どんなダムキーワード検索:水質保全


阿木川
(あぎがわ)
岐阜県
水質保全に力を入れる
ダム湖の上流端に3ケ所の貯留ダムを設置。汚濁の元になる粒子性栄養塩は沈降除去。ダム湖に流下する栄養塩を含む水はパイプラインによりバイパスさせ、選択取水塔付近で希釈し、貯水池での滞留を防止。バイパスにより富栄養化を防止することは、国内のダムでは初めてだったという。また、深層曝気設備により深層に酸素を供給し、有機物の分解を促進。噴水には、プランクトン発生を抑制する効果も。

(あさひ)
奈良県
バイパスにより排砂
ダム建設後、流域の崩壊地の拡大で何ヶ月にも及ぶ濁水長期化現象や、当初の予想を上回るダム堆砂が進行。このため、出水時にダム湖上流からの砂をバイパスによりダム下流に排砂。1998年から実施。ダムへの堆砂量が激減し、また下流の濁りが長期化しなくなったという。排砂バイパスによる堆砂対策の最初の事例。また、濁水バイパスの先駆的事例。1999年度土木学会技術賞を受賞。
市房
(いちふさ)
熊本県
大噴水が
ダム湖には高さ約80メートルの大噴水が。2003年9月7日運転開始。水質改善を目的に、観光客の目も楽しませる
岩瀬
(いわせ)
宮崎県
湖面上のいかだで野菜栽培
アオコの原因の窒素やリンを吸収する「野菜いかだ」を湖面上に浮かべ、水質浄化の実験。2003年7月、木製いかだ10基を製作、アサガオ科の中国野菜「空心菜(くうしんさい)」の種をまいた。
浦山
(うらやま)
埼玉県
清水バイパスを整備
洪水後の濁水放流の長期化を軽減し、河川環境を改善することを目的に、洪水後にダム湖上流端付近できれいな水を取水し、ダム湖をバイパスさせて放流設備につなぎ、ダム下流へ放流するための「清水バイパス」が整備された。平成16年11月16日に着工式が、平成19年5月8日に竣工式があった。
釜房
(かまふさ)
宮城県
河川の汚濁対策のさきがけ
仙台市近郊のダムであったため、河川の汚濁対策に取り組む。今日ではどこでも実施されているが、骨材洗浄汚染水の処理を積極的に行う。河川汚濁対策のさきがけとなった。
釜房
(かまふさ)
宮城県
カビ臭対策に取り組む
ダム湖に植物プランクトンが異常発生し、、水がかび臭くなったため、対策に取り組む。84年から、間欠式空気揚水筒(曝気式循環装置)を湖の底に設置し、コンプレッサーで空気を送り込む水質保全対策を開始。03年度からは新カビ臭防止対策に着手し、順次施設の整備・運用を行っている。
草木
(くさき)
群馬県
プランクトンの発生防止
ダムの上流には、かつて足尾銅山があり、公害が発生したが、今は閉山し、重金属の流出問題はない。水質については、昭和59年、フォルミディウムという植物プランクトンが貯水池内に異常発生し、桐生市で水道水に異臭味が生じた。このため、散気管式浅層循環装置により表層と中層の水を循環させることによって植物プランクトンの増殖を防止。
倉敷(再)
(くらしき)
沖縄県
噴水がプランクトンの増殖を抑制
貯水池の中央に立つ噴水は、打ち上げ高さ約26m。直径約40mに散水して、水質悪化の原因となるプランクトンの増殖を抑制するという。
四十四田
(しじゅうしだ)
岩手県
酸性水対策を実施
上流から酸性の強い松尾鉱山の坑内水が流れ込み、北上川は長年魚も住めない川だった。このため、ゲート関係にステンレス材を使用する等の対策が取られた。現在では、中和処理によって北上川に清流が戻っている。
七ヶ宿
(しちかしゅく)
宮城県
高さ80mの大噴水
高さ80mの大噴水がある。景観上の役割も果たしているが、主には水質保全設備。平成16年9月に補修工事が終わり、冬場を除いて4月から11月に運転されている。
品木
(しなき)
群馬県
強酸性を石灰で中和
吾妻川は、草津白根山に起因する酸性河川によって魚も棲まない「死の川」と呼ばれてきた。草津温泉方面から流入する湯川の強酸性の水に草津中和工場で石灰を混ぜて中和。湯川はダム湖に流入するが、ダム湖は、中和のために投入された石灰と酸との化学反応の結果発生する中和化合物を収容し、湖内をゆっくり水が流れることによって中和反応を促進する機能を持つ。吾妻川は、魚が生息する川に生まれ変わった。
田瀬
(たせ)
岩手県
アオコ対策を実施
アオコの発生を抑制するためダム湖の3箇所にばっ気装置を設けて空気を湖中に送ることで水を循環・撹拌させている。これに必要な圧縮空気は、維持放流水のエネルギーを利用した2台の水力コンプレッサによって造り出されている。電力を介さずに直接圧縮空気を造り出すという珍しいシステム。
玉川
(たまがわ)
秋田県
酸性水を中和処理
酸性河川として知られる玉川の水をを中和するため、上流に中和処理施設を整備。本格的酸性水対策を実施。
野村
(のむら)
愛媛県
中国野菜「エンツァイ」の水面栽培実験
ダム湖の水質の浄化を図るため、平成16年度から、中国野菜「エンツァイ」の水面栽培実験を実施。

(はちす)
三重県
噴水がある
噴水は、表層曝気循環装置と呼ぶ。ダム湖の水を噴水状にして空中に噴き上げることで、景観をよくするだけでなく、淡水赤潮の原因となる植物プランクトンを抑制。水質改善にも役立つ。
八田原
(はったばら)
広島県
水質保全に力を入れる
上流域の定住人口約2万人、農地約3300ha、畜産約2万頭などにより相当の流入負荷。貯水池の富栄養化を抑えアオコ等の植物プランクトンの異常発生を抑制するには水質保全対策が必須。湖内対策として表層水循環噴水装置と躍層低下循環装置(曝気式循環装置)、流入河川水対策として水質浄化施設、植生浄化施設、放流水対策として礫間接触酸化施設を整備。
羽地
(はねじ)
沖縄県
赤土等流出防止条例の適用第1号
沖縄県の赤土等流出防止条例の適用第1号。沈砂池や濁水処理設備の設置など種々の赤土流出防止策を実施。
一庫
(ひとくら)
兵庫県
公団ダムで初めて深層暴気装置を導入
1983年、84年にダム下流で異臭が発生。原因は硫化水素。貯水池の低層部の嫌気化によって硫化水素が発生し、洪水吐きからダム下流に放流されたため。このため水資源開発公団ダムでは初めての深層暴気装置を導入し、低層部の嫌気化を防止。その後、硫化水素の発生はないという。
三春
(みはる)
福島県
植物プランクトンの増殖を総合的に抑制
植物プランクトンの増殖を抑制する総合的な水質保全対策を実施。全国のダムで初めてだという。川からダム湖に流入する栄養を減らすため上流に前貯水池を設けて栄養を沈下させ、バイパス水路により流入水をダム湖に入れずに直接ダム下流に放出。ダム湖内では空気を水中から吹き上げることによって水の上下循環を起こし、植物プランクトンを深層に送り光を遮断、増殖を抑制。深層に空気を送り有機物の分解による栄養の浮上を防止。
三春
(みはる)
福島県
ビオトープや浮島
生態系に配慮した新たな水質浄化手法の研究にも取り組む。ビオトープや人工浮島も。
弥栄
(やさか)
広島県
噴水式の水質保全装置
貯水池の中央付近に噴水式の水質保全装置を設置。中国地方のダムでは初の試み。散水に伴う太陽光線の遮断、表層水温の低下などによりプランクトンの増殖の抑制に寄与。弥栄湖の新たな景観にも。