「四万十川の支流の支流のダム!」
四万十川河口わずか3km弱で合流する中筋川の上流の支流に「横瀬ダム」が計画されている!
昨今の事情から「ダム建設前」には色々の人が集まって議論しての上での決定だったのはもう10年近く前である!
その議論には「技術と安全」と「災害の歴史」が俎上に上げられた! それらを総合的に考えての「ゴーサイン」だった!
その中でも…二つの要因が結論を導いた事を記憶している。それは…
「ハードとソフト」
この川の縦断勾配は極端に緩やかである!しかし…配水能力があろうと無かろうと台風や豪雨はやってくる!その大量の水を海にまで運ぶには三つの選択肢がある!
@ 勾配をきつくして、短時間で配水する! A 河川断面を大きくして通水能力を大きくする! B 川へ流入する量と時間を調節する!
しかし…これらの可能性を追求すると・・・
@ 海の潮位より川の水位が低いから無理である! A 用地買収は非効率以前に無理である! B 防災調節池・ダム…唯一可能性がある!
これらは都会の「高速道路」と「時差出勤」の理屈と同じである!
一方ソフト面での課題は「災害」である。この沿線の集落の災害の歴史を聞くと… 過去の惨状を放置できないのは同じ市民として当然だった!
そんな議論の末に…「ダム必要」との結論を見つけたのである! そこには「地権者のエゴ」や「建設業者の後押し」は一切なかった…と信じている!
「四万十川にダムが?」
四万十川にダムは似合わない!…しかしそこに人が居る以上「必要」と判断した経過を覆すからには「代替理論」が必要である!その事は…山手線が遅延や欠便になったら「理由と同時に対応策」のアナウンスが必要なことと似ている!
都会では…「鳩」にやさしく「ミサゴ」には厳しいのかなあ?
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