去る平成23年12月8日、京都大学で開催された「どぼくカフェwith Dam☆Night in Kansai」に参加いたしました。個人的には、この日、職場で色々と問題が発生していました。『なんで、今日に限って…』社会人に必要なことは優先順位を考えることです。したがって、すべてを放置して京阪特急に飛び乗り出町柳(京都大学最寄駅)に向かうことにしました。
今回のイベントは、学生や一般人を対象としています。このため、マニアにとっては比較的平易な内容となりました。このリーフレットは当日会場で配布されたもの(A4判)です。
当日配布されたリーフレット それにしても黄色と黒を効果的に配色し、好感を与えるデザイン。 ぐぐっと、人の目をひきつけるポスター。この芸術性あふれるポスターは、一体どんなデザイナーが考案したものか気になるところでした。せめて、そのデザイナーの名前だけでも知りたいものです。写真提供者の清水篤さんも、このデザイナーの名前までは、ご存知ないようでした。
今回の企画は、主催者であるFCC・土木学会関西支部が行っている「どぼくカフェ」と、共催者であるダム工学会の「with Dam☆Night」のコラボレーションです。「どぼくカフェ」はFCC・土木学会関西支部の、「with Dam☆Night」はダム工学会の、それぞれ"登録商標"ということになります。
FCCって何ですか? FCCでは、土木構造物のユーザー(すなわち、一般の老若男女)から意見を広く集約し、今後の技術発展に活かして行きたいという趣旨でこれまで「どぼくカフェ」を開いてきたそうです。インフラを造るのは土木技術者ですが、それを利用するのは一般の市民であるということがその背景になっているそうです。
FCCどぼくカフェ さて、ポスターをデザインした人物が気になるところです。実は、今回のイベントをコーディネトされた高橋良和先生(FCC代表幹事/京都大学准教授)ご自身が、デザインされたものでした。 また先生は吉本興業ダム部の竹若元博さんと高校の同窓生で、このことが縁でこのようなイベントが実現したそうです。 今回の参加者は、1,000基以上のダムを巡った経験を誇る名うてのマニアの方からダムカードの存在さえ知らなかった方まで幅広い層となりました。しかしながらパネルディスカッションは、このような幅広い層に受け入れられる充実した内容であったものと思います。 今日、初めてダムの話を聞いた方もこれを機に、ダムについての正しい理解を持っていただけたのではないでしょうか。 ハーフタイム中に、パネリストの夜雀さんが優しく「あげるよ。」と言って渡したダムカードを受け取った少年。彼は、そう遠くない将来ダムマニアの第一人者となるに違いありません。
当日の参加者
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