《このごろ》
「WITH DAM NGIHT☆IN OSAKA」開催される

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 これまで東京以外では、京都と名古屋で開催してきたダム工学会によるwith Dam☆ Nightが、初めて大阪で開催されることになった。関西ではwith Dam Night☆ in 関西(2011年 どぼくカフェ共催 京都大学)、with Dam☆ Night in Kyoto(2012年 ICOLD 京都大会特別企画 京都駅)と開催され大きな反響を得てきたが、今年は、100周年を迎える土木学会が全国大会(9/10〜9 /12)を大阪大学で開催中に、一般の方々にも身近にダムの役割、魅力に触れてもらおうという趣旨で企画された。それが、9月11日に開催された「with Dam ★ Night in Osaka」である。

 大阪駅のCAFE Lab.(オープンカフェ)で、18時から21時までの3時間、Aゾーン(講演)とBゾーン(映像)、Cゾーン(展示物)に分かれ、来場者は自由にゾーンを選択できる。内容も関西地区のダムに関するホットな話題を提供。綺麗で迫力のあるカッコイイダムの映像、ダム関連書籍・ダムカードの展示、ダムマニアにとってはお宝ゲットのチャンスになるダムビンゴと多彩な内容である。
 普段は、一般客が利用する大阪駅のCAFEを貸し切って開催された。プログラムについては有料であったが、申込みが100名を超え大盛況であった。



〜講演プログラム〜

 ダム工学会岡本政明会長挨拶ではじまった。
 WDNは、東京で「ダム工学会」の20周年特別企画で開催されてから、毎年開催になり、中部、近畿地区にも広がり、今回は大阪での開催になった。ダムへの理解と興味が拡がることを願っていると話された。


 会場の一つ、Aゾーン(講演)では、以下5本の講演がなされた。どれも用意された40席は満席で立ち見もでる状態であった。主に関西のダムを中心に洪水調節、発電、水道用水に使われている社会インフラとしてのダムの役割が紹介された。なかでもスチールダムのルーツを訪ねた海外のダムの紹介は、興味深かった。

18:10〜18:30
「トンネル式放流設備による既設ダムの機能増強(天ケ瀬ダム再開発事業)」
国土交通省近畿地方整備局 琵琶湖河川事務所 善本隆典
18:40〜19:00
「平成25年度台風18号における淀川水系の洪水調節」
独立行政法人 水資源機構 木津川ダム総合管理所 三浦博久
19:10〜19:30
「安威川ダム事業の概要」
大阪府安威川ダム建設事務所 下村良希
19:40〜20:00
「出し平ダム(黒部川における連携排砂)」
関西電力株式会社 土木建築エンジニアリングセンター 大坪祐介
20:10〜20:30
「赤レンガと木々の縁で」
共生機構株式会社 坂場義雄


 Bゾーン(映像)では、「DAM・ダム・dam」「Dams in japan」が連続上映され、コーナーでは、関西在住のダム愛好家・夜雀さんが「アーチダム LOVE」のプレゼンテーションを行った。ダムというものに初めて触れ合ったのが大阪府河内長野市の滝畑ダム。宅地を開発するにも安定した水道の確保が必要で、当初アーチダムが計画されていたが、とてもスレンダーな曲線重力式ダムになったと、幻のアーチダムとなった経緯を話した。


 Cゾーン(展示物)では、平成32年に完成予定の安威川ダムを空から眺める3Dフライトシミュレーションが置かれた。
 その他、ダム関連書籍の展示(ダムの科学、ダム工学、ダム技術、ダム日本、ダムマニア、水力ドットコム、ダムと堤防など)、ダムカードの展示(30枚)、パンフレットなど。それぞれ、自由に見られるスペースが設けられていた。



 当日は、読売TV、毎日放送の取材が入っており、来場者のインタビューの他、展示物の撮影も行われており、メディアの注目度もかつてないほど高かった。




【ダムカレー登場】

 休憩時間にCAFE Lab.から提供されたダムカレーは、堰止めるゲートに特殊な合成ゴム引布でできたチューブを空気でふくらませたものを使用する「ラバーダム」のようで話題となっていた。



〜フィナーレ〜

20:30〜20:55
「ダムビンゴ」
 ダムマニアお楽しみの時間である。まずは、ビンゴゲームの準備として参加者はダム名の書いてあるシール75基のうち、自ら24基のダム名を選びビンゴカード完成させる。次いで、夜雀さんの司会で進行され、京都大学の角教授によるビンゴの引き当てが行われた。
 本邦初のダムビンゴは、一ツ瀬、殿、上椎葉、黒部、奥只見、大滝、長島、片田、井川、穴内川、真立、日吉、岸谷、寒河江、殿山、クチスボ、宮川、青蓮寺、小原、中里、新成羽川、九頭竜、芋洗谷、三滝、高根第一、中筋川、布引五本松の名前が読み上げられ終了した。その後、名前が呼ばれなかったダムも含め75基すべてを紹介した。



 このビンゴゲームの賞品は、以下の通りである。

国土交通省賞
「森と湖に親しむ旬間 帽子,Tシャツ,天ケ瀬ダムサマーフェスティバル缶バッジ」
水資源機構賞
「スプリングスひよし温泉ペア入浴券,日吉ダムカレーペアお食事券セット」
大阪府賞
「安威川ダム岩盤清掃券」3セット
関西電力賞
「ダムカードセット」
大林組賞
「クリアファイルをバインダーに挟んだセット」
夜雀賞
清酒「地上の星」

 賞品は、第1位の人から順位順に授与された。ビンゴシートに載ったダムについては、すべて夜雀さんがコメントをする。ビンゴ達成に、参加者は集中、なかなかヒットしなかったが、1位になった方は、夜雀賞「地上の星」を手に入れた。
 変わり種は、「ダム岩盤清掃券」。これは、まだ工事途中の安威川ダムのダム底となる岩盤を手で磨くことで、ダム事業に参画させて頂ける権利の証として、夜雀さんの熱意で作成されたものだ。受賞者は後日、実際に工事現場に行って岩盤を磨くことになる。その他、木曽川水系のダムの幻のカードセット、天ケ瀬ダム、日吉ダムの記念品等と活躍しているダムに関連する賞品となっている。

 そして、最後に安威川ダムケーキ(オリジナルダムケーキカード付)が参加者に渡された。
 この大林組提供のダムケーキカードには、ロックフィルダムの断面図が書かれていてケーキの断面も確認できるユニークなものだ。


(撮影:夜雀)


(撮影:夜雀)


 締めの挨拶として、角教授から今年は災害が多い年で、ダムが活躍している場面多い、この機会にダムをよく知って欲しい。WDNで、ダム仲間の輪が出来たら、これを家庭にも持って帰って広めて欲しいとの言葉があった。

 このイベントは、官、民、学の連携で、まさにDAM・ダム・damがいっぱい、頑張ってダムが働いている、「ダムって素晴らしい!」を体感できるもので、最後の最後までサプライズがあって参加者全員が楽しめたものとなった。

(2014.9.16、中野朱美)
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 (夜雀)
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