《このごろ》
ダムマニア展レポート(10)〜展示:ダムグッズ

→ 「このごろ」一覧   → 「このごろ」目次
 
 2011年11月19-25に相模湖交流センターで開催されたダムマニア展では、1階のギャラリーで様々な展示があったが、その一部としてダムグッズが展示されていた。主にダムマニアのコレクションで、展示テーブルの上にぎっしりと並んでいた。他に、貴重なものだろうか、展示ケースの中に収まっているものもあった。なかから、気になったものをいくつか紹介する。


 ダムからもらったと思われる品がいくつか展示されていた。これは、操作卓表示ランプ。かつて真名川ダムで使われていたもののようだ。


 クレストゲート水密ゴム。ゲートの改修のために新しいものと交換され、不要になったものと思われる。どこのダムのものなのだろうか。


 これは田瀬ダムのコンジットゲートの部品。老朽化で交換される際、もらい受けたもの。琉さんの出品。管理所作成と思われる説明書と古い図面が一緒に展示してあった。コンジットゲートは昭和29年に完成したが、このタイプのゲートは当時日本にはなく、アメリカから輸入された。展示のものは、ゲートのつりロッドのパッキン押さえだという。ゲートはアメリカのオハイオ州の会社が製作したのものなので、これもそうだろう。




 これを見たとき最初なんだかわからなかった。よく見ると、手作りのダム模型。粘土で作ったものだろうか。いくつかあって、右側の大きいものは笹流ダムだと一目でわかる。個人で手に入るダムの模型はなかなかない。それなら自分で作ろうと言うことだろう。萩原さんの出品。


 手作りと言えば、ふかちゃんによる「オリジナルダムカード」。何と900枚のダムカードを自分で作ってしまった。それが展示してあったが、壮観。1000以上のダムを巡ったダムマニアだからこそできる。




 ダムマニアが収集したダムのパンフレット、書籍、資料類もたくさん展示してあった。その中から、これは古い「ダム年鑑」。1961年版。ダム年鑑は初版が1960年版だから、これは次の年のもの。ダム協会にも1冊しかない貴重なもの。Dam master さんのコレクション。Dam master さんは、このほかにも古い書籍類を多数出展していた。貴重なものばかりなので、ケースに入れて展示されていた。



 驚いたことに、「ゲート総覧」もあった。U巻、V巻、W巻が展示されていた。ゲート総覧は、見ての通り分厚い本で、内容も充実しているが、その価格はとても個人が変えるようなものではないように思うが、これをダムマニアが所有しているのには驚く。萩原さんの出展。


(2012.1.19、Jny)
【 関連する 「このごろ」「テーマページ」】

 (自作・手作り)
  [こ] 「ダムのお土産用提灯」が完成
  [こ] 「ダムのお土産用提灯」第二弾
  [こ] 特別インタビュー:takaneさんが本を製作 〜「ダム紙幣」概論 〜
  [こ] 手作りダム本
  [こ] 私的に勝手に山陰堰堤四十八箇所巡礼


 (ダムマニア展)
  [こ] ダムマニア展レポート(1)〜ガールズトーク「私が愛したダム」
  [こ] ダムマニア展レポート(2)〜トークライブ「基礎知識と魅力」
  [こ] ダムマニア展レポート(3)〜トークライブ「台湾のダム」
  [こ] ダムマニア展レポート(4)〜全体を概観
  [こ] ダムマニア展レポート(5)〜ダムマニアもここまで来た
  [こ] ダムマニア展レポート(6)〜トークライブ「ダム協会ってどんなとこ:ダム便覧」
  [こ] ダムマニア展レポート(7)〜トークライブ「ダムカード誕生秘話」
  [こ] ダムマニア展レポート(8)〜グッズの販売とダムカレー
  [こ] ダムマニア展レポート(9)〜展示:写真
  [こ] ダムマニア展レポート(11)〜展示:ダムの日本画
  [こ] 第2回ダムマニア展が開催される
  [こ] 第2回ダムマニア展で日本初のダムの彫刻
  [こ] 第3回ダムマニア展に行ってきた
ご意見、ご感想などがございましたら、 までお願いします。