〜
ダム日和 動画集
ダムインタビュー(75) 柴田 功さんに聞く 「技術者の理想像は“Cool Head Warm Heart”であれ」
ダムの書誌あれこれ(61) 〜鬼怒川のダム (上)(五十里・川俣)〜
「理の塔、技の塔」 〜私説・戦後日本ダム建設の理論と実践〜 (6) アメリカに追いつけ、追い越せ!戦後のダム技術開発
このごろ 川治ダムにもあった三弦橋
鬼怒川上流4ダム見学会
鬼怒川上流4ダムでスタンプラリーが始まりました
左岸所在 栃木県日光市川俣  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯36度52分41秒,東経139度31分13秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  土呂部(6km)  黒部(8km)  三河沢(9km)

河川 利根川水系鬼怒川
目的/型式 FNP/アーチ
堤高/堤頂長/堤体積 117m/131m/147千m3
流域面積/湛水面積 179.4km2 ( 全て直接流域 ) /259ha
総貯水容量/有効貯水容量 87600千m3/73100千m3
ダム事業者 関東地方建設局
本体施工者 鹿島建設
着手/竣工 1957/1966
ダム湖名 川俣湖 (かわまたこ)
ランダム情報 【ダムにいる鳥】国土交通省「河川水辺の国勢調査」(2000)
カイツブリ、ミミカイツブリ、ダイサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、ヨシガモ、カワアイサ、ハチクマ、トビ、オジロワシ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、クマタカ、キジバト、アオバト、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、フクロウ、ヨタカ、ハリオアマツバメ、アマツバメ、ヤマセミ、アカショウビン、カワセミ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、イワヒバリ、カヤクグリ、コマドリ、ノゴマ、コルリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ノビタキ、トラツグミ、クロツグミ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ヤブサメ、ウグイス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キクイタダキ、キビタキ、オオルリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、シメ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
【ダムカード配布情報】2021.8.1現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver2.0
○川俣ダム管理支所 9:00〜16:00(土・日・祝日を含む)管理支所玄関のインタ-ホンを押してください。※冬期(11月下旬〜4月下旬予定)は、積雪のため閉鎖しており、ダムカ-ドは配布しておりません。詳細は、鬼怒川ダム統合管理事務所ホ-ムペ-ジをご確認下さい。
ダムカード画像コレクション
川俣ダム Ver.1.0 (2007.07)
川俣ダム Ver.2.0 (2012.10)
[協力:安部塁]
川俣ダム [栃木デスティネーションキャンペーン] Ver.DC
[協力:richika]
川俣ダム [完成50周年記念]
川俣ダム 節水にご協力を!! [平成28年度渇水]
川俣ダム 節水にご協力を!! [平成29年度渇水]
道の駅湯西川 [川俣ダム] Ver.1.0 (2010.12)
リンク DAM Photographer・いよいよ最後・・・
DAM Photographer・ゲート室・・・
DAM Photographer・また管理所・・・
Dam's room・川俣ダム
damsite・ダムデータ
Damstyle・川俣ダム
kazu_ma’s WALKING-DIARY・川俣ダム
THE SIDE WAY・川俣ダム
ウィキペディア・川俣ダム
おぼえがき・川俣(かわまた)ダム
ダムどら・川俣ダム()
ダムどら・川俣ダム
ダムペディア・川俣ダム
ダムマニア・川俣ダム
ダム好きさん【川俣ダム】
ダム浪漫−川俣ダム
関東ダム31か所巡り
水力ドットコム・栗山発電所
水力ドットコム・川俣発電所
雀の社会科見学帖・川俣ダム 見学再び その1
雀の社会科見学帖・川俣ダム見学 その1
川俣湖温泉
関連書籍 ■土木学会 『川俣アーチダム工事報告』 土木学会 1965
■建設省川俣ダム工事事務所 『川俣ダム工事誌』 建設省川俣ダム工事事務所 1966
諸元等データの変遷 【06最終→07当初】左岸所在地[塩谷郡栗山村大字川俣字鬼怒泊→日光市川俣] 河川名[鬼怒川→黒森川]
【07当初→07最終】河川名[黒森川→鬼怒川]

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ダムマイスター研修会「湯西川ダム・川俣ダム見学」の様子

 平成23年12月3日(土)に、ダム協会主催で、ダムマイスター研修会「湯西川ダム・川俣ダム見学」が実施された。参加者は、ダム協会からの2名を含んで17名。湯西川ダムは現在本体工事がほぼ終わり、11月30日に試験湛水が始まったばかりの状況で、現地では、工事を実施している鹿島・清水特定建設工事共同企業体の湯西川ダム作業所に、また川俣ダムでは、国土交通省の川俣ダム管理支所にご案内を頂き、充実した見学をさせて頂いた。以下に、その様子を紹介する。
◆ 川俣ダムの見学

 川俣ダムは、堤高117m、堤頂長131mのアーチダム。昭和41年に完成。切り立った峡谷にある姿の美しいアーチダムで、下流は瀬戸合峡と呼ばれる景勝地。直下流に、「渡らっしゃい吊橋」が整備され、そこからアーチダム下流面が間近に望める。

 川俣ダムでは、既存ゲートの老朽化等のため順次ゲートの改良を実施してきているが、現在クレストゲートの改良工事を実施中。6門のクレストゲートのうち中程の2門は工事完了、残る4門が工事中。

 昼食をとった道の駅湯西川から、各自車で川俣ダムに移動。午前の湯西川ダムは雨だったので、天候が気になったが、川俣ダムに着く頃には雨もやみ、何と雲間に青空さえ見える。

 ダムでは、管理支所の支所長が中心となって案内をしてくれた。事前に詳細な見学スケジュールを作って頂いていたが、なにしろ盛りだくさん、時間が足りるかどうか心配だった。参加者からは、「渡らっしゃい吊橋」は時間がかかるし、行ったこともあるので、天端キャットウォークを中心にしてほしいとの声があったので、現地に着くとすぐに支所長に相談。キャットウォーク・天端をまず見学し、吊橋は行きたい人だけ、となった。吊橋に行ったことがない人、と聞いてみると、ほとんどの人がいったことがあって、ないのは3人?のみ。さすがダムマニア。結局、吊り橋に行ったのはわずか数人。




雨がやんで良かった。湖面も穏やか。

クレーンが浮かんでいるが、ゲートの改良工事のためのクレーン。アーチダムで、堤体が薄いため、天端にクレーンを置くスペースがとれない。そのため、湖面にクレーンを浮かべて対処。



アーチダム下流面。堤高117m。

中段(コンジット)に主放流設備の建屋が二つ見えるが、後ほどそこを見学する。



支所長に説明に聞き入る。



先に降りたグループが、キャットウォークを歩いているのが見える。あの高さまで、天端の高さからエレベーターで下りることになる。



エレベータを降り、キャットウォークへ。中段にあるので、上も下も、高い。



下を覗くと、遙か下に水面が。



左側に長く見えるのがエレベータ。アーチダムなので、エレベータが堤体内ではなく、下流面外付け。一番上の所から下りてきた。



主放流設備建屋の間から上を望む。高い!



巨大な壁だ。この巨大さは、行ってみないと分からない。これを造るのは大変だったろう。昭和41年3月完成。



下流には「渡らっしゃい吊橋」。月が出ていた。



エレベータは狭い。



天端を見学。クレストゲート6門のうち中央の2門はもう改良工事が終わっている。できあがった新しい機械室。



天端見学中に、希望者は吊橋へ。行ったのは数人のみ。

やがてだいぶ日も暮れてきて、見学は終了。
 ・・・→ 全文はこちら
(2011年12月作成)


→ ダム便覧の説明
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