ダムマニア展の20日(日)の夜のトークライブは女性のマニアによるトークライブでした。 ダムマニア黎明期のころから女性のマニアの方も数名いらっしゃいましたが、ここ数年で女性のダムマニアの方もずいぶん増えました。 むしろ女性の方がアグレッシブにダム巡りをされているような気もします。
真剣な表情で、準備中
そして始まって、やや緊張気味 そんな女性のマニアたちのトークのテーマは「私が愛したダム」。 スライドにはパステルカラーやらハートマークが点在して、これまでのダムトークライブとは打って変わって、何とも見ていて強烈な違和感と恥ずかしさを感じました。例えるなら、自分が渋谷109(行ったことないですが)に入ってしまったかのような感覚です。
渋谷109でダム展がやれないだろうか? しかしダムの話が始まると彼女たちは普通にダムの魅力、思いを語りました。 饒舌な語り口でダムを語る姿は私たちと同じですが使われる語彙、表現の仕方は男性とはどことなく違い、女性の口から出される「かっこいい」の一言も私たち男性とはどことなく雰囲気も変わってきます。
ある方は特定のダムが好きすぎてなぜ好きなのか語ることができない、本当に好きなことに対して語る言葉は見つからないと、これは大いに共感できました。 ダムに行ってもダムを見ることができない、立ち入り禁止と分かっていてもダムが見えそうな行けるところまで行く、こういう経験は誰しもダムを愛していればこその行動かと思います。 どれもダムへの一途な思いから生まれる言葉、本能的に浮気性な男性とは「ダムを愛する」ことの意味も違うのではないかと考えさせられました。
写真についても語る場面があり、本当に人それぞれの思い入れがありました。ダムを写真で撮るのが好きな方は、腕は無くとも「愛情」で写真を撮っていると。自分撮りでダムを背景に写真に収めるのが好きな方は、ダムを背景にすると自然と良い表情になることに気が付いたと。写真にこだわりはなく、カメラを持たずにダムに行くこともあるが、心のハードディスクに収めるという。カメラは必ず持参するが、いくら撮っても撮ってもきりがないという。 彼女たちにはそれぞれのダムへの愛し方があるものだと聞いていて感心しました。
ダムのように包容力のある男性については、という題で盛り上がる場面も、ありました。 もしいたら惚れるでしょうけど、そんな男性は非現実的だという現実的なご意見も。 男性の私から言わせていただくと、ごもっともで、おっしゃる然りです。 私も包容力でダムには勝てないでしょうし、恋敵がダムならば敗れても悔いはないです。 今後も彼女たちがダムをどう愛し、ダムをどう語るのか一人の男性として注目したいと思います。
観客も最後まで
記念撮影はにこやかに (写真撮影:(財)日本ダム協会)
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