《このごろ》
四万十川新聞「取水堰と言う名の憂鬱」

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 「四万十川のダム」の・・・なぜ?

四万十川の「本流」にはダムがない!しかし「ダム」の定義が「高さ15m以上の”水制構造物”」だと定義すれば…という前提があればこその話である!

四万十川には「高さ=8m」の発電用取水堰がある!その「ダムではないダム」の「水利権更新」について現在…「沈黙」がある!

まずはその「状況説明」に昔の・・・「四万十川新聞」をご覧下さい!

   四万十川、「名声とダム」の・・・・なぜ? 

 「水利権」の・・・なぜ?

元来・・・「川の土地と水」は「国」の持ち物であって、それを利用するには許可が必要だったことは「放置国家」でない以上当然である。

その許可も30年周期で「再申請」+「再検討」=「再許可」がなされて来たのも…
これまた当然である!

しかし四万十川では…2001年(平成13年)に二度目の更新許可がなされた際に、高知県知事から「今後、四万十川での更新期間は10年とする!」と条件が付けられて国へ上申された。

四万十川の流れは悠久だが…時代の流れが速くなったのである!
その「10年というローカル・ルール」の期限(2011)が3年後である!

とはいえ・・・即座に新知事が判を押すならば3年は長い・・・
しかし・・・「おんちゃん+おばちゃん」が議論するならば・・・3年は短い!

30年・・・10年・・・3年・・・人間とは・・・げに「時間を食う動物」である!

 「ダムの水面下」の・・・なぜ?

撤去派の理論

  @ 景観上好ましくない!
  A 他の水系への放流は好ましくない!
  B 動植物の生態系上好ましくない!
  C ・・・

継続派の理論

  @ 電力供給事情上の必要性
  A 既に安定している生態系の維持
  B 放流先の生活基盤安定
  C ・・・

Bで終わらないのが「長引く原因」なのだが…何事も「水面下」が…
つまり「見えないところが難しい」のが「ダム」の常のようである!

(2008.5.20、四万十太郎)
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