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ダム温故知新
《第4回》 明谷ダムを訪ねて

写真・文 安河内 孝

戦艦大和の艦橋を思わせるデザインに力強さを感じる

下流の岩肌をのぞかせる河床とも不思議とよく似合う

 当ダムは、四国で二番目に高い標高1955mの剣山北側のかなり山深いところに建設されている。
 発電専用で、着工は1929年(昭和4年)、竣工は1931年(昭和6年)とかなり古く、四国では、最も古いコンクリートダムである。

 このダムを最初に見たとき、その構造が「?」であった。ピアというか導流壁というか、一瞬バットレスタイプでは?と思った。
 さて、その理由は?

 扶壁構造にして堤体積を減らしたのでは?
 補強のため、建設後に打設されたのか?

 また、越流箇所は洗掘防止として保護材らしきものが設置されているが、布引五本松ダムのように粗石が用いられているのか?

 考えれば考えるほど、想像を掻き立てられる不思議なダムである。
明谷ダム諸元
・建設場所:徳島県美馬郡つるぎ町一宇平
・河  川:吉野川水系貞光川
・目  的:P
・型  式:重力式コンクリートダム
・堤  高:19.6m
・堤頂長:51.3m
・堤体積:7千m3
・流域面積/湛水面積:64.3km2/1ha
・総貯水容量/有効貯水量:52千m3/38千m3
・ダム事業者:四国電力
・着手:1929年(昭和4年)
・竣工:1931年(昭和6年)


直下から見上げると、その迫力に圧倒される
(これは、「月刊ダム日本」からの転載です。)
(2012年3月作成)
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