駒場池
(こまんばいけ)
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愛知県豊川市平尾町駒場 |
豊川用水の調整池
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豊川用水西部幹線水路にある調整池で、大野頭首工で取水した水をここで貯水・調整する。隣接の豊川浄水場から豊川市などに灌漑用水、上水道用水、工業用水を供給している。
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小見野々(元)
(こみのの)
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徳島県那賀郡那賀町木頭助 |
立入禁止
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ダム周辺は管理安全面上、立入禁止になっているらしい。開放してほしいとの声もあるようだが。
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五名(再)
(ごみょう)
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香川県東かがわ市入野山 |
既設ダムの下流に建設
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既設の五明ダムの下流700mほどのところに新ダムを建設。既設ダムは水没することになる。
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菰田
(こもた)
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長崎県佐世保市菰田町 |
近代土木遺産
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戦前の水道用コンクリートダムとしては最も高い。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
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菰野調整池
(こものちょうせいち)
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三重県三重郡菰野町大字菰野字焼尾 |
三重用水の調整池
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三重用水の中央部に設けられた調整池。中里ダムからの導水と河川から取水した水を貯留・調整する。
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ダム湖は「きらら湖」
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公募したところ86案が寄せられ、漢字の「雲母(きらら)」のほか、カタカナやひらがなの表記が計10件と多かったことから、2011年3月、「きらら湖」が採用された。
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小森
(こもり)
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群馬県利根郡みなかみ町 |
堤体全体が越流部
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発電専用ダムで、発電用の取水口の水位を維持するためのもののようだ。堤体は全体が越流部になっていて、余水が自然越流する。ここで取水した水は10kmほど下流にある上牧発電所に送られる。
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小森
(こもり)
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三重県熊野市紀和町小森和田ノ下モ戸長ノ上ヘ170−2 |
釣りと桜
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ダム湖は上流の七色ダムや池原ダムのように大きくはないが、静かにのんびりとバスフィッシングが楽しめる。桜の名所でもあるようだ。
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木屋川(元)
(こやがわ)
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山口県下関市豊田町大河内 |
ゲンジボタル
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昭和32年に「天然記念物木屋川・音信川ゲンジボタル発生地」として木屋川とその支流、豊田湖一円と長門市の音信川が指定を受けた。6月にはホタルが飛び交い、人々の目を楽しませる。
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ボート遊びや釣り
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豊田湖はカワセミ、鴨、白サギなどの野鳥の姿も見られ、ボート遊びやキャンプなどを楽しめる。また、鯉やへらぶななどの釣りを楽しめる場としても人気を集めている。冬には、西日本では珍しいワカサギ釣りができる。
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木屋川(再)
(こやがわ)
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山口県下関市豊田町大河内 |
10メートルかさ上げ
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治水機能の向上と河川環境保全のため、既設の木屋川ダムを10m嵩上げし、貯水容量を増やす。
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小屋平
(こやだいら)
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富山県黒部市宇奈月町黒部奥山国有林内 |
シンプルなデザイン
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黒部川第2発電所とともに建築家・山口文象がデザインした施設として有名。国立公園であるために建築家が関与したという。シンメトリーで、シンプルなデザイン。建築史上でも重要な位置づけにある現役の近代土木遺産。昭和11年7月竣工。
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上端がトロッコ電車から見える
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このダムには車では行けない。黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗ると、小屋平駅のところで、動いている電車からちらっと堤体の上端部分だけ見ることが可能。ゆっくり見学したければ、関西電力に許可を得るか、登山をする覚悟を決めるしかないという。
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堆砂が進む
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平成12年度の国土交通省の調査によると、堆砂率(堆砂量/総貯水容量)が95.0%。総貯水容量100万立方メートル以上のダムの中では2番目に堆砂率が高い。
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小山
(こやま)
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茨城県高萩市大字横川字向 |
連続地中壁を施工
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ダム堤体左岸がマサ(花崗岩が風化したもの)で透水性が高いため、止水のため水平多軸工法による連続地中壁を施工。
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ダム湖は「こやま湖」
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公募により、2006年8月にこやま湖に決定。ダムの建設地名を残すとともに、雄大で穏やかな雰囲気を象徴し、誰にでも分かりやすい、ひらがな表記の名前にしたという。
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御料
(ごりょう)
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北海道名寄市風連町字日進2265番1 |
湖畔にエゾヤマザクラ
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日進湖の湖畔には300本のエゾヤマザクラが咲く。公園、キャンプ場などもあり、高さ17mの展望台「ドリームタワー」も。
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転石
(ころびいし)
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長崎県佐世保市柚木町 |
石積みダム
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表面が石積みの重力式コンクリートダム。隔壁に火山灰入りのコンクリートを使用している。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
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衣川1号
(ころもがわいちごう)
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岩手県奥州市衣川区上衣川字増沢 |
衣川防災5ダムの一つ
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昭和22年、23年のカスリン台風、アイオン台風により大きな被害が発生したため、岩手県は衣川流域の農地と農業用施設を洪水から守るため五つの県営防災ダムの建設を計画、昭和25年から順次着工、平成10年3月に全て完成した。そのうちの一つ。
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洪水吐のゲートレス化
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洪水吐には、元々はゲートがあったが、1995年から1998年に改修工事が行われ、ゲートを撤去、自然調整方式の越流堤が設置された。
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衣川5号
(ころもがわごごう)
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岩手県奥州市衣川区下衣川字後滝の沢 |
衣川防災5ダムの一つ
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昭和22年、23年のカスリン台風、アイオン台風により大きな被害が発生したため、岩手県は衣川流域の農地と農業用施設を洪水から守るため五つの県営防災ダムの建設を計画、昭和25年から順次着工、平成10年3月に全て完成した。そのうちの一つ。
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衣川3号
(ころもがわさんごう)
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岩手県奥州市衣川区上衣川 |
衣川防災5ダムの一つ
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昭和22年、23年のカスリン台風、アイオン台風により大きな被害が発生したため、岩手県は衣川流域の農地と農業用施設を洪水から守るため五つの県営防災ダムの建設を計画、昭和25年から順次着工、平成10年3月に全て完成した。そのうちの一つ。
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衣川2号
(ころもがわにごう)
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岩手県奥州市衣川区上衣川字上河内 |
衣川防災5ダムの一つ
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昭和22年、23年のカスリン台風、アイオン台風により大きな被害が発生したため、岩手県は衣川流域の農地と農業用施設を洪水から守るため五つの県営防災ダムの建設を計画、昭和25年から順次着工、平成10年3月に全て完成した。そのうちの一つ。
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衣川4号
(ころもがわよんごう)
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岩手県奥州市衣川区字国見 |
衣川防災5ダムの一つ
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昭和22年、23年のカスリン台風、アイオン台風により大きな被害が発生したため、岩手県は衣川流域の農地と農業用施設を洪水から守るため五つの県営防災ダムの建設を計画、昭和25年から順次着工、平成10年3月に全て完成した。そのうちの一つ。
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権現第1
(ごんげんだいいち)
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兵庫県加古川市平荘町上原 |
ラビリンス型の洪水吐
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小規模だがラビリンス型の自由越流頂を持つ洪水吐がある。日本のダムでは、珍しいのでは。
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3ダムで権現池を形成
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第1〜3の3ダムで権現池を形成する。第1が最大のもの。第2は堤高が15mに満たないので、ダム便覧には掲載されていない。
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権現第3
(ごんげんだいさん)
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兵庫県加古川市平荘町盤 |
3ダムで権現池を形成
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第1〜3の3ダムで権現池を形成する。第1が最大のもの。第2は堤高が15mに満たないので、ダム便覧には掲載されていない。
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権現堂調節池
(ごんげんどうちょうせつち)
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埼玉県幸手市大字権現堂 |
権現堂大噴水
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調節池に大噴水(スカイウォーター120)がある。主噴水の噴き出し高さは36.6メートル(120フィート)。平成3年が明治4年に埼玉県が誕生してからちょうど120年に当たるので、県内各地で30のさいたま120年記念事業が実施されたが、この噴水の整備はその一つ。
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権現堂川を利用した多目的調節池
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権現堂調節池は、権現堂川を利用して「治水」「利水」を行う多目的調節池。
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犀川
(さいがわ)
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石川県金沢市二又新町 |
金沢市企業局が水力発電
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金沢市は水力発電事業を行っており、市営としては全国唯一。犀川ダムと内川ダムからの補給水で水力発電。犀川ダムからの補給水は上寺津、新辰巳の2発電所で発電に利用している。
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斎宮調整池
(さいくうちょうせいち)
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三重県多気郡明和町 |
既存の二つの池を合体して調整池に
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斎宮池と隣接する惣田池を合体させ、貯水量をアップさせて調整池化。宮川の水が豊富なときに導水して水を溜め、渇水により宮川からの取水が困難となったときに、溜めておいた水を利用する。
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西郷(再)
(さいごう)
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宮崎県東臼杵郡美郷町西郷小原字赤木 |
土砂対策で改造工事
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貯水池周辺の浸水リスクの低減のため、洪水時に貯水池に流入する土砂を下流に流下させることができるよう、ダムの一部を切り下げる改造を実施。山須原ダムでも同様の改造を実施。
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蔵王
(ざおう)
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滋賀県蒲生郡日野町 |
滋賀県の蔵王ダム
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蔵王ダムといえば山形県にあるが、こちらは滋賀県の蔵王ダム。まぎらわしい名前だが。山形県の蔵王ダムは中空重力式コンクリートダムだが、こちらはロックフィルダム。
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監査廊の位置を下流側に迂回
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ダム軸上を断層が通っていたため、ダム軸のところを通す監査廊を、断層のところで一部下流側に迂回させている。監査廊の迂回配置は珍しいようだ。
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蔵王
(ざおう)
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山形県山形市大字上宝沢葉の木沢 |
天端から月山が見える
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ダムの天端から、山形市、寒河江市の向こうに、遙か遠くに月山が見渡せる。
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中空重力式ダム
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日本で14しかない中空重力式ダムのひとつ。横長で、堤頂長は273.8mで、第3位。
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境川
(さかいがわ)
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富山県南砺市桂 |
RCD工法を採用
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工期の短縮、経済性などに配慮して、ダム堤体の建設にRCD工法を採用。堤高が100mを超えるダムとしては初めてのRCD工法採用。
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シンプルなデザイン
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デザインが直線的で、シンプル。背景の山をバックに、重力式コンクリートダムの大きさと力強さが強調されているように見える。
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目的に「消流雪用水」
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目的に「消流雪用水」が入っているダムは、全国に数例しかないが、そのうちの一つ。全国で初めて消流雪用水にダムでの開発水を利用。
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アウトドアスポット
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周辺は白山国立公園、五箇山県立自然公園に指定されており、景観がよい。コテージ、ビジターセンター、オートキャンプ場、休憩所等の施設も整備され、ダム湖は2000m以上の直線コースが取れ、ボート競技、カヌーに利用でき、好適なアウトドアレジャーのスポット。
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県境のダム
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富山県と岐阜県の県境にあるダム。天端の中央が県境になっていて、両県の表示板があり、岐阜県の県花のれんげ草、富山県の県花のチューリップが描かれている。
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ダム湖に架かる開津橋
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ダム建設で水没する村道の付替道路の一部として、ダム直上流開津谷に開津橋が架けられた。長さ222m、橋脚の高さ43m。大きなアーチ型の橋で、目立つ。構造形式は、「トラストローゼ橋+合成箱桁橋」だという。
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ダム湖は「桂湖」
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平成2年に公募。「レイクかつら」などの案もあったが、親しみやすいと桂湖に。桂集落がダム湖の湖底に沈んだ。
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寒河江
(さがえ)
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山形県西村山郡西川町大字砂子関字横手 |
大型のロックフィルダム
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堤高112m、堤頂長510mの大型のロックフィルダム。堤体積は、ロックフィルダムとしては、徳山ダム、奈良俣ダム、高瀬ダムに次いで国内第4位の大きさ。
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東洋一の大噴水
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シンボルは112メートルの月山湖大噴水。東洋一、世界でも4番目に高いという。夜間になるとライトアップ。
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数字は112
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堤高112メートル、水没移転戸数112戸、112メートルの大噴水、国道数112号線。いずれも112の数字。数字にもこだわったのか。
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月山にこだわる
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ダム湖は月山湖。その他にも、月山花笠ライン、月山トンネル、月山大橋、月山沢橋など月山を冠したネーミングが多い。
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坂下
(さかした)
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福島県双葉郡大熊町大川原 |
へら鮒釣り
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ダム湖では、ヘラブナ・コイ・ワカサギ・ヤマメ等、年間を通して釣りが楽しめ、特にヘラブナは有名なようで、ヘラ鮒釣師の注目を集めているという。
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逆川防災
(さかしまがわ)
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岐阜県瑞浪市釜戸町逆川 |
カートコース
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ダム湖の脇に「瑞浪レイクウェイ・カートコース」がある。本格的なカートコースで、毎年『全日本カート選手権』も開催される。有料で走行ができる。見ているのもおもしろいらしい。
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ダム湖は「竜吟湖」
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下流に竜吟の滝があるため。、竜吟の滝は、竜吟峡に流れ落ちている大小7つの滝の総称で、竜吟七滝として有名。
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逆瀬池
(さかせいけ)
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愛媛県松山市北梅本 |
ラビリンス型洪水吐
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小規模だが、ラビリンス型の洪水吐がある。この形式は珍しい。
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逆川
(さかせがわ)
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栃木県日光市鬼怒川温泉滝 |
コンクリートコア式アースダム
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下滝発電所の調整池として、大正2年、当時の鬼怒川水力発電株式会社により築造された。通常のアースダムとは異なり、コンクリートの心壁材が使用されているコンクリートコア式アースダム。わが国で2番目に古い発電用アースダム。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
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途中で車両通行止め
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途中で道路が車両通行止めになり、1時間ほど歩かなければダムまで行けない。
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佐賀関
(さがのせき)
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大分県大分市小志生木 |
海が見える
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海岸近くにあり、ダムの天端からは別府湾が見渡せる。
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相模
(さがみ)
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神奈川県相模原市緑区与瀬 |
相模川で最初の大ダム
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昭和15年11月に起工式が行われ、22年に竣工。水没戸数が130戸と多く、戦時中に建設が進められたため戦争で一時工事が中断、工事殉職者が56名にのぼるなど、困難を乗り越えての完成だった。堤高58.4m、相模川で最初の大ダム。本格的な多目的ダムで、戦後の経済復興に大きな役割を果たした。
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ダム湖名が町名に
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ダム湖は相模湖と名付けられた。昭和30年に与瀬町、千木良村、内郷村、小原町が合併して相模湖町となった。
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ダム湖についての「八景」の先駆け
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ダム湖である相模湖の周辺には、「相模湖八景」の名所が点在する。
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県立自然公園
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相模湖を中心とした地域は、昭和58年、陣馬相模湖県立自然公園に指定された。相模湖周辺には相模八景がある。
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ブルーエコーズの「相模湖ブルース」
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キングレコードが昭和40年にブルーエコーズの歌で「相模湖ブルース」を売り出す。
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相模大堰
(さがみおおぜき)
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神奈川県海老名市社家字湘築4617番地 |
魚道がある
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魚道が両岸に設置されている。アユを対象とした主魚道と、ヨシノボリのような底生魚や遊泳力の小さな魚類を対象とした副魚道があり、遡上魚を誘導するための呼び水水路を併設。魚道観察窓からは、溯上する魚が見られる。
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相模原沈でん池
(さがみはらちんでんち)
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神奈川県相模原市南区下溝 |
横浜市水道局の沈殿池
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沈殿池は、横浜市水道局の沈殿処理に使われている。ダムとしては珍しい。相模湖(相模ダム)に貯えられた水は、発電に利用された後に、下流の沼本ダムで取水し、津久井分水池を経て相模原沈でん池に送られ、ここで約7時間、ゆるやかに滞流させ、その間に水中の微粒物質の沈でん処理を行う。
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野鳥が観察できる
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沈殿池は神奈川県ではよく知られた探鳥地。かながわの探鳥地50選にも選ばれている。カモ類などの水鳥が観察できる。
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坂本
(さかもと)
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高知県宿毛市橋上町坂本 |
ダム湖周辺に公園を整備
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「水と親しみ自然とふれあう」目的から、ダム湖の湖畔沿いに3つの公園が完成。池ノ上公園は昆虫探しや木の実拾いを楽しめる。楠山公園では野外音楽も。日平公園は自然と親しむことをテーマにした公園。オートキャンプもできる。
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ダム湖は「どんぐり湖」
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一般公募。応募総数8000通。どんぐり湖に決定。平成11年5月9日に命名式。あわせて、「坂本ダム湖命名記念マラソン」を実施。ハーフマラソンコース、10キロコース、5キロコースの3コース。宿毛市出身のタレント間寛平さんも走る。
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坂本
(さかもと)
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奈良県吉野郡上北山村川合字浦田和489−2 |
電源開発初の高さ100mを越えるアーチダム
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堤高103m。電源開発(株)としては、初の高さ100mを越えるアーチダムだった。しかも薄いアーチでバランスのとれた無駄のない美しさが特徴という。
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坂本(再)
(さかもと)
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群馬県安中市松井田町坂本地先 |
堤体補強・嵩上げ
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昭和33年度砂防ダムとして竣工しその後河川管理施設に移管された既設ダムについて、堤体補強、嵩上げ等を実施。
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デザインに配慮
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平成3年度に、建設省(当時)から「シビックデザインダム」に指定され、碓氷峠の歴史的な鉄道施設をモチーフにした周辺設備が行われ、ダムの再開発もこれに沿ってデザイン面に配慮。堤体コンクリートには化粧型枠を使用し、天端橋梁は鉄道橋をイメージしたもの。管理棟はログハウス風。
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ダム湖は「碓氷湖」
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ダムの西方約5キロにある中山道最大の難所、碓氷峠からとった。碓氷湖は、イワナ、ヤマメをはじめ、コイ、ワカサギなどが生息し、魚の宝庫。
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下蚊屋
(さがりかや)
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鳥取県日野郡江府町大字助沢 |
遮水材の混合に油圧式撹拌工法
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フィルダムの遮水材の混合に油圧式撹拌工法を開発。品質の確保を容易にし、コストの削減と作業効率の向上を実現したという。
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佐久間(元)
(さくま)
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静岡県浜松市天竜区佐久間町佐久間2552−2 |
戦後土木技術の原点ともいわれる大規模重力式コンクリートダム
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昭和31年竣工。着工からわずか3年だった。当時、ダムの高さは155.5メートルで、日本一を誇った。最大発電力は35万キロワットで、これも日本一。コンクリートの1日での打設量の世界記録を樹立。戦後復興期の象徴的プロジェクトでもあり、萎縮していた当時の日本人に自信を与えたとも言われる。現在でも既設の重力式コンクリートダムとしては高さが第4位で、代表的な大規模ダム。
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日本初の大型機械化施工
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短期間で完成させるため、大型機械をアメリカから導入。日本初の本格的大型機械化施工だった。わずか3年で完成させた原動力となった。
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補償交渉は団体交渉方式
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用地などの補償交渉はそれまでは権利者と個別に交渉する方式だったが、佐久間ダムでは、町村ごとの対策委員会との団体交渉方式をとった。今は大規模ダムでは団体交渉方式が通常だが、その始まりは佐久間ダムらしい。水没個数296戸、用地買収面積約530haだった。
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劇場公開された記録映画
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岩波映画製作所製作の記録映画「佐久間ダム」は、記録映画としては珍しいが、当時一般劇場で上映され、観客動員記録を作るほどのヒットだった。当時電源開発に佐々木良作氏(後の民社党委員長)がいて、ダム建設の記録映画を作りたいと大蔵省に説明したが、だめだといわれそれならと劇場公開用の映画を作ることにしたと言われる。
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大天竜建設所
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ダム建設を担った間組の建設所の名前は、「大天竜建設所」だった。「大」の字に暴れ天竜に挑んだ、当時の心意気が現れているのでは。「日本のダム王」とも呼ばれた神部満之助社長のネーミングだという。
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切手「佐久間ダム完成」
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___ |
佐久間ダムの完成を記念して、1956年10月15日に切手が発行された。10円の記念切手。右岸から見た佐久間ダムが描かれている。下部に、「佐久間ダム竣工記念」と。
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殉職者は96名
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___ |
建設時の殉職者は96名にのぼり、国会でも問題に。当時ほとんど安全管理の思想はなく、佐久間ダムの工事現場では、保安帽をかぶる技術者、労務者は少なかった。指導もあって、ようやく保安帽をかぶるようになり、全員保安帽をかぶった最初の工事現場は佐久間ダムだったとも。
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取水口が人気
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___ |
左岸側に建つ佐久間発電所の取水口が、デザインが「昭和風」とか「レトロ」とか言われ、人気のようだ。
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ダム湖は「佐久間湖」
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佐久間はダムサイトの静岡県の地名。当初は天竜湖であったようだが、いつの間にか佐久間湖に。
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佐久間
(さくま)
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千葉県安房郡鋸南町上佐久間 |
花見やピクニックが
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約1200本の桜が、ダム周辺に咲き誇る。近くに親水公園も整備され、ピクニックやハイキングもできる。
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佐久間(再)
(さくま)
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静岡県浜松市天竜区佐久間町佐久間 |
恒久堆砂対策などを実施
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治水機能を新たに確保するとともに、恒久堆砂対策を実施することにより、土砂移動の連続性を確保する。
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戦後土木技術の原点ともいわれる大規模重力式コンクリートダム
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元の佐久間ダムは昭和31年竣工。当時、ダムの高さは155.5メートルで、日本一を誇った。最大発電力は35万キロワットで、これも日本一。コンクリートの1日での打設量の世界記録を樹立。電力不足を1日も早く解消するため、「工期3年」で完成。戦後土木技術の原点とも言われる。既設の重力式コンクリートダムとしては現在でも高さが第4位で、代表的な大規模ダム。
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切手「佐久間ダム完成」
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___ |
佐久間ダムの完成を記念して、1956年10月15日に切手が発行された。10円の記念切手。右岸から見た佐久間ダムが描かれている。下部に、「佐久間ダム竣工記念」と。
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殉職者は96名
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建設時の殉職者は96名にのぼり、国会でも問題に。当時ほとんど安全管理の思想はなく、佐久間ダムの工事現場では、保安帽をかぶる技術者、労務者は少なかった。指導もあって、ようやく保安帽をかぶるようになり、全員保安帽をかぶった最初の工事現場は佐久間ダムだったとも。
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取水口が人気
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左岸側に建つ佐久間発電所の取水口が、デザインが「昭和風」とか「レトロ」とか言われ、人気のようだ。
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ダム湖は「佐久間湖」
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佐久間はダムサイトの静岡県の地名。当初は天竜湖であったようだが、いつの間にか佐久間湖に。
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桜池
(さくらいけ)
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和歌山県紀の川市北長田 |
元は江戸時代からの溜池
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この桜池は、元々は江戸時代にできた溜池だった。紀州初代藩主・徳川頼宣によって、慶安5年(1653)に築造されたものだという。周辺は、春には桜と桃がきれい。
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有料の釣り場
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池は「桜池管理釣場」という有料の釣り場になっているようだ。バスを放流している。レンタルボートもある。
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桜ヶ池
(さくらがいけ)
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富山県南砺市西原 |
元は陸軍演習地だった
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この地域は元々陸軍演習地の中央に位置していて、戦前のことで貯水池の築造が困難と思われていたが、たびたび渇水に見舞われた地域住民の熱意により、昭和16年、工事を開始。戦時中のため人手不足と軍の実弾演習のため難航したが、戦後、災害復旧に使われていた大型機械を借り受けるなどして、昭和29年、ついに完成。
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周囲は憩いの場
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ダム周辺は桜ヶ池公園で、ダム湖にはボート乗り場などがあり、市民の憩いの場になっている。
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桜川
(さくらがわ)
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長崎県平戸市生月町南免1555 |
海が見える
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___ |
海岸近くにあって、ダムの天端から海が見える。
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三国川
(さぐりがわ)
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新潟県南魚沼市舞台地先 |
非常用洪水吐にPCD工法を採用
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___ |
非常用洪水吐のコンクリート打設にPCD工法を採用。最大粒径80mmの骨材を使用。80mmを使用したダム工事としては、内外を通じて初めてだという。
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彫刻群が景観のアクセントに
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ダムの天端や周辺に魚沼地方在住の芸術家による彫刻が点在。ダム景観のアクセントに。
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周辺整備が進む
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越後三山の山麓にあり、地域特性を活かし周辺整備。オートキャンプ場、しゃくなげ公園、桜記念公園、しゃくなげ湖ボートパーク、釣り堀、テニスコートなど。豊かな自然を満喫するアウトドアに最適。
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地元に伝わる歌舞伎を上演
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地元の五十沢地区には約200年前から伝わる伝統芸能、『五十沢歌舞伎』『藤村流歌舞伎踊り』が。五十沢歌舞伎保存会、藤村流保存会が受け継ぐ。平成11年より7月下旬に毎年行われている『森と湖に親しむ旬間』に「しゃくなげ湖まつり」としてダム下流の野外ステージで上演される。
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ダム直下に露天風呂
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ダム直下にひっそりと露天風呂が。石造りの露天風呂で、無人だが、にきれいに管理され清潔。ダムを見ながらゆっくりと露天風呂に。開放感は最高。入り口の料金箱に管理費として大人200円、小人100円を入れる。タオルは持参。
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うちの流木もらって下さい
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ダム湖の「しゃくなげ湖」から揚げた流木を、自由に持ち帰っていい。また、チップ化したうえで希望者に無償配布。流木チップは堆肥や土壌改良材、樹木の下草押さえなどに利用できるという。
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岩盤貯蔵酒
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地元の酒造会社3社の清酒を三国川ダムのダム底で半年寝かせたのが「岩盤貯蔵酒」。貯蔵は、ダムの地下100メートルに掘られたトンネルを利用。ボランティア団体「しゃくなげ湖畔を楽しむ会」が企画。2008年11月10日、「お披露目会」で関係者ら約70人が試飲。国のダムを利用した酒の貯蔵は、全国でここだけという。
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ダム湖は「しゃくなげ湖」
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昭和57年、本体工事最盛期を迎えた頃、命名。ダム湖周辺にシャクナゲが多いため。
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佐古
(さこ)
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愛媛県東温市 |
直線と曲線と
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堤高31mに対し堤頂長が210mあり、かなり横長のダムで、下流から見ると、天端が直線的に左右に伸びて見える。一方で、導流壁は曲線状で、管理棟や施設操作室の屋根は丸みのあるデザイン。直線と曲線が組み合わされている。
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笹ヶ峰
(ささがみね)
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新潟県妙高市杉野沢笹ヶ峰 |
標高1200mの高地にある
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農業用ダムとしては全国でも珍しく標高1200mの高地にある。ダムからの水は関川を下り、用水路50km余りを約10時間かけて水田に到達するという。
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上信越高原国立公園
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ダムは上信越高原国立公園にあり、近くの牧場やキャンプ場などもあって、自然豊かな観光地となっています
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笹倉(再)
(ささくら)
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島根県益田市美都町笹倉 |
不特定用水を確保
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治水ダムだったものを不特定用水を確保するため堤体の改修、取水塔の整備などを行う。
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笹流
(ささながれ)
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北海道函館市陣川町 |
日本初のバットレスダム
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大正12年竣工。日本初のバットレスダム。後に東京の小河内ダムを設計する小野基樹の設計。バットレスダムとしては、堤高は国内第2位、堤頂長、堤体積は第1位。昭和59年度に改修工事を完了。「函館市の水道施設群」として土木学会選奨土木遺産2001に選定された。
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リズミカルな景観
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通常ダムは威圧感がある建造物だが、バットレス形式のため軽やかでリズミカルな景観を生み出している。
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前庭広場は憩いの場
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ダムの前庭広場は樹木と緑の芝生に覆われ、古くから「赤川の水源地」として親しまれた。春は桜、秋は紅葉の名所として数多くの市民が訪れる。
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ダム湖周辺は野鳥が多い
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ダムの下流、ダム湖などには、野鳥が多い。カイツブリ、カワウ、アオサギ、オシドリ、マガモなど。探鳥地となっているようだ。
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佐々並川
(ささなみがわ)
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山口県萩市川上大字大ぬた |
長門峡県立指定公園
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ダムは、長門峡県立自然公園の中にあり、ダムやダム湖が周囲の景観と一体となってきれいだという。ダムまでの道は、渓谷沿いを深い谷間を縫って延々と遡らなければならず、狭く落石が多い。
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佐治川
(さじがわ)
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鳥取県鳥取市佐治町尾際 |
河川名に改名
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ダムサイトの大字名から尾際(おあい)ダムだったが、昭和45年、河川名をとって佐治川ダムに改名。
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ゲート機械室の上にスキージャンプ式減勢工
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クレスト部にラジアルゲートを備え、減勢工はスキージャンプ式。その水路がコンジットゲート機械室の屋根上を通っているという珍しい構造。
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ダム湖は「名馬湖」
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平成元年、公募、名馬湖に決定。湖面右岸側の名馬谷の故事に因んだもの。同時に、名馬公園、新名馬谷橋が命名された。
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指久保
(さしくぼ)
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青森県十和田市大字滝沢 |
地山止水対策にアースブランケットと地中連続壁
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右岸地山内には透水性が高い層が分布しているため、止水対策として、地山表面をアースブランケット(土質材料によるブランケット)により対応し、地山内には地中連続壁を構築。
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笹生川
(さそうがわ)
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福井県大野市本戸 |
トンネル式洪水吐
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堤体から少し離れたところに、トンネル式洪水吐がある。大きなローラゲート2門。ダム完成後、計画高水流量を上回る洪水が記録され、特に昭和40年9月の奥越豪雨では大幅に上回る予想外の洪水が発生し、洪水吐やダム本体が重大な危機に直面した。このため、昭和47年度から昭和52年度に、トンネル式洪水吐を新設した。
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ダム湖名に「ダム湖」
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ダム湖名は笹生川ダム湖。ダム湖名に「ダム湖」と入るのは珍しい。
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ダム湖は県立自然公園
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昭和30年に、ダム湖の景観と九頭竜川沿いの渓谷美を中心に、奥越高原県立自然公園に指定された。秘境と呼んでよい場所にあるダム。
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札内川
(さつないがわ)
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北海道河西郡中札内村 |
橋やトンネルのネーミングにこだわる
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周辺の橋は、すずらん、しゃくなげなど草木の名、トンネルは、かしわ、かつらなど樹木の名が付けられている。
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ピョウタンの滝
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下流3kmほどのところに「ピョウタンの滝」。戦後の電力不足の時代に、農村に電気を通すため、地元農協などが建設。ところがその翌年、台風により貯水池などが大量の土砂で埋まり、発電ができなくなったので、放棄された。今では、堰堤が残り、大きな滝のよう。落差は18メートルほど。代表的な観光名所に。
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ダムの守り神「サツナイ竜」
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札内川は「日本一の清流札内川」とも言われ、水質がよい。周辺は緑地整備が進められ、ダムは深い緑に囲まれる。約1キロメートル下流に作られた人造池「ひょうたん池」からは、ダムの守り神「サツナイ竜」(製作者 日展評議員 善本秀作氏)が精悍な姿でダムを見つめる。
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ダム湖は「とかちリュウタン湖」
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ダム湖の形が竜に似ていること、漢字で「竜胆」と書くリンドウが湖周辺に多く自生していることなどから名付けられた。リュウタンのタンは漢字で「潭」とも書き、「深く清らかな水」という意味があり、水が永遠に清らかであるようにとの願いも込められているという。
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佐仲
(さなか)
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兵庫県篠山市 |
有料の管理釣り場
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ダム湖は有料の管理釣り場になっている。桟橋から年中ヘラブナ釣り、10月〜3月はワカサギ釣りが楽しめる。
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鯖石川
(さばいしがわ)
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新潟県柏崎市高柳町門出 |
赤いゲートが目立つ
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中央にあるラジアルゲートが赤く塗られていて、目立つ。
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花見や釣りが出来る
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桜が植えられており、春は花見客で賑わう。ダム湖にはボートがあり、フナ・鯉などが釣れる。
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佐波川
(さばがわ)
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山口県山口市徳地野谷 |
2,000本の桜
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ダム湖周辺には2,000本の桜が植えられ、春には爛漫と咲き乱れる。
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サンショウクイの鳴き声が聞ける
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大原湖では、珍しい渡り鳥、サンショウクイの鳴き声が聞ける。「ヒリヒリン」とか「ピリピリ」と聞こえ、山椒はぴりりと辛いということから、この鳥の名が名付けられたという。昭和48年に鳥獣保護区特別保護地区に指定された。現在は、調査が行われていないため、棲息は不明のようだ。
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ダム湖は「大原湖」
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昭和31年命名。ダム建設で、かつての柚野村の中心だった大原地区など、207戸が水没した。ダム湖は水没地の地区名をとって名付けられた。
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蛇尾川
(さびがわ)
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栃木県那須塩原市百村 |
揚水発電の下池
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揚水発電の下池で、上池は八汐ダム。塩原発電所で最大出力90万kwの発電を行う。
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一般人は入れない
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ダムに通じる道にトンネルがあって、トンネルのところで一般人通行止め。ダムをみるには、テプコ塩原ランドに申込をすれば見学できるらしいが、10名以上のようだ。
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佐比内溜池
(さひないためいけ)
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岩手県遠野市上郷町大開山15林班 |
湖底に佐比内鉄鉱山遺跡
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佐比内鉄鉱山は万延元年(1860)に造られ、高炉2座を有し、明治2年まで鉄の生産が続いた。佐比内溜池ができてその湖底に水没したが、昭和56年(1981)の台風でダムが破損し、修理のため水が抜かれたときに調査が行われ、1番高炉に当たる遺構が確認された。水没しているが、遠野市指定の史跡となっている。
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佐幌(再)
(さほろ)
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北海道上川郡新得町字新内 |
2.9mの嵩上げ
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平成28年8月の台風10号により、下流の新得町内で氾濫による被害が発生した事を契機に、洪水調節機能の増強を目的として嵩上げを行う。
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佐幌(元)
(さほろ)
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北海道上川郡新得町字新内西1線 |
常用洪水吐と非常用洪水吐は減勢工が別
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常用洪水吐として自然調節式のオリフィスゲート、非常用洪水吐として自由越流式のクレストゲートがあるが、常用洪水吐と非常用洪水吐は減勢工が別々に設けられているという珍しい形式。
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「サホロ」で地域を売り込む
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この地域は、サホロリゾート開発に伴い、名称を「サホロ」に統一して、地域売り出し作戦を展開。サホロスキー場、サホロ湖、さらに焼酎などの名物の名前にも。
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ダム湖は「サホロ湖」
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サホロリゾート開発に伴い、一帯の名称を「サホロ」で統一。これに従い昭和63年に命名。
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様似
(さまに)
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北海道様似郡様似町字新富 |
階段式魚道がある
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既設ダムに魚道が新設された。延長288m、落差22mの階段式(一部管路式)の魚道。アメマス、サクラマス、サケなどを対象にしている。
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座間味
(ざまみ)
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沖縄県島尻郡座間味村 |
探鳥地
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ダム湖にはカワセミ、カイツブリなどがすんでいる。冬季にはコガモやカルガモなどの冬鳥が飛来する。探鳥の適地。
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沖縄海岸国定公園
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沖縄海岸国定公園になっている。付近の海岸は海のブルーと白い砂浜。海洋レジャーなどの観光客が多い。
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堤体は石積み模様
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国定公園で観光客も多いことから、景観に配慮。堤体下流面は、石積み模様。化粧型枠により沖縄独特の石積み(首里城跡のあいかた積み)を模したもの。
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早明浦(再)
(さめうら)
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高知県長岡郡本山町吉野 |
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早明浦(元)
(さめうら)
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高知県長岡郡本山町吉野 |
四国の水瓶
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有効貯水容量2億8900万立法メートル。うち利水容量は1億7300万立法メートルで、これは香川県下の1万5千箇所の溜池の総貯水容量に相当するという。四国四県を潤し、四国の水瓶とも言われる。
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四国のいのち
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ダム堤体脇の公園に「四国のいのち」と書いた碑がある。ダムは高知県にあるが、その水は四国4県で使われている。特に下流の池田ダムから取水する香川用水は、香川県にとっては大事な水源。渇水になると、ダムの大切さが実感される。
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水没は387世帯
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ダム建設により多くの家屋が水没し、水没世帯は387世帯にのぼった。一時反対運動も強かった。昭和35年建設省のダム計画がほぼ固まったとき、大川村中切地区に「早明浦ダム絶対反対」の大看板を掲げ、村内 600ケ所に反対の立て看板が立った。砦として大川村役場庁舎コンクリート3階建を新築。昭和38年早明浦ダム調査所が開設されたときには、村民大会でダム建設絶対阻止が挙村一致で議決。
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狭山池(再)
(さやまいけ)
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大阪府大阪狭山市大字池尻 |
狭山池を治水ダムに
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日本最古のダム形式のため池である狭山池を治水ダムとして改良。平成の改修といわれる。貯水池の池底を約3m掘削し、堤体を約1m嵩上げ。洪水調整機能を備えた均一型アースダムに生まれ変わった。
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狭山池は日本最古のダムといわれる
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狭山池は、「古事記」や「日本書紀」にも記述がみられるという古い潅漑用のため池。発掘調査により発見された東樋(ひがしひ)の木製樋管(コウヤマキ)について、年輪年代測定法により伐採年代を測定したところ、616年との結果が得られたことなどから、狭山池の築造は7世紀前半とする説が、現在有力。東樋は、大阪府立狭山池博物館に展示されている。
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猿谷
(さるたに)
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奈良県五條市大塔町辻堂大和田 |
紀ノ川へ分水
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南に流れる十津川(熊野川)の水を、猿谷ダムの坂本取水口から取水し、発電に利用、紀ノ川に放水される。
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山財
(さんざい)
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愛媛県宇和島市津島町山財4250 |
ダム湖は「鷺里湖」
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昭和63年、一般公募。白鷺が地元津島町の町鳥。町内にはサギソウ自生地もある。
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三名川
(さんなかわ)
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群馬県藤岡市三本木字大谷 |
有料の釣り場
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貯水池は、ヘラ鮒釣りで有名らしい。またワカサギ釣りもできる。桟橋釣りとボート釣りがあり、有料。毎年9月23日には三名湖へら鮒釣競技大会が開催され、多くの参加者で賑う。
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山王海(再)
(さんのうかい)
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岩手県紫波郡紫波町土館 |
既設ダムの直下流に建設
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既設ダムを嵩上げ。旧ダム直下流に新ダムを建設。旧ダムの一部を取り込む形になっている。旧ダムはアースダムだったが、ロックフィルダムに生まれ変わった。旧ダムの利水機能を維持しながら施工。
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農業用水専用ダムでは貯水量日本一
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再開発により建設された新ダム。貯水量は農業用水専用ダムでは日本一。
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親子ダム
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ダムの自己集水面積ではダムを満水に出来ないため、滝名川に隣接する葛丸川に新設された葛丸ダムとの間で、導水トンネル、取水トンネルを通じ相互に水を補給する計画。全国でも珍しい親子ダム。
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堤体に大きな文字
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下流から見ると、ロックフィルダムの堤体に大きな文字で「平安 山王海 2001」と。旧ダムの堤体にも植樹された「平安 山王海 1952」の文字があった。永遠の水争いの終焉を祈念したものという。新ダムにそれが2001となって引き継がれた。背景が黄緑の芝生で、文字が濃い緑の木であるようだ。
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水争いの歴史
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山王海地区は、水田面積に比べて水源の流域面積が小さく降雨量も少ないことから、深刻な水不足に悩まされ、水争いを繰り返してきた。「志和の水けんか」といわれ、記録に残るものだけで36回も。天保4年、天保11年、慶応元年、明治33年、大正13年の水争いは、死者を出すなどの大騒動。昭和27年、旧山王海ダムが完成し水争いの歴史にも終止符。
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山王海(元)
(さんのうかい)
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岩手県紫波郡紫波町土館 |
建設当時東洋一のアースダム
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建設当時、東洋一のアースダムだった。近代フィルダムの草分け的ダム。
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水争いの歴史
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山王海地区は、水田面積に比べて水源の流域面積が小さく降雨量も少ないことから、深刻な水不足に悩まされ、水争いを繰り返してきた。「志和の水けんか」といわれ、記録に残るものだけで36回も。天保4年、天保11年、慶応元年、明治33年、大正13年の水争いは、死者を出すなどの大騒動。昭和27年、山王海ダムが完成し水争いの歴史にも終止符。ダム堤体に刻まれた「平安・山王海・1952」の文字は、当時の国分知事が、永遠に水争いがなく、平穏を願う気持ちを記念し、植樹したもの。
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三瓶
(さんべ)
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島根県大田市三瓶町野城地先 |
ダム湖は「さひめ湖」
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平成6年に住民に公募し、「さひめ湖」に決定。石見地方に広く分布する「狭姫(さひめ)」伝説に由来する。三瓶山は、古くは「佐比売山(さひめやま)」と呼ばれた。
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サンル
(さんる)
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北海道上川郡下川町北町1164番地 |
台形CSGダムを採用
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新しい技術である台形CSGダムを採用する。コスト縮減などを目指す。台形CSGダムとしては、当別ダム、億首ダムが既に完成している。
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サクラマスなどの遡上性魚類に配慮
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サンル川は、天塩川流域でも有名なサクラマスの遡上河川。 サンルダムでは遡上性魚類対策のため、高低差24m、延長300mの魚道を計画。 魚道には、所々に減勢効果と魚類の休息場として中間プールを組み合わせる。
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ダム湖岸の緑化には「生態学的混播法」
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ダム湖岸の緑化は、「生態学的混播法」という新しい手法で実施。周辺の森から種を採取、それをまいて苗を育て、できた苗や種をランダムに植える。ダム完成前の早い時期から小さな苗を植えるので、ダム完成時に大きな木を植えるよりも確実で、コスト的にも有利だという。
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塩川
(しおかわ)
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山梨県北杜市須玉町比志 |
左岸で遮水工を実施
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ダムサイト左岸上流の貯水池内に幅約300mのなだらかな鞍部地形が発達しているが、この部分の透水性が高いため漏水防止工が必要となった。上部を傾斜型ロックフィルダム、下部を連続地中壁で、地山はグラウチングで対処した。
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地域振興の拠点を目指し周辺整備
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ダムの周辺は、観光を中心に地域振興の拠点を目指した整備がされている。みずがき湖ビジターセンターは、須玉町が運営する中心施設。レストラン、売店、インフォメーション等がある。
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塩沢
(しおざわ)
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群馬県多野郡神流町大字塩沢地先 |
ダムの脇にモザイク壁画
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ダムの側面、天端道路の突き当たりにモザイク壁画がある。タイル張りで、縦8メートル、横30メートルとかなり大きい。神流町を象徴する「神流川、御荷鉾山(みかぼやま)、鯉のぼり」の3つからイメージした青を基調とした配色の抽象画。
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建物は和風
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管理事務所やゲート機械室などの建物は和風のデザイン。コンクリートダムに似合わないようにも思うが、ちょっと珍しい。
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ダム湖は「蛇神湖」
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その昔、神域であった赤久縄山には大蛇が棲んでいて、村を守ってくれる神であると崇められていたことによるもの。上流には蛇神橋もある。
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塩田調整池
(しおたちょうせいち)
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栃木県芳賀郡市貝町大字竹内 |
芝ざくら公園
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「芳那の水晶湖」に隣接して芝ざくら公園がある。4月にはピンク色の花が一面見事に咲く。
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ダム湖は「芳那の水晶湖」
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八角形の水晶に似た形をしている。水を供給する芳賀郡と那須郡から一時づつ取り、「芳那(はな)の水晶湖」に。
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塩手池
(しおていけ)
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岡山県津山市市場 |
岡山県内では大規模なため池
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塩手池は津山藩主・森長継によって築造されたと伝えられるため池で、大正14年から昭和4年までの5ヶ年をかけて改築された。かんがい用のため池として岡山県で最大の貯水量誇るという。周囲約4kmでは美しい風景を眺めながらの散策やサイクリングができる。
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塩原
(しおばら)
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栃木県那須塩原市大字関谷字西山 |
天端は半分が立入禁止
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天端は歩行者が通行可能だが、それも途中までで半分は立入禁止。観光地なのに残念との声も。
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日本一の吊橋
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ダム湖には「もみじ谷大吊橋」が架かる。無補剛桁歩道吊橋としては日本一長い。オープンした平成11年度には110万人もの人が訪れ、その後も年間50万人ほどの人が訪れている。観光拠点になっている。
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