昭和42年8月28日、数日前から本州に停滞していた前線の活動がピークに達し、山形県置賜地方、新潟県下越地方に記録的な豪雨をもたらし、8月26日〜30日にかけて総雨量は多いところで700mmを越えた。この豪雨により、荒川流域沿いの山形県小国町、新潟県関川村、神林村、荒川町に対し、多大な被害を及ぼした。この水害を羽越水害という。荒川流域の被害は、死者行方不明者90名、浸水面積5875ha、全壊・流失家屋1056戸、半壊・床上浸水8081戸、床下浸水1958戸、被害額225億円に達した。
この羽越水害を契機として、横川ダムは荒川上流域の山形県西置賜郡小国町大字綱木箱口に平成20年3月に完成の予定で建設が進んでいる。 横川ダムに関する書として、横川ダム工事事務所監修『ふるさとへの想ひ市野々・下叶水』(北陸建設弘済会坂町支所・平成13年)が発行された。
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『ふるさとへの想ひ市野々・下叶水』 |
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