どんなダムキーワード検索:遺産・文化財・・・
- 2 ページ -

[1] 2
千頭
(せんず)
静岡県
土木遺産
戦前に建設されたダムとしては堤高が高い。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
仙人谷
(せんにんだに)
富山県
シンメトリーな構造
岩盤上にダムが築かれている。左右対称でシンプル。小屋平ダムとうり二つだが、こちらの方がやや小さい。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
千本
(せんぼん)
島根県
登録有形文化財
大正時代に建設された水源地堰堤。堤体内部は粗石コンクリートを用い、表面は間知石の谷積。2003年に日本土木学会選奨土木遺産に指定され、2008年には登録有形文化財に登録された。
祖山
(そやま)
富山県
土木遺産
戦前では5番目に高いダムだという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
帝釈川(元)
(たいしゃくがわ)
広島県
元々のダムは大正13年完成、当時日本一の高いダムとも
元々のダムは大正9年に着工、大正13年に高さ56.4mで完成。粗石コンクリートを使用していた。その後、昭和6年に約6m嵩上げされ、高さは62.1mとなった。ここに掲載した諸元などはその嵩上げ時のもの。大正13年の完成当時、日本一の高いダムだったという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
帝釈川(再)
(たいしゃくがわ)
広島県
元々のダムは大正13年完成、当時日本一の高いダムとも
元々のダムは大正9年に着工、大正13年に高さ56.4mで完成。粗石コンクリートを使用していた。その後、昭和6年に約6m嵩上げされ、高さ62.1mとり、さらにリニューアルされた。大正13年の完成当時、日本一の高いダムだったという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
立岩
(たていわ)
広島県
戦前で7番目に高い
戦前では7番目に高いダムだという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
千歳第三
(ちとせだいさん)
北海道
近代土木遺産
「千歳第三発電所・ダム」が土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。発電所とダムが一体化していて、石張ダムと煉瓦発電所の組合せは珍しいという。
千歳第四
(ちとせだいよん)
北海道
近代土木遺産
「千歳第四発電所・ダム」が土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。発電所とダムが一体化していて、石張ダムと煉瓦発電所の組合せは珍しいという。
塚原
(つかばる)
宮崎県
日本初の近代的な機械化施工
戦前の土木技術の粋を集めて建設。可動式クレーンを採用するなど、日本初の近代的な機械化施工により建造。国際的にも最新技術で施工されたもので、歴史的土木遺産。平成16年に国の登録有形文化財(建造物)に指定。
豊実
(とよみ)
新潟県
土木遺産
土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。堤頂長が長く、多数のゲートが並ぶ。
呑吐
(どんど)
兵庫県
箱木千年家
ダム建設により水没するため、民家が70mほど移築され、保存されている。「箱木千年家」と呼ばれる。箱木家の住宅で、古くから千年家と呼ばれていた。古い方の一棟はわが国現存最古の民家ではないかといわれる。14世紀頃の建築。国指定重要文化財。
中岩
(なかいわ)
栃木県
数少ない戦前の重力式アーチダムの一つ
黒部ダム(栃木県)などとともに、数少ない戦前の重力式アーチダムの一つ。越流部は昭和44年に改修されている。10門あったゲートが6門に。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
中城
(なかぐすく)
沖縄県
中城公園が整備中
近くに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産として登録されている中城城跡があり、周囲に大規模な公園整備が進行中。このため、ダムに近寄ることはできないようだ。
成相
(なりあい)
兵庫県
上流にある石積みの成相池堰堤を保存
成相ダムの上流500mの地点に成相池堰堤。かんがいを目的として昭和25年に完成した粗石モルタル造りのダム。戦後のダムとしては、めずらしい石張りダム。成相ダム建設に伴い上部約5mを残して常時満水位以下に水没。上部切り欠きと下部取水塔を削孔することにより安定上支障のない形状で保全。
西山(再)
(にしやま)
長崎県
旧ダムを保存
旧西山ダムは明治37年の竣工の水道専用ダムで、日本で2番目に古いコンクリートダムと言われる。市中心部を流れる中島川が氾濫した82年の長崎大水害を景気に、旧ダムの約60メートル下流に治水機能も持たせた新ダムを建設。旧ダムは貴重な土木遺産であるので、新ダムの貯水池内に保存した。
二風谷
(にぶたに)
北海道
アイヌ文化の里
ダム建設などを契機に、アイヌ文化の再生と活性化のため、二風谷地区で「アイヌ文化の里」づくりが進む。町立二風谷アイヌ文化博物館と萱野茂二風谷アイヌ資料館が整備されている。2002年2月には、地元在住のアイヌ文化研究家、萱野茂さんが収集、製作したアイヌ民具1121点が国の重要有形民俗文化財に指定された。
布引五本松(元)
(ぬのびきごほんまつ)
兵庫県
優れた景観の登録有形文化財
堤体の石垣模様が巨大な城壁を思わせる。型枠に用いた切石をそのままに残したためという。堤体上部にはテンテル(歯飾り)が付されており、ヨーロッパの古典様式の影響という。周囲の緑と調和し、優れた景観を現出。平成10年に文化庁より登録有形文化財の指定を受けた。優れた土木遺産。
布引五本松(再)
(ぬのびきごほんまつ)
兵庫県
優れた景観の登録有形文化財
堤体の石垣模様が巨大な城壁を思わせる。型枠に用いた切石をそのままに残したためという。堤体上部にはテンテル(歯飾り)が付されており、ヨーロッパの古典様式の影響という。周囲の緑と調和し、優れた景観を現出。平成10年に文化庁より登録有形文化財の指定を受けた。優れた土木遺産。
久山田
(ひさやまだ)
広島県
アーチ状の石積みダム
尾道市の水道施設。アーチ状の重力式コンクリートダムで、表面は石積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定。2004年には登録有形文化財に指定された。
豊稔池(元)
(ほうねんいけ)
香川県
5連のマルティプルアーチダム
石積式の5連のマルティプルアーチダム。マルティプルアーチダムとしては国内には他に2連の大倉ダムがあるのみ。当初は重力式ダムとして計画されたが、基礎岩盤が予定より深かったためこの形式になったといわれる。粗石コンクリートが使用された。周囲の山あいの景観と調和し、中世のヨーロッパの古城を思わせる風格。大正15年から4年の歳月と延べ15万人の労力を投入して完成。設計指導は佐野藤次郎。米国で先端技術だったマルティプルアーチ方式を、日本で初めて適用。
豊稔池(再)
(ほうねんいけ)
香川県
国の登録有形文化財
石積みのマルティプルアーチダムは日本ではこれだけで、貴重な存在。平成9年に国の登録有形文化財に指定されている。
蓬莱
(ほうらい)
福島県
土木遺産
土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。日本最大のストーニーゲートだという。
本河内高部(再)
(ほんごうちこうぶ)
長崎県
旧ダムは日本最初の水道ダム
明治24年(1891)に完成した旧本河内高部ダムは、わが国初の近代水道ダム。長崎では横浜、函館に次いで、わが国3番目の水道施設が建設された。旧ダムは高さ18.15m、長さ127.27mのアースダム。1891年(明治24)完成。長崎市を代表する近代土木遺産。
本河内低部(元)
(ほんごうちていぶ)
長崎県
日本で2番目に古いコンクリートダム
明治36年(1903)、本河内高部貯水池の下流に完成。長崎市の水道水源として建設された。重力式コンクリートダムとしては五本松ダムに次いで日本で2番目に古い。粗石コンクリートを使用している。長崎水害緊急ダム事業による再開発を実施中。近代土木遺産。
本庄
(ほんじょう)
広島県
国指定の重要文化財
大正7年の竣工当時、規模は東洋一といわれた。花崗岩の石積み。洪水吐が堤体から分離されていて、堤体が簡素で重厚な印象。アーチ曲線が取り入れられ、重厚な中にも柔らかさを演出。平成11年に国指定の重要文化財に。周囲には皇居周辺と同じ「ねじれ松」が数十本も植えられている。桜の名所で、4月上旬〜中旬には桜300本が咲き、一般開放される。
真壁
(まかべ)
群馬県
土木遺産
戦前では最長の発電用コンクリートダム。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
曲渕(元)
(まがりぶち)
福岡県
表面は石積み
大正12年に竣功した古い水道用の重力式コンクリートダム。福岡市水道の歴史とともに歩んできた水源地。堤体表面は御影石の布積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
曲渕(再)
(まがりぶち)
福岡県
表面は石積み
大正12年に竣功した古い水道用の重力式コンクリートダム。その後昭和9年と平成4年に嵩上げ。福岡市水道の歴史とともに歩んできた水源地。堤体表面は御影石の布積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
真川調整池
(まがわちょうせいち)
富山県
土木遺産
地質が悪いためにバットレスダムになったようだ。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
間瀬
(まぜ)
埼玉県
日本で最古の農業専用のコンクリートダムか
戦前の潅漑用コンクリートダム。日本で最古の農業専用のコンクリートダムとも言われる。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
真立
(まったて)
富山県
土木遺産
地質が悪くバットレスダムになったようだ。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
丸沼
(まるぬま)
群馬県
重要文化財
「わが国では希少性が高く、かつ最大の堤高を誇るバットレス式ダム」として土木学会選奨土木遺産2001に選定され、さらに、2003年には、国の重要文化財に。発電用ダムの重文指定は全国初。
三浦
(みうら)
長野県
戦前で2番目に高いダム
戦前に完成したダムで、堤高が塚原ダムに次いで2番目に高い。建設当時総貯水容量は東洋一だったともいわれる。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
三滝
(みたき)
鳥取県
土木学会選奨土木遺産に
「保存状態の良好な稀少なバットレスダムの一つ」として2002年度の土木学会選奨土木遺産に三滝ダムが選ばれた。バットレス(扶壁式)ダムは国内に6カ所しか現存しない。水圧を支える壁に立体和風格子の型を用いており、景観の美しさが評価された。
三滝
(みたき)
鳥取県
最後のバットレスダム
バットレスダムは、コンクリートの使用量が少なくてすみ経済的だと、大正から昭和初期にかけてつくられた。その後、型枠工の人件費が高くなるなど、不経済に。三滝ダムが最後に造られたバットレスダム。
村山上
(むらやまかみ)
東京都
大正期で最も高い水道用アースダム
大正期で最も高い水道用アースダムだという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
村山下(元)
(むらやましも)
東京都
土木遺産
大正5年5月に起工、昭和2年3月に完成。堤体を約半分の高さまで盛り立てたとき関東大震災があったが、被害はわずかだった。完成時点で、日本最大の水道用アースダム。上部には、戦争の遺産である玉石の耐弾層がある。太平洋戦争中に爆撃から堤体を守るために設置されたもの。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
村山下(元)
(むらやましも)
東京都
日本で一番美しい?取水塔
村山貯水池第一取水塔は、日本で一番美しい取水塔とも言われる。大正14年の建設。ネオ・ルネッサンス様式。煉瓦造りの円筒形。丸いドーム状の屋根。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。後に、類似デザインで第二取水塔が建設されている。
薮神
(やぶがみ)
新潟県
土木遺産
土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。多雪地帯であるため、ゲートピア上の通路が被覆されている。
山口(元)
(やまぐち)
埼玉県
土木遺産
戦前で最も高い水道用アースダムだった。上部には、玉石の耐弾層を備えていたが、平成14年の再開発によってこれは撤去された。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
山口(再)
(やまぐち)
埼玉県
土木遺産
元は、戦前で最も高い水道用アースダムだった。上部には、玉石の耐弾層を備えていたが、平成14年の再開発によってこれは撤去された。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
山郷
(やまさと)
福島県
土木遺産
土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。多雪地帯であるため、ゲートピア上の通路が被覆されている。
山田池
(やまだいけ)
兵庫県
石積みダム
構造は直線重力式粗石モルタル工だという。1個150〜200キログラムの石を5〜10センチの隙間をおいて並べ、その隙間にモルタルを詰めた。表面は花崗岩等で布積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
山の田
(やまのた)
長崎県
明治期の水道用アースダム
旧海軍により建設された明治期の水道用アースダムで、現在は佐世保市の水源の一つ。現存する明治期のアースダムとしては最も高いという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
吉野谷
(よしのだに)
石川県
土木遺産
土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。ローリング・ゲートを持つ大正期のダムだということだったようだが、現在は改修されてゲートが取り払われている。
世増
(よまさり)
青森県
世増ダムの遺跡
ダムに沈む五つの遺跡について、大規模な発掘調査が平成3年から11年間に渡って行われた。そのうち畑内遺跡からは大量の遺物が出土、その量は段ボールで5千箱近くに及び、青森県では青森市の三内丸山遺跡に次ぐもの。時代も三内丸山遺跡と同じ。
読書
(よみかき)
長野県
福沢桃介が手がけた読書発電所
読書ダム取水された水は読書発電所に送水され、発電に使われている。読書発電所は、大正時代、大同電力(福澤桃介社長)によって建設されたもので、「日本の電力王」と呼ばれた福沢桃介が手がけた水力発電所の一つ。国の重要文化財に指定されている。
[1] 2