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当ダムは、足摺岬がある四国の南西に位置している。その高さは55.8mで、国内のアースダムでは熊本県の清願寺ダムに次いで二番目に高い。竣工は1978年と、それほど古くはないが、堤高に興味があり、視察した。 当ダムを見た瞬間は、ゾーン型ロックフィルダムと思ったが、看板を見ると「中心コアー式ゾーン型フィルダム」と書かれており、断面図を見るとセンターに遮水ゾーンのコアがある。アースダムにもゾーン型があると知らなかった。勉強不足である。
堤高と比較してダム幅が短く、思ったほど堤体積が多くない。また、監査廊が無いのも特長で、恐らく、設計者はいろいろと悩まれたのではと思う。 余水吐の長さは425.0mと長く、地山に設置され、上流側はリップラップ、下流側はよく手入れが行き届いた緑地となっている。優しさを感じる美しいダムである。 小生は、ダム撮影時は17oの広角レンズを使用し、なるべく全体を撮影しているが、当ダムは撮影できなかったので合成を行った。
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