どんなダムキーワード検索:リサイクル・ゼロエミッション


池田
(いけだ)
徳島県
流木を使った堆肥を配布
ダムに流れ込んだ流木を貯水池から引き揚げ、分別した後粉砕し、発酵材や肥料を混ぜ込んで堆肥化。平成13年8月から毎年、堆肥を無料配布。地域と密着したリサイクルとして、注目されている。
胆沢(再)
(いさわ)
岩手県
伐採木のリサイクルに取り組む
ダム建設伴い発生した伐採木を廃棄物とせず、現場内や地域で有効な資源として活用、リサイクルに取り組む。チップ化して緑を復元するための基盤材や舗装材として利用。また、公園や通学路に敷きつめるなど。伐採木から作られた消臭用木炭と木酢液が、胆沢ダム学習館で来館者に無料配布。
大石
(おおいし)
新潟県
流木をチップ化しカブトムシの繁殖を図る
ダム湖にたまる小さな流木を、チップに加工して、カブトムシの自然繁殖の環境作りに2003年から乗り出し、流木のリサイクルを目指す。ダム近くのオートキャンプ村の昆虫ゾーンの一角に、チップを約50センチの厚さに敷き詰めた。カブトムシの幼虫が、チップを食べながら成長するという。
沖田
(おきた)
宮崎県
建設汚泥の再利用でコスト縮減
コンクリート打設面処理などによって発生する建設汚泥を現場で移動式処理機により処理し、現場内の埋め戻し材として再利用。処理費だけで見れば約40%のコスト縮減になったという。
奥三面
(おくみおもて)
新潟県
立木をチップ化しパルプ材などに有効活用
貯水池内の立木をチップ化して、根幹部(50%)はパルプ材として、枝葉部(50%)は法面緑化基盤材料として、有効活用。加工時に「腐熟促進剤」を添加することにより加工期間を大幅短縮する新技術を導入。
小倉
(おぐら)
新潟県
建設汚泥のリサイクルで斜面緑化
建設汚泥を処理し、土壌改良材、活性鶏糞、さらに草木類の種子を混合し、斜面に吹き付けて緑化に使用。
嘉瀬川
(かせがわ)
佐賀県
伐採木をリサイクル
付替道路改良工事により発生する伐採木等をチップ化し、法面植生工の生育基盤材として活用。リサイクルを推進し、コスト縮減と環境保全の効果。従来の厚層基材吹付工に比べ、約28%のコスト縮減があったという。
草木
(くさき)
群馬県
流木をうまく活用
平成15年から、日を決めて、ダムで陸揚げした流木を無料配布。流木処理とリサイクルを狙う。予想外の人気とか。また、平成16年には「流木アートコンテスト」を実施。約110点の力作がそろった。
九谷
(くたに)
石川県
脱水ケーキを有効利用
骨材プラントから発生する脱水ケーキはリサイクルプラントを設けてセメント、生石灰を混ぜ、公園盛土材、林道舗装材などとして有効利用。
上津浦
(こうつうら)
熊本県
伐採材をリサイクル
ダム建設に当たって、急傾斜ベルトコンベアーを採用してできるだけ周辺の伐採面積を減らし、伐採材はチップ化して現場の緑化基盤材としてリサイクル使用。自然環境の保全に配慮。
三国川
(さぐりがわ)
新潟県
うちの流木もらって下さい
ダム湖の「しゃくなげ湖」から揚げた流木を、自由に持ち帰っていい。また、チップ化したうえで希望者に無償配布。流木チップは堆肥や土壌改良材、樹木の下草押さえなどに利用できるという。
四川
(しかわ)
広島県
汚泥のリサイクル
本体コンクリート打設時の濁水処理によって発生する汚泥を処理し、盛り土として再利用。大量の建設汚泥リサイクルを行ったことなどが評価され、平成14年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰(国土交通大臣賞)を受賞。
苫田
(とまた)
岡山県
ゼロ・エミッション工事
5R活動を通じてゼロエミッションに取り組む。発生抑制(Reduce)、再利用(Reuse)、再生利用(Recycle)、搬入抑制(Refuse)、再生材購入(Return)。第1期工事が終了する平成14年3月末での産業廃棄物の再生利用率は99%、発生土については、場内および隣接他工区で100%転用。これにより、建設副産物全体でほぼ100%に近い再生利用率を達成。
富郷
(とみさと)
愛媛県
貯水池内流木などをリサイクル
三島市森林組合は、貯水池内流木や伐採立木をチップ化し、製紙工場の発電所の発電燃料などに有効活用。平成11年10月には「リサイクル推進協議会会長賞」を受賞。
長島
(ながしま)
静岡県
流木などを無料提供
ダム管理事務所はダム湖に漂着した流木と流木を加工したチップ材を無料提供。燃料や防草材、ガーデニング用として活用できるという。
中筋川
(なかすじがわ)
高知県
流木を堆肥化し有機肥料として再利用
洪水期にダムに流れ込んだ流木や葦などを堆肥化し、有機肥料として再利用。環境面の効果のほか、13%のコスト縮減になったという。

(はちす)
三重県
流木を再利用
流木を3ヶ所の集積場で引き上げ、木炭化するものと、チップ化するものとに分別。この内木炭化するものは製炭炉で焼かれ、木炭に。木炭は燃料として活用、チップは園芸用、国道植樹帯の肥料などとして、再利用。ともに無償で配布している。
羽地
(はねじ)
沖縄県
伐採材をチップ化して再利用
ダム建設のため伐採した樹木をチップ化。ダムの築堤材料を採取した原石山切土法面の植生基盤材として活用。平成13年度リサイクル推進功労者等表彰で国土交通大臣賞に。
日吉
(ひよし)
京都府
流木をたい肥、チップに加工して有効活用
平成14年には、日吉町森林組合と協力して、約四十立方メートルの流木をたい肥化。ダム周辺で開かれたイベントの訪問客や近隣の小学校などに無料配布。流木を粉砕したチップは、乾燥防止や雑草抑制などの効果。踏んだときの感触も柔らかい。ダム下流の公園内の遊歩道や植栽地に敷き詰める作業を進める。
笛吹
(ふえふき)
長崎県
伐採木を堆肥化して再利用
ダム建設工事により発生した杉、ひのきなどの伐採木をチップ化し、堆肥化して法面緑化の基盤材として再利用した。
柳瀬
(やなせ)
愛媛県
ダム湖の堆積土を田畑の土づくりに利用
伊予三島市はダム湖の堆積土を田畑の土づくりに役立てる客土活用事業を進めている。湖底3〜5メートルに積もっている土砂を渇水期の冬季、田畑に投入、土作りに活用。「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会」から平成14年度の表彰(国土交通大臣表彰)を受けた。
山田川
(やまだがわ)
広島県
ゼロエミッションを目指す
工事現場、事務所、宿舎から出る廃棄物の減量化、リサイクルに取り組む。「完全なるゼロエミッションへの挑戦」を掲げる。濁水の処理汚泥は水分を取り除いた後、固化剤を混ぜ、盛り土材に再生。ラスチック類、金属くずなど現場から発生する廃棄物は十六種類に、事務所や宿舎から出る廃棄物は十二種類に分別し、それぞれのリサイクルを得意とする中間処理会社、再資源化会社を開拓、引き取ってもらう。リデュース・リユース・リサイクル推進協議会主催の05年度3R推進功労者等表彰で国土交通大臣賞を受賞。