どんなダムキーワード検索:石積み・石張り・石垣


青下第1
(あおしただいいち)
宮城県
石張り重力式コンクリートダム
この地域は青下水源地と呼ばれ、わずか1キロメートルの間に三つの水道専用の石張り重力式コンクリートダムがあるが、そのうちの最下流のもの。現在も仙台市の水源として稼働。コンクリートを打った後に、玉石を張り付けている。下流側に副ダムがあり、ダム頂上には管理用の桁橋(青下橋)を付設する。国の登録有形文化財。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」にも選定されている。
青下第3
(あおしただいさん)
宮城県
石張り重力式コンクリートダム
この地域は青下水源地と呼ばれ、わずか1キロメートルの間に三つの水道専用の石張り重力式コンクリートダムがあるが、そのうちの最上流のもの。現在も仙台市の水源として稼働。コンクリートを打った後に、玉石を張り付けている。下流側に副ダムがあり、ダム頂上には管理用の桁橋(青下橋)を付設する。国の登録有形文化財。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」にも選定されている。
青下第2
(あおしただいに)
宮城県
石張り重力式コンクリートダム
わずか1キロメートルの間に三つの石張り重力式コンクリートダムがあり、そのうちの一つ。コンクリートを打った後に、玉石を張り付けている。水道専用ダムで、付近の自然に溶け込んで美しい水源地。国の登録有形文化財。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」にも選定されている。
石小屋
(いしごや)
神奈川県
堤体表面は石積み模様
巨石の石小屋をイメージして造られ、堤体表面は石積み模様。上部の橋もちょっと変わったデザイン。
猪野
(いの)
福岡県
景観を重視
地域のシンボルとしての役割を果たすようダム景観を重視。左右岸を結ぶ架け橋としてのアーチ橋をイメージした造形を取り入れたり、下流護岸などはホタルが生息しやすい石積みを採用。
猪ノ鼻
(いのはな)
兵庫県
洲本の水道水源として最初に築かれたダム
洲本の水道水源としては、このダムの他に猪鼻第2ダムと竹原ダムがあるが、これが最初に建設されたダム。積み上げた礎石にモルタルを充填する当時の一般的な工法で造られ、表面は、布積みの方法で石を積み上げている
大津
(おおつ)
群馬県
ローリングゲート
石積み(あるいは石張り)のようなコンクリート堤体にローリングゲートが2門。見慣れないデザインと珍しいゲート設備。レトロなデザイン。
大又沢
(おおまたざわ)
神奈川県
石張りダムだった
完成当時は石張りダムだったが、1984年に改良工事を実施し現在の姿に。工事では天端、水叩きの一部を撤去、背面部はそのままにコンクリートを打増しした。これにより設計洪水量が373m3/sから540m3/sになり、第三類から自然越流式の第四類のダムに。高さや有効貯水量、有効水深は変わっていない。
乙原
(おとばる)
大分県
表面は石積み
表面は石の布積み。ダム高欄には一部煉瓦を使用。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。水道100選にも選ばれた。
女子畑第二調整池
(おなごはただいにちょうせいち)
大分県
玉石張り
表面が玉石張り重力式コンクリートダム。高欄部にはアーチ型の開口部。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
上来沢川
(かみくりざわがわ)
山梨県
石張りダム
石張りコンクリートダム。苔むした提体が時代を感じさせる。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
河内
(かわち)
福岡県
建設当時東洋一と言われた
重力式コンクリートダムで、表面は石積み。戦前の貯水池ダムとしては最も高く、貯水量700万tは当時東洋一であった。コンクリートの堤体は、伸縮継手が堰堤縦断面方向に6箇所設けられ、7ブロックに区分されている。工事は人力作業中心で、延べ90万人とも言われるほど膨大な人力を要したが、殉職した人はいなかったという。土木学会選奨土木遺産に認定されている。
岩堂沢
(がんどうさわ)
宮城県
ダム湖は「螢泉湖」
ダム湖は、下流にある南原地区が「螢」の里であることと、鳴子の「温泉」からの一時を当てて、「螢泉湖」と名付けられた。季節には紅葉が美しい。景観に配慮して、高欄は堤体材料を使用した石張り
漢那
(かんな)
沖縄県
ダム下流面は石積み模様
域振興の期待に応えるべく景観設計を導入。下流面の沖縄様式の石積み模様は、城壁をイメージした景観。発泡スチロール製の化粧型枠により実現。沖縄特有の琉球石灰岩の岩肌を模す。管理設備の建物には、赤瓦の屋根にシーサーを乗せる。
行入
(ぎょうにゅう)
大分県
シビックデザインダム
ダムや管理事務所、その他の付属構造物の外観に景観設計を取り入れたシビックデザインダムだという。国東の風土と文化に調和し、地域の観光資源としても有効利用。堤体は石積模様、事務所は寺院風。
金城
(きんじょう)
沖縄県
歴史的周辺環境と調和
市街地にあるが、世界遺産の首里城跡に近接。貯水池内には17世紀中頃に作られたと言われる県指定文化財のヒジ川橋と石畳道がある。これらの歴史的周辺環境に配慮して、堤体には琉球石灰岩を張り付けられ、優れた景観。貯水池内は緑化。ダム公園として市民に憩いの場を提供。
黒部
(くろべ)
栃木県
土木遺産
数少ない戦前の重力式アーチダム。1987年に改修が行われ、22門あった洪水吐を8門にするなどして、今や建設当時の面影を残すのは堰堤部分だけ。美しい3次元局面は石張り。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
黒又
(くろまた)
新潟県
土木遺産
信濃川水系ではもっとも古いダム。長さが200mを超える曲面状の堤体に玉石を張っている。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。春先の融雪期には堤体から豪快に越流する様子を見ることができる。
上田池
(こうだいけ)
兵庫県
石積みのダム
農業用のコンクリートダムとしては古いもの。表面が切石布積みのダムで風格があってきれい。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
小ヶ倉
(こがくら)
長崎県
石張りダム
粗石コンクリート重力式ダムで、表面に御影石が張られている重厚な堤体。完成当時は日本で一番高い水道用ダムだった。土木学会の「2009年度選奨土木遺産」に選定された。
御所池
(ごしょいけ)
徳島県
石積堤体にラジアルゲート
昭和14年竣工の古いダムで、堤体は石積み。それなのに、ラジアルゲート2門を備える。竣工当時からのものだろうか。
転石
(ころびいし)
長崎県
石積みダム
表面が石積みの重力式コンクリートダム。隔壁に火山灰入りのコンクリートを使用している。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
座間味
(ざまみ)
沖縄県
堤体は石積み模様
国定公園で観光客も多いことから、景観に配慮。堤体下流面は、石積み模様。化粧型枠により沖縄独特の石積み(首里城跡のあいかた積み)を模したもの。
四万川
(しまがわ)
群馬県
城壁を思わせる
景観に配慮して、堤体下流面は、化粧型枠により石積み風に。美しい城壁を思わせるとの評もあるが。
千苅
(せんがり)
兵庫県
表面は石張り
表面が石張り重力式コンクリートダム。堤頂に並ぶスライドゲートは現存するものとしては最古。大正8年に完成したが、昭和4年から6年にかけて、6m嵩上げされた。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
丹野
(たんの)
静岡県
上流面は石張り
堤体の上流面に自然の石が張られている。アースダムでは珍しいのでは。
千歳第三
(ちとせだいさん)
北海道
近代土木遺産
「千歳第三発電所・ダム」が土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。発電所とダムが一体化していて、石張ダムと煉瓦発電所の組合せは珍しいという。
千歳第四
(ちとせだいよん)
北海道
近代土木遺産
「千歳第四発電所・ダム」が土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。発電所とダムが一体化していて、石張ダムと煉瓦発電所の組合せは珍しいという。
中宮
(ちゅうぐう)
石川県
石張りで苔むして
戦前に建設されたダムで、石張り。苔むして、趣がある。車では行けず、約1時間の徒歩が必要らしい。秘境のダムか?
成相
(なりあい)
兵庫県
上流にある石積みの成相池堰堤を保存
成相ダムの上流500mの地点に成相池堰堤。かんがいを目的として昭和25年に完成した粗石モルタル造りのダム。戦後のダムとしては、めずらしい石張りダム。成相ダム建設に伴い上部約5mを残して常時満水位以下に水没。上部切り欠きと下部取水塔を削孔することにより安定上支障のない形状で保全。
布引五本松(再)
(ぬのびきごほんまつ)
兵庫県
優れた景観の登録有形文化財
堤体の石垣模様が巨大な城壁を思わせる。型枠に用いた切石をそのままに残したためという。堤体上部にはテンテル(歯飾り)が付されており、ヨーロッパの古典様式の影響という。周囲の緑と調和し、優れた景観を現出。平成10年に文化庁より登録有形文化財の指定を受けた。優れた土木遺産。
布引五本松(元)
(ぬのびきごほんまつ)
兵庫県
優れた景観の登録有形文化財
堤体の石垣模様が巨大な城壁を思わせる。型枠に用いた切石をそのままに残したためという。堤体上部にはテンテル(歯飾り)が付されており、ヨーロッパの古典様式の影響という。周囲の緑と調和し、優れた景観を現出。平成10年に文化庁より登録有形文化財の指定を受けた。優れた土木遺産。
久山田
(ひさやまだ)
広島県
アーチ状の石積みダム
尾道市の水道施設。アーチ状の重力式コンクリートダムで、表面は石積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定。2004年には登録有形文化財に指定された。
日向
(ひなた)
岩手県
細部にデザイン的配慮
堤体コンクリート表面は、石積み模様になっているが、これは、鉄の町釜石の原点となった様式高炉の「史跡橋野高炉跡」の石積み模様をモチーフにしたもの。天端高欄は、さざ波をイメージしたデザインで、所々に釜石の花・はまゆりが配されている。
豊稔池(元)
(ほうねんいけ)
香川県
5連のマルティプルアーチダム
石積式の5連のマルティプルアーチダム。マルティプルアーチダムとしては国内には他に2連の大倉ダムがあるのみ。当初は重力式ダムとして計画されたが、基礎岩盤が予定より深かったためこの形式になったといわれる。粗石コンクリートが使用された。周囲の山あいの景観と調和し、中世のヨーロッパの古城を思わせる風格。大正15年から4年の歳月と延べ15万人の労力を投入して完成。設計指導は佐野藤次郎。米国で先端技術だったマルティプルアーチ方式を、日本で初めて適用。
豊稔池(再)
(ほうねんいけ)
香川県
日本で唯一の5連のマルティプルアーチダム
石積式の5連のマルティプルアーチダム。マルティプルアーチダムとしては国内には他に2連の大倉ダムがあるのみ。当初は重力式ダムとして計画されたが、基礎岩盤が予定より深かったためこの形式になったといわれる。粗石コンクリートが使用された。周囲の山あいの景観と調和し、中世のヨーロッパの古城を思わせる風格。大正15年から4年の歳月と延べ15万人の労力を投入して完成。設計指導は佐野藤次郎。米国で先端技術だったマルティプルアーチ方式を、日本で初めて適用。農業用としては日本初のコンクリートダムと言われる。
本庄
(ほんじょう)
広島県
国指定の重要文化財
大正7年の竣工当時、規模は東洋一といわれた。花崗岩の石積み。洪水吐が堤体から分離されていて、堤体が簡素で重厚な印象。アーチ曲線が取り入れられ、重厚な中にも柔らかさを演出。平成11年に国指定の重要文化財に。周囲には皇居周辺と同じ「ねじれ松」が数十本も植えられている。桜の名所で、4月上旬〜中旬には桜300本が咲き、一般開放される。
曲渕(再)
(まがりぶち)
福岡県
表面は石積み
大正12年に竣功した古い水道用の重力式コンクリートダム。その後昭和9年と平成4年に嵩上げ。福岡市水道の歴史とともに歩んできた水源地。堤体表面は御影石の布積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
曲渕(元)
(まがりぶち)
福岡県
表面は石積み
大正12年に竣功した古い水道用の重力式コンクリートダム。福岡市水道の歴史とともに歩んできた水源地。堤体表面は御影石の布積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
三縄
(みなわ)
徳島県
ゲートの床は石張り
ローラゲートが3門あるが、その床はタイル状の石張りになっている。表面の保護のためだろうか。
三春
(みはる)
福島県
景観設計を導入
ダムや諸施設について景観設計を導入。歴史と文化を尊重し、堤体の下流面は城壁タイプの石垣模様。下流から見上げると、城壁が。
村山下(再)
(むらやましも)
東京都
レトロな余水吐
自然越流式の余水吐があるが、流路の部分を含めて玉石張りになっており、レトロな雰囲気が漂う。
門入
(もんにゅう)
香川県
下流面は石積模様
堤体の下流面は石積み模様。化粧型枠で打設したもののようだ。
山田池
(やまだいけ)
兵庫県
石積みダム
構造は直線重力式粗石モルタル工だという。1個150〜200キログラムの石を5〜10センチの隙間をおいて並べ、その隙間にモルタルを詰めた。表面は花崗岩等で布積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。