4年ほど前、ダム工学会は20周年を迎えて、一般公開シンポジウム「ウイズダムナイト(with Dam☆Night)」を開催したが、これが最初の with Dam☆Night だった。東京大学工学部1号館で、四夜構成の意欲的な取り組み。ダム技術者と一般の方々との対話を目指し、出演者のほぼ半分は一般のダム好きの方々だった。早いものでそれから4年あまり、京都、名古屋、大阪でも開催されて、今回九州での開催となった。12月12日(金)、場所は福岡市の九州大学西新プラザ。
最後にダム工学会九州地区連絡会の大塚久哲会長の挨拶があった。会長は、土木の先生のようで、大学の土木教育について、今は効率をい重視して、コンクリートか、構造とか部分部分に分解して土木教育がなされているが、今日の話を聞いて、ダムとか、トンネルとか、対象に即したトータルな教育が必要なのではないかと感じた、という趣旨のことをおっしゃっておられた。大学で是非ダムを取り上げてほしいし、学生にダムに興味を持ってほしいと思う。幸いにも、今回の with Dam☆Night には、たぶん10名ほどではないかと思われるが、大学生が参加していた。