ダム工学会は20周年を迎えて、一般公開シンポジウム「ウイズダムナイト」(四夜構成)を開催します。タイトルは「今宵、ダムとともに」と知恵(ダムカルチャー)の夕べとを洒落てみました。場所は、国の登録有形文化財、東京大学工学部1号館。アフターファイブ、120名収容の階段教室で毎回6時から2時間半、熱く楽しくダムを語って頂きます。軽食・ドリンクのサービスがついて、なんと無料。キャンディ、ビール風飲料も出ます。「ウイズダムナイト」があなたとダムへの架け橋になればという熱い願いからです。
東京大学工学部1号館 四夜は、「起承転結」構成になっています。 第一夜「ダム歴史的構造物」 (10/25 月) 第二夜「水力発電」 (10/26 火) 第三夜「RCDとCSG」 (11/29 月) 第四夜「利根川・荒川の治水と利水」(11/30 火)
第一夜、第二夜、第三夜では、萩原さん、宮島さん、夜雀さん、Hisaさん そして土木写真家の西山さん等、ダムファンのトップクラスが素敵なダムを紹介。第三夜、RCD工法のダムが竣工30年を迎えて、工法確立に尽力された国分先生縁の地での開催です。第四夜では話題の八ツ場ダムについても語って頂きます。各回の基調講演では、その道の権威が説明、プロフェッショナルとして最前線で活躍中のダムの鉄人も登場します。まさに多士済々、ダムのパノラマ大展開です。いながらにしてのダムワールドツアー、広くて、奥深くて、サプライズいっぱいの探検旅行からダムの魅力を発見してください。きっと、素敵な宝物が見つかることでしょう。
どなたでも参加できます、みんなに教えてあげてください。事前登録制で9/1から受付ています。申し込みはこちらからどうぞ。「ダム日本」(9月号)にも案内を掲載します。チラシも2,000枚配布しました。A4判コート紙両面カラー、送料込みで7500円で調達? それを、利根川・荒川流域の1都5県、都内下町8区、東大を始め各大学等へも。定員になり次第、締め切らせて頂きます。その節はご容赦下さい。
“with Dam☆Night”は、多くの方々に支えられています。ダムファンの「ダム日和」さんから「実験、ネット中継」の提案を頂きました。「会場に来ることが出来ない方々にも見せてあげたい」という暖かいお言葉です。出演者をはじめ関係者の賛同を頂くこともできました。定員オーバーで入れなかった方をはじめ、北海道、沖縄のみならず、世界中の方々からアクセスできます。究極の一般公開シンポジウムになりそうです。「“with Dam☆Night”ネット中継」のことを、支店の方、現場の方にも伝えてあげてください。アクセス等の詳細は、近日中に「ダム工学会HP」、「ダム便覧」等に掲載します。
東大散策のお奨めです。11月末は銀杏の見頃、その正門を左折すると、1号館への途中に銅像があります。左側には、土木学会初代会長の古市公威像。フランス留学中に、風邪を押して登校しようとしたので、下宿の主人が止めようとしたところ、「私が一日休めば、日本が一日遅れるのです」と言い残して出かけたそうです、明治の気魄ですね。1号館前庭には、鹿鳴館、ニコライ堂等を設計したジョサイア・コンドル像。弟子には日銀本店、東京駅等を設計した辰野金吾がいます。ちなみに、工学部1号館は昭和10年竣工ですが、空襲対応の設計で耐震補強等は必要ない重厚な作りです。脇のコーヒーショップでは、前庭を眺めて、寛ぐことも出来ます。
土木学会初代会長の古市公威像
| ニコライ堂等を設計したジョサイア・コンドル像
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“with Dam☆Night”で、ダム観光に出かけよう?
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