これは、あまりにも県として全国的に知名度が低い滋賀県民が、周りの県から見下されて最後の切り札といわんばかりに放つ鉄板ネタの言葉。大都市の近隣でよくありますね。
最近では 琵琶湖の水とめたろか〜 グッズまで売られています。
しかし、結論から言うと MotherLake 琵琶湖の水は止められません。
なぜなら、琵琶湖の水を止めてしまうと滋賀県が水没してしまうからです。
滋賀県を流れる主流の川119本程はどんな小さな川でも一級河川です。淀川水系になるからです。
そうして考えてみると、実は琵琶湖も河川扱いに。
琵琶湖には大小460本もの河川が流れこんでいますが、流出の河川は瀬田川(滋賀県)→宇治川(京都府)→淀川(大阪府)と名前を変えて流れて行き、やがて大阪湾へと注ぐ経路しかありません。
また河川以外には琵琶湖疎水とこのわずか2ルートしか流出経路がありません。
琵琶湖の集水域は水道用水として大阪府 京都府 兵庫県 滋賀県 奈良県 三重県の約1,400万人に利用されています。また、工業用水としても 大阪市 尼崎市 神戸市をはじめとする臨海工業地帯等に供給されています。
したがってその大事な経路瀬田川の瀬田川洗堰を止めるということは琵琶湖の水があふれて滋賀県が水没してしまうという自滅事に、本当は実際にそんなことできっこないのもみんな承知しています。
滋賀県における琵琶湖の占める面積は、意外にも約6分の1。見た目に半分と答える人が多いみたいです。
このようにまだまだ琵琶湖は有名ですが、滋賀県と結びつかなかったり、琵琶湖の大きさを知らなかったり、せっかく滋賀県に大きな琵琶湖があるのですからもっとアピール(自慢)していいと思うのです。
最近では自転車ブームで琵琶湖1周サイクリング『ビワイチ』も有名で、琵琶湖のあちこちでいろいろな関連施設もみられます。キャンプ(グランピング)もブームなので、琵琶湖の湖岸でたくさんのキャンプ施設が設けられています。
この母なる湖に注いでいる川の上流には、いくつかのダムがあります。
琵琶湖が大きい分、このダムも地味なのですがそれぞれに好い顔をもっています。
特徴的な洪水井吐きで有名な青土ダムなどは、唯一滋賀でも訪れる人の多い人気のダムです。
この淀川流域のダム写真展をこの夏に 企画しています。
皆さんの素敵な写真のご応募宜しくお願いします。
場所はウォーターステーション琵琶
募集期間は 6月1日(土)〜7月5日(金)
展示期間 8月3日(土)〜8月17日(土)午前中
応募先等 詳しいことは こちらのブログをご覧ください。
また、期間中夏休みとあって ダムうちわ体験 堰カレーキーホルダー体験等企画中。
琵琶湖に流入する河川の上流、下流にあるダムを 沢山の方に知っていただけますように。