これはおすすめです。土木写真家・西山芳一先生に伺って、昨日見に行ってきました。東京の恵比寿にある東京都写真美術館で開催されている写真展です。
「ランドスケープ 柴田敏雄展」 2008年12月13日(土)→2009年2月8日(日) ※12月29日(月)〜1月1日(木)は年末年始休館 東京都写真美術館 2F展示室 (東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレース内)
東京都写真美術館のサイトによると、「柴田敏雄は、東京芸術大学・同大学院修士課程終了後、ベルギーの王立アカデミー写真学科入学。留学を機に写真を撮り始め、帰国後の1980年代後半に、ダムやコンクリートに覆われた造成地など人工的に変容された風景を独特の視点で捉えた写真で注目されました。」とのこと。
外国で撮影したものを含め、74点の作品が展示され、その中にかなりの数のダムの写真が含まれています。ただ、先入観を与えたくないと言うことのようですが、作品の説明はいっさい掲示されていません。なので、ダムの写真であっても、見ただけではそうとは分からないような写真も多いですので、有料ですが音声ガイドを借りることをおすすめします。
なんでもない風景に美しさを見いだす「確かな目」と、それを形にする技術と、そんなものが、よくあるダムの写真とは一線を画した写真を生み出したのではないかと感じました。ダムの写真を撮ろうとする人には、必ず新鮮な発見があるでしょう。2月8日までやっています。足を運んではいかがでしょうか。
そういえば、『第6回(財)日本ダム協会ホームページ写真コンテスト [D-shot contest -6th-] 』の締め切りが1月末です。こちらの方も、お忘れなく。
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