2015年8月4日から16日まで、相模湖交流センターで「第3回ダムマニア展」が行われた。今回も萩原雅紀さんのプロデュース。訪れたのは平日だったので、土日に行われるダムトークライブなどのイベントは見られず、展示のみだが、それだけゆったりと見学出来た。ダムマニア展も3回目になる。基本的な構成は変わりが無いようだが、多少派手になったのかなとの感じもする。
相模湖交流センターは神奈川県立の施設で、展示やイベントなどが開催できる立派な施設。管理自体は民間の会社に包括的に委託されているようである。入り口を入って左側にあるアートギャラリーが展示会場。アートギャララリーに入ると正面にポスター。順路が左回りに設定されているが、何となく目立つ方向に足が向き、逆の右回りに回ってしまった。
入り口を入ってすぐ右が物販コーナー。マニアパレルによるダムグッズとダムの書籍を売っている。人気はダムカードホルダー。新オリジナルグッズとあるので、今回のために開発されたグッズなのだろうか。
人気のダムカードホルダー
新オリジナルグッズ
目を引く発電用アルミボトル 各地のダムカレーのサンプルが並んでいた。いろんなダムカレーがあることがヴィジュアルに良くわかって、おもしろかった。結構デラックスなダムカレーがあるんだ! 値段が分からないのが残念。食べられないから当然味も分からないが。
だいぶデラックス
これもデラックス Damkichi(吉)さんによる「だむ吉川ダムをつくっています」という展示があった。ダムカードまで出来ている。「トミカ」を使ってダム工事現場を再現。このようなものは初めて見たように思う。これだけ集めるのも大変だが、ここにセットするのはひどく大変だっただろう。
「四国のダムに行こう」という展示。しょさんによるもの。しょさんは四国のダムをすべて回ったのだろう。これだけの写真を撮っているのだし。
その他たくさんの展示があった。雰囲気だけですが、写真でどうぞ。
国交省の八ッ場ダム工事事務所が出展していた。本体の掘削岩と原石山の掘削岩を展示。それから、旧吾妻線のレールが置いてあった。これは触っても大丈夫!
本体の掘削岩
旧吾妻線のレール
一通り展示を見て、ちょうど昼時になったので、昼食はやはり相模湖ダムカレー。2階の喫茶レストラン青林檎へ。食事のメニューを見ると日替わりランチとダムカレー(そして小さくカレーライスと)で、ともに500円。安い! ダムカレーの堤体は重力式にしてはやや薄い。
カレーを食べていると、店の方がわざわざ来てくれて、話をしてくれた。小さな魚が入っているが、ワカサギをイメージしたものらしい。湖面に浮いている3本の黄色っぽいものは、流木をイメージしたもので、店の方によれば、相模湖と言えば流木が思い浮かぶのだと。ポテトでできている。
作り方を聞いて、びっくり。元は、アルミの型を使っていた。ただこれだとご飯を型に入れるのが手間がかかるので、今は手作りの紙でやっているとのこと。こちらの方がずっと早いし、握り具合で堤体の厚さを調節できる。大幅な技術革新があった! 低価格を実現した一つの要因かも知れない。
低価格と言っても、ルー自体も毎日じっくり作っている。中に細かく切った野菜が入っており、ヘルシー感のあるすっきり味。なかなかおいしい。
このあと、せっかくなので、相模ダムまで行く。以前は、工事中で天端立ち入り禁止だったが、今は天端も立ち入れる。展示を見て、ダムを見て、電車で簡単に日帰りができる、イベントにはもってこいの場所。ダムマニア展は来年以降も是非続けてほしい。
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