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Let's visit a historical dam 
file.09 
小渕防災溜池 「ロックフィル暦、最長!」

by  『サラリーマンの休日「ちょっと行ってくる」』 zinzin

所在地: 岐阜県可児市可児町久々利
竣工年: 1951年
目的: 洪水調節


岐阜県可児市の山の中、自動車専用道路が横断する古いロックフィルダムがあります。





日本初のロックフィルダムとして、
岩手県の石淵ダムと紹介されていることが多いのですが、
竣工したのは小渕ダムが先、昭和27年。

一番長く働いているのは小渕ダムとなります。




堤高:20.5m、堤頂長:53m。

コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム”というあまり事例の無い方式。
要約すると、“石を積んで、水が溜まる方にコンクリートを貼ったダム“という事。

最近のロックフィルダムの構造は、フィルター層、コア層、ロックフィル層と複雑です。
小渕ダムは堤体の殆どが石。貯水側にコンクリート。




こちらは下流側。
夏場は草木が生い茂り、
全体が良く見えないのですが、
冬になると、このように綺麗さっぱりします。

写真中央の階段は柵があり、降りられませんが、
下流側からは容易に近づけます。




こちらが、ダム湖側。

コンクリートが施工され、溜めた水をブロックしています。




小渕ダムの洪水吐は自由越流式。天然の岩場を削って造られたようです。

若干湾曲させているのは放流量を増やしたいのだと思われます。




洪水吐きの水は山を回りこんで、この小川から出てきます。

普段は別の川の水が流れていました。




取水塔は改修されて新しいものになっていました。

取水された水は、ダム下流の用水路に流れていきます。




ダム下部には、小さな調整池(?)がありました。

ダムの水が直接入ることは無いこの池、用途が分かりません。

取水部分など、あちこち改修されていますので、以前はなんらかの用途に使われていたのかもしれませんね。




小渕ダムのダム湖には昔使われていた氷田の遺構がありました。

その他、公園や釣りなどレクリエーションもあり、訪れる人たちの憩いの場所にもなっています。




夏場は全容が分からないほどに
藪などで覆われてしまいますので、
もし見学されるのであれば、冬場が良いでしょう。

但し、昔氷田が有ったぐらいですから、
寒さ対策は必要です。
山奥にある、小渕ダム。

ロックフィルダムとして、一番早くから働いている。小さなダム。
越流が美しいとか、容姿が素晴らしいとか、そういったセールスポイントはありません。

しかし、長い間、大水から田畑を守り、人々の暮らしを守ってきた実績はあります。

[関連ダム]  小渕防災溜池
(平成22年2月作成)
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