須田貝
(すだがい)
|
群馬県利根郡みなかみ町藤原 |
フライアッシュを初めて使う
|
___ |
コンクリートの混和剤としてフライアッシュを採用した最初のダム。混入率20%。
|
後からできた他ダムのために改名
|
___ |
昭和30年、楢俣ダムとして完成。平成元年近くに奈良俣ダムが完成。奈良俣ダムはダムサイトが楢俣川にあるが、既存の楢俣ダムに配慮して字を変えた。しかしその後、発音が同じで混乱が生じ、先発の楢俣ダムが須田貝ダムに改名。ダムサイトの地名が須田貝。
|
日本最初の地下発電所
|
___ |
地下70mにある東京電力の須田貝発電所は日本最初の地下発電所として知られる。昭和30年に完成。
|
ダム湖は「洞元湖」
|
___ |
名前は、ダム上流に流入する支川にある洞元の滝に因んだもの。山に囲まれ、自然の中で静かなたたずまい。
|
|
砂子沢
(すなこざわ)
|
秋田県鹿角郡小坂町小坂字向125 |
あなたは ? 人目の「ダムマニア」です!!
|
___ |
秋田県の砂子沢ダム建設事務所のホームページを見ると、『あなたは 0016460 人目の「ダムマニア」です!! 』などと出る。『所長より、「ダムマニア」の皆様へひと言申し上げます!』と言うページもある。『これが真夜中のダムコンクリート打設だ!』の記事は、詳細で勉強になる。ユニークでおもしろいページだ。
|
ダム湖は「夢砂湖」
|
___ |
2009年9月1日から10月9日まで名称を公募、76件の応募があり、選考委員会で、神奈川県川崎市の赤羽和親さんのアイデアに決定。地域に夢をもたらす湖になってほしいとの願いが込められている。
|
|
素波里
(すばり)
|
秋田県山本郡藤里町粕毛字南鹿瀬内沢3 |
珍しい取水設備
|
___ |
灌漑用の温水取水設備がある。貯水の表層部から取水して斜めに下りている管で堤体下部から放流するという珍しい構造。
|
白神山地の一部
|
___ |
周辺は白神山地の一部で、ブナを主とする広葉樹と秋田杉に恵まれ、素波里湖に映る紅葉は趣がある。
|
ダム湖は「素波里湖」
|
___ |
ダム名と同じ。ダムサイト直下に素波里神社がある。素波里は「窄(すばり)」で、両側が絶壁となったけわしい谷のような地形を意味するという。
|
|
摺上川
(すりかみがわ)
|
福島県福島市飯坂町茂庭 |
特徴のある非常用洪水吐
|
___ |
非常用洪水吐は平面湾曲型側水路形式と呼ばれる特徴のあるもの。自由越流式で、越流頂が317mもある。長く湾曲した自由越流頂を水が越えて落下する様子は、非常にきれいだという。
|
一つの材料山から各種材料を分別採取
|
___ |
一つの材料山からロック材、フィルタ材、コア材、コンクリート骨材等の材料を分別採取。材料山を複数造るのに比べ、自然改変を最小限に。
|
上流仮締切堤でCSG
|
___ |
上流仮締切堤でCSG工法を採用。堤高21.5m、堤頂長115.0m。仮排水トンネルの掘削廃棄岩を有効利用。1995年12月〜1996年3月に施工。ダム現場におけるCSGの初期の事例。
|
コスト縮減に取り組む
|
___ |
委員会を設けて総合的コスト縮減策を検討。施工計画の変更、構造の変更などメニューは広範。平成10年度までに20項目を選定。検討の結果13項目で33億円の縮減になるという。
|
水位変動の幅1.5mで環境に優しい
|
___ |
洪水調節用のダムは、雨が多い洪水期間に入る前に貯水池の水量を減らし、大雨を貯める容量を確保。このため、貯水池の水位は、洪水期間の前には低く、洪水期間を過ぎると高くなる。水位変動によって、貯水池の岸には植物が少ない部分ができる。摺上川ダムは、水位変動の幅が僅か1.5m。植物が生えにくい部分の面積が小さく、環境にやさしい設計だという。
|
森づくり大作戦
|
___ |
NPOを始めとするボランティアの協力によって「森づくり大作戦」を実施中。工事用地などに自然の森をよみがえらせるプロジェクト。まず苗畑で木のタネを播き、苗を作り、ダム湖周辺の森づくり予定地3カ所に植える。平成14年10月12日には、福島市飯坂町の専用苗畑にNPO・市民団体など約500人が集合。ミズナラやコナラ、トチノキなどの木のタネを播いた。
|
ダム湖は「茂庭っ湖」
|
___ |
一般公募で寄せられた2546件(湖名数1124点)から、2003年9月に摺上川ダム湖名選定委員会が決定。
|
|
清願寺
(せいがんじ)
|
熊本県球磨郡あさぎり町大字皆越 |
アースダムとしては堤高日本一
|
___ |
堤高60.5m。アースダムとしては日本一高い。
|
|
聖台
(せいだい)
|
北海道上川郡美瑛町字中宇莫別 |
「聖台」の由来
|
___ |
明治22年、付近の台地が皇室御料地に編入され、離宮建設の構想もあった。その後、御料地一帯の高台が払い下げられることになり、大御心への感謝の気持ちを込めてこの台地を「聖台」と名付けたという。
|
コンクリート中心コア式
|
___ |
当時としては大規模なダムで、当時の最高水準の技術が導入されたといわれる。アースダムだが、コアが土ではなくコンクリートの、コンクリート中心コア式ゾーン型フィルダム。当初は粘土のコアとして設計・着工されたが、基礎岩盤に割れ目が多いことが判明、設計を変更してコンクリートコアとなった。
|
大きな洪水吐
|
___ |
大きな洪水吐を備えている。自然越流式の流入部、それに続く導流部と、いずれも大型。
|
|
世木
(せぎ)
|
京都府南丹市日吉町天若字向山 |
水没してもダム
|
___ |
日吉ダム建設に伴い世木ダムは大部分が水没し、ゲートは全て撤去された。しかし、発電のための取水は行われており、発電目的のダムとして機能している。また、事実上貯砂ダムとしての役割も果たしている。水没しても依然としてダムなのは珍しい。
|
|
瀬戸
(せと)
|
奈良県吉野郡十津川村旭字瀬戸 |
揚水発電の上部ダム
|
___ |
下部ダムは旭ダム。奥吉野発電所で、高度差500 メートルを利用して揚水発電。
|
|
瀬戸石
(せといし)
|
熊本県球磨郡球磨村神瀬 |
魚がのぼりやすい川づくり
|
___ |
魚がのぼりやすい川づくりのため魚道を整備。「アイスハーバー型」を採用。全長約430mで、その3/4に当たる約300mはトンネルや暗渠。平成11年3月に着工し、平成13年度に竣工。瀬戸石ダムの魚道の他に新前川堰魚道、球磨川堰魚道などの整備も行っている。
|
|
千苅
(せんがり)
|
兵庫県神戸市北区道場町生野字大岩嶽 |
表面は石張り
|
___ |
表面が石張りの重力式コンクリートダム。堤頂に並ぶスライドゲートは現存するものとしては最古。大正8年に完成したが、昭和4年から6年にかけて、6m嵩上げされた。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
|
放流が美しい
|
___ |
放流時には、石張りの堤体斜面を白く波立った水が流れ落ち、美しい景観を呈する。
|
|
千貫石(再)
(せんがんいし)
|
岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根字鷹巣 |
銭1000貫の人柱「おいし」
|
___ |
このダムは、元は天和2年(1682)着工。工事中何度も決壊したので、「おいし」という若い女性を銭1000貫で買ってきて、牛とともに人柱にしたという。10年の歳月をかけ、元禄4年(1691)ようやく完成。
|
ダム湖は「千貫石溜池」
|
___ |
江戸時代、最初に築造した時、人柱「おいし」を銭1000貫で買い求めたという話からこの名がある。歴史のある溜池。
|
|
千五沢(再)
(せんござわ)
|
福島県石川郡石川町大字湯郷渡 |
空容量を治水容量に振り替え
|
___ |
昭和50年完成のかんがい用のダムについて、空容量を治水容量に振り替え、洪水調節とかんがい用水の補給を目的とした多目的ダムとする。
|
|
船上山
(せんじょうざん)
|
鳥取県東伯郡琴浦町 |
近くに船上山
|
___ |
ダムの西1.5kmほどのところに船上山がある。標高616m。山容が船底の形に似ていることからこの名がある。断崖が有名で、溶岩の冷え固まった断崖が数キロにわたって続く。また、船上山は、その昔後醍醐天皇が隠岐より脱出して籠城した地としても知られる。ダム湖を挟んで眺める船上山の姿は素晴らしいという。
|
|
千頭
(せんず)
|
静岡県榛原郡川根本町千頭 |
堆砂率国内最高
|
___ |
平成12年度の国土交通省の調査によると、堆砂率(堆砂量/総貯水容量)が97.7%。総貯水容量100万立方メートル以上のダムの中で一番堆砂率が高い。
|
土木遺産
|
___ |
戦前に建設されたダムとしては堤高が高い。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
|
|
仙人谷
(せんにんだに)
|
富山県黒部市宇奈月町黒部奥山国有林内 |
「黒三」のためのダム
|
___ |
黒部川第三発電所、通称「黒三」のために戦前に建設されたダム。このあと戦後になって、さらに上流に黒部川第四発電所と黒部ダムが建設されることになる。
|
シンメトリーな構造
|
___ |
岩盤上にダムが築かれている。左右対称でシンプル。小屋平ダムとうり二つだが、こちらの方がやや小さい。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
|
吉村昭の小説「高熱隧道」の舞台
|
___ |
黒部峡谷鉄道の終点・欅平から黒部ダムまで関西電力の工事用輸送路「黒部ルート」が続く。欅平から竪坑をエレベーターで200メートル上がると、トロッコはそこからトンネルを走る。トンネルは、仙人谷ダム建設のために建設された。吉村昭の小説「高熱隧道」の舞台。硫黄のにおいがトロッコの車内にプーンと漂う。岩盤温度が摂氏130度にも達する。建設当時はダイナマイトが自然発火するほどだったという。
|
|
千本
(せんぼん)
|
島根県松江市西忌部町字細田 |
登録有形文化財
|
___ |
大正時代に建設された水源地堰堤。堤体内部は粗石コンクリートを用い、表面は間知石の谷積。2003年に日本土木学会選奨土木遺産に指定され、2008年には登録有形文化財に登録された。
|
|
宗極池
(そうごくいけ)
|
香川県東かがわ市引田町南野 |
瀬戸内海が見える
|
___ |
海から1kmほど。天端から下流を見ると、瀬戸内海が見える。
|
|
相当
(そうとう)
|
長崎県佐世保市上柚木町 |
軍需工場の水源として建設
|
___ |
軍需工場の水源として戦時中に旧海軍が建設。建設作業には連行された米国人捕虜らが従事した。
|
|
惣の関
(そうのせき)
|
宮城県宮城郡利府町森郷地先 |
生コンを使用
|
___ |
本体コンクリート量が小規模なことから、民間の生コンプラントからコンクリートを使用する方式を採用。コストの縮減を図る。
|
|
佐布里
(そうり)
|
愛知県知多市佐布里 |
愛知用水の調整池
|
___ |
愛知用水の工業用水を名古屋南部臨海工業地帯に供給するための調整池。木曽川の水がここまで導かれ貯水される。複雑に入り込んだ形で、半島には桜の半島、西の半島などの名が。
|
佐布里梅
|
___ |
佐布里梅は、明治の初め鰐部亀藏が梅の木と桃の木を接木して作り出した。実は果肉が厚く、核が小さい。酸味が強いので梅漬け、梅酢に最適。佐布里池の梅林は2月中旬から3月上旬まで、うす紅色の佐布里梅をはじめ、様々な梅の花が咲く。
|
|
薗原
(そのはら)
|
群馬県沼田市利根町穴原字大平 |
ゲート機械室の屋根上にスキージャンプ式減勢工
|
___ |
クレスト部に4門のラジアルゲートを備え、減勢工はスキージャンプ式。その水路がコンジットゲート機械室の屋根上を通っているという珍しい構造。
|
天端に巨大ガントリークレーン
|
___ |
巨大なガントリークレーンがある。天端の上流側と下流側にレールがあって、レール上を走行する。堤体上流面にある予備ゲートを開閉する際に使う。IHI製、132.5t。
|
近くに観光地
|
___ |
薗原湖の直上流には老神温泉があり、さらに上流には名勝・吹割の滝があって、この付近は新緑・紅葉の時期には観光客が多いが、ダムは駐車場などの施設が整備されていないらしい。
|
りんごの産地
|
___ |
薗原湖周辺は、りんごの産地としても有名で、りんご園がある。津軽、ムツ、フジ、など種類も豊富。9月下旬から11月下旬までがシーズン。
|
|
祖山
(そやま)
|
富山県南砺市大字祖山字大沼 |
土木遺産
|
___ |
戦前では5番目に高いダムだという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
|
ダム湖を眺めながら露天ぶろに
|
___ |
平村ふれあい温泉センター「ゆ〜楽」では、ダム湖を眺めながらヒノキの露天ぶろにつかれる。眼下に広がるエメラルドグリーンの湖面と奥深い山々が連なる風景は絶景。
|
|
帝釈川(再)
(たいしゃくがわ)
|
広島県庄原市東城町三坂 |
洪水処理能力の向上と堰堤補強
|
___ |
完成後約80年を経過し老朽化が進んでいること、最大で約35mの未利用落差があることなどから、発電所の再開発と合わせて、ダムに堤体越流式の洪水吐を増設して洪水処理能力の向上を図るとともに、既設堤体の下流面にコンクリートを打ち増して安定性の向上を図る。
|
縦長ダム
|
___ |
再開発前の元ダムは堤頂長が35.2mしかないのに堤高は62.1mで堤高堤頂長比は1.76。アースダムを除けば日本一の縦長ダム。再開発後のダムも堤高堤頂長比は1.58で、元ダムに次ぐ縦長ダム。
|
大規模な仮設構台を設置して工事を実施
|
___ |
急崖が連続する急峻な地形にあり、また、名勝・国定公園で自然改変は最小限に抑える必要があることなどのため、貯水池内やダム下流面に大規模な仮設構台を設置してコンクリート打設などの工事を行った。
|
元々のダムは大正13年完成、当時日本一の高いダムとも
|
___ |
元々のダムは大正9年に着工、大正13年に高さ56.4mで完成。粗石コンクリートを使用していた。その後、昭和6年に約6m嵩上げされ、高さ62.1mとり、さらにリニューアルされた。大正13年の完成当時、日本一の高いダムだったという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
|
「帝釈峡」の中心に位置する
|
___ |
ダム・貯水池周辺は、比婆・道後・帝釈国定公園第1種特別地域に、また、国指定の名勝「帝釈川の谷」に指定されており、広島県でも有数の観光地である「帝釈峡」の中心に位置している。
|
ダム湖は「神竜湖」
|
___ |
ダム湖の形が竜に似ていることから神竜湖と呼ばれる。
|
|
帝釈川(元)
(たいしゃくがわ)
|
広島県庄原市東城町三坂 |
元々のダムは大正13年完成、当時日本一の高いダムとも
|
___ |
元々のダムは大正9年に着工、大正13年に高さ56.4mで完成。粗石コンクリートを使用していた。その後、昭和6年に約6m嵩上げされ、高さは62.1mとなった。ここに掲載した諸元などはその嵩上げ時のもの。大正13年の完成当時、日本一の高いダムだったという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
|
日本一の縦長ダム
|
___ |
堤頂長が35.2mしかないのに堤高は62.1m。堤高堤頂長比は1.76。アースダムを除けば日本一の縦長ダム。
|
「帝釈峡」の中心に位置する
|
___ |
ダム・貯水池周辺は、比婆・道後・帝釈国定公園第1種特別地域に、また、国指定の名勝「帝釈川の谷」に指定されており、広島県でも有数の観光地である「帝釈峡」の中心に位置している。
|
ダム湖は「神竜湖」
|
___ |
ダム湖の形が竜に似ていることから神竜湖と呼ばれる。
|
|
大正池(再)
(たいしょういけ)
|
京都府綴喜郡井手町多賀字一ノ谷20−1 |
取水堰を新設
|
___ |
堤体を補修し、かんがい用水供給のための取水堰を新設。諸元は変更なし。
|
|
大雪
(たいせつ)
|
北海道上川郡上川町字層雲峡大学平 |
人工湖とは思えない景観の大雪湖
|
___ |
ダム湖である大雪湖は、周囲を原生林で覆われ、湖面にその影を映し、人工湖には見えないスケールと景観。
|
天端を国道が通る
|
___ |
ダムの堤体の上を国道273号線が通過。道路があるのはよくあるが、国道が通るのは余りないのでは。
|
|
大戸川
(だいどがわ)
|
滋賀県大津市上田上牧町 |
建設か中止かで揺れる
|
___ |
淀川水系流域委員会は、淀川水系の5ダムの計画見直しの検討を進め、それを受け、国交省は2005年7月、大戸川ダムの事実上の建設中止の方針を示れた。その後、滋賀県など、なお継続を求める意見も強く、国交省近畿地方整備局は2007年8月、大戸川ダムについて治水専用の穴あきダムとして建設することをを盛り込んだ淀川水系の河川整備計画の原案を発表した。
|
|
胎内川(再)
(たいないがわ)
|
新潟県胎内市下荒沢 |
洪水吐を増設
|
___ |
堤体に洪水吐を新設して、放流能力を増強させる。それに合わせ減勢工にも手が加えられる。
|
|
胎内川(元)
(たいないがわ)
|
新潟県胎内市下荒沢字胎内山 |
ヘリポート付き
|
___ |
ダムの駐車場がヘリポート兼用になっている。冬期点検の交通手段としてヘリポートがあり、夏は駐車場。
|
|
胎内第1
(たいないだいいち)
|
新潟県胎内市下荒沢字胎内山 |
県営発電
|
___ |
新潟県企業局の発電用ダム。胎内第一発電所で最大出力11,000kWの発電。
|
写真が撮れない
|
___ |
地形の関係から、堤体のいい撮影ポイントがない。特に下流からは写真が撮れないようだ。
|
|
大日
(だいにち)
|
兵庫県南あわじ市北阿万新田北 |
2ダムが1事業として建設された
|
___ |
大日ダム・牛内ダムは地形的条件から、トンネルにより洪水を分水し、一体となって機能するように考慮されており、国の補助も2ダム1事業として採択された全国的には珍しいダム事業。
|
|
第二浜田
(だいにはまだ)
|
島根県浜田市三階町 |
浜田川総合開発事業の一環
|
___ |
浜田川総合開発事業は、洪水調節を目的として浜田ダムを再開発し、さらに浜田ダムの再開発のみでは不足する洪水調節容量の確保、既得取水の安定確保等を目的として第二浜田ダムの建設を行うもの。
|
|
第2袋倉
(だいにふくろぐら)
|
千葉県鴨川市東町字袋倉谷1848−2 |
なかなかたどり着けない
|
___ |
第1袋倉ダムまではどうにか車で行けるようだが、そこから奥にある第2袋倉ダムは、山道を歩かなければならない。途中トンネルを抜ける。たどり着くのが大変のようだ。
|
|
大保
(たいほ)
|
沖縄県国頭郡大宜味村字田港地先 |
折れ曲がる
|
___ |
ダム軸が折れ曲がっている。当初は直線で計画されたが、河床部基礎に断裂系劣化帯が存在することが判明、それを避けるため、ダム軸を折り曲げる案を検討した結果、地形地質条件への対応、経済性等の観点からこれが採用された。
|
CSGを活用
|
___ |
大保ダムでは、脇ダムの沢処理工、上流仮締切堤など4箇所でCSG構造物を建設。このうち、脇ダムの沢処理工は構造が台形CSGダム。平成15年9月にCSG打設開始。正式なダムとは異なるが、構造的には初の台形CSGダム。
|
特別天然記念物ノグチゲラを保全
|
___ |
「ノグチゲラ」はキツツキ科の希種。国の特別天然記念物で、国と県から絶滅危惧種に指定されている。北部ダム事務所は北部地域の森林に平成元年からノグチゲラの生息地に人工営巣木を設置してきた。大保ダム流域は沖縄本島のノグチゲラ分布域の南限とされる。大保ダムでは保全対策要綱を策定して、ノグチゲラ保全対策を進める。平成10年4〜5月には、平成8年に北部地域の森林に設置した人工営巣木で、ノグチゲラの営巣と繁殖が確認された。
|
ダム湖は「ぶながや湖」
|
___ |
大保ダムがいつまでも多くの人に親しまれるようにと「ダム湖」と「大保ダム地域防災センター・学習資料館」の愛称を一般から公募。多数の応募作品の中から『ぶながや湖』と『ぶながや館』に決定。「ぶながや」とは「森の妖精」のことで、大宜味村の森や川のみに生息すると言われているそうだ。
|
|
大坊
(だいぼう)
|
山口県長門市油谷悪渡瀬 |
ダム湖は「赤滝湖」
|
___ |
昭和62年、「森と湖に親しむ旬間」を機に公募、命名。赤滝は水没地の地区名。
|
|
大保脇
(たいほわき)
|
沖縄県国頭郡大宜味村字田港地先 |
背面盛土キャップ構造
|
___ |
大保ダムの脇ダム。堤高66mのロックフィルダムだが、背面盛土キャップ構造を採用。背面盛土キャップ構造は、フィルダムの堤体背面に残土による大規模な盛り土を行うもの。掘削残土の処分の費用を軽減できる。
|
|
大門
(だいもん)
|
山梨県北杜市須玉町大字上津金 |
貯水池の遮水工に数々の工夫
|
___ |
八ヶ岳の火山灰などで、漏水しやすい地質のため、貯水池右岸尾根部にアスファルトフェーシングを行うなど、ダム本体以上に貯水池の遮水工に数々の工夫をしている。府県施工のダムとしては初めて土木学会技術賞に輝く。
|
ダム湖は「清里湖」
|
___ |
清里高原からとった。なお、清里高原の発展のはじめは、小河内ダム建設による水没者の移住であった。
|
|
高隈
(たかくま)
|
鹿児島県鹿屋市下高隈町古園 |
南国の鳥の楽園
|
___ |
大隅湖ができて、野鳥の楽園になった。なかには、ミサゴやヒクイナといった珍しい鳥も棲息している。
|
|
高坂
(たかさか)
|
山形県最上郡真室川町大字差首鍋字青沢境山 |
近くに「高坂の大カツラ」
|
___ |
ダム近くの林道入口付近、山中の急斜面の上に「高坂の大カツラ」がある。樹齢約500年、幹回り16.3mのカツラの大樹。環境省の「全国巨樹巨木林調査」(2001年)で全国第2位の大樹であることが判明。
|
ダム湖は「梅花里湖」
|
___ |
ダム湖は梅花里湖と命名された。周辺は深い山で、自然が豊富。春の新緑や秋の紅葉の時期には満水期と重なり、湖面に山並みの景色が美しく映る。バードウォッチングや釣りも楽しめる。
|
|
高柴
(たかしば)
|
福島県いわき市山田町寺作 |
ダム湖は「たかしば湖」
|
___ |
ダム建設後、ダム湖は名付けられていなかったが、昭和62年、小学校から公募し、「たかしば湖」に決定。
|
|
鷹島
(たかしま)
|
長崎県松浦市鷹島町里免橘坂 |
湾を締め切って造ったダム
|
___ |
下流がすぐに海という変わったダム。重力式コンクリートダムにより日比湾を締め切って淡水湖化。堤高29.9mの4分の3は海面下で、まるで大きめの防波堤のよう。ダム直下は港で、漁船やフェリーが停泊している。このため、海中ダムとも言っているようだ。ダムのある風景としては、ごく珍しい。
|
|
高瀬
(たかせ)
|
長野県大町市大字平字高瀬入 |
日本一高いロックフィルダム。
|
___ |
東洋一の規模のロックフィルダムとも称される。堤高176m。ロックフィルダムとしては日本一高い。全ダムを通じても、黒部ダムに次ぎ第2位。また、堤体積は既設のダムの中では奈良俣ダムに次ぐ。とにかく大きい。
|
揚水発電の上池
|
___ |
高瀬ダムは発電専用のダム。揚水発電の上池で、下池の七倉ダムとの落差230mを利用し、地下の新高瀬川発電所で発電している。1979年6月運転開始、最大出力は128万kW。
|
巨大なスキージャンプ式洪水吐
|
___ |
右岸側に洪水吐があるが、これが巨大なスキージャンプ式。放流の時は多分豪快だろう。
|
高瀬渓谷の中にたたずむ美しいダム湖
|
___ |
高瀬渓谷には、上流から高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムの3ダムが続いている。高瀬ダムのダム湖は残雪、新緑、紅葉など四季折々に素晴らしい景観を見せる。そこに、巨大なロックフィルダムがある。ダム湖は、まだ名前がないようだ。
|
曽野綾子「湖水誕生」の舞台
|
___ |
高瀬、七倉両ダムの建設に情熱をかけた技術者たちの真摯な姿を、曽野綾子は『湖水誕生』(昭和60年)で小説化した。技術者たちと、夫不在の家族たちの生活群像を描く。ダム現場に7年間も通いつづけ徹底的に取材したという。
|
自家用車では行けない
|
___ |
七倉ダムの上流は東京電力の管理用道路になっていて、その先にある高瀬ダムは一般の車では行くことができない。麓にある高瀬川テプコ館の見学ツアーに参加するか、公認タクシーを利用するか、あるいは徒歩でいくしかない。歩いて1時間程度のようだ。
|
|
高滝
(たかたき)
|
千葉県市原市大字養老字寺ノ下 |
ベルトコンベヤ工法を採用
|
___ |
堤体コンクリートの打設に、ベルトコンベヤ工法を採用。平成元年6月に本体コンクリート打設を終了。小平ダムとともにこの工法の初期の例。
|
バスなどの釣り場
|
___ |
ブラックバスの釣りができる。レンタルボート、周辺のトイレ、駐車場なども。冬にはワカサギ釣りで賑わう。
|
レクリエーション施設も充実
|
___ |
ダム湖周辺には、湖の自然環境を生かしたせせらぎ広場や憩の広場、水生植物園や水上テラス、ダム記念館などのレクリエーション施設も。
|
花火大会
|
___ |
毎年8月に高滝ダム湖畔で「市原市高滝ダム市民花火大会」が開催される。名物の水中スターマインなど見どころが豊富。平成16年は、第13回で、8月14日に開催された。
|
|
高津戸
(たかつど)
|
群馬県みどり市大間々町高津戸1090-4 |
下流は渓谷
|
___ |
すぐ下流には、はねたき橋という歩行者専用の橋があり、さらに下流は高津戸峡と呼ばれる渓谷。そのため、ダム周辺にも観光客が来るらしい。
|
|
高遠
(たかとお)
|
長野県伊那市高遠町勝間 |
下流に高遠城址公園
|
___ |
すぐ下流に下流に高遠城址公園がある。高遠城址公園は、コヒガンザクラの名所として有名。花見シーズンには道路が大混雑で、ダム巡りはこの時期を避けた方がいいらしい。
|
|
鷹泊
(たかどまり)
|
北海道深川市鷹泊2404番地先 |
堤体下流面を大規模に補修
|
___ |
昭和28年の竣工以来、堤体のコンクリートは凍結融解により劣化して、表面にひび割れ、剥離などが見られた。このため堤体下流側の越流面全体と減勢工水叩部について、コンクリートを50〜130cm切削除去して、新たなコンクリートで補修。平成11年から3年にわたって工事を実施。新たに開発された切削装置(ラスパール)が使用された。
|
|
高富(再)
(たかとみ)
|
北海道石狩市八幡町高岡302 |
既設ダムの改築
|
___ |
昭和5年完成の既設の高富ダムの改築。
|
|
高根第一
(たかねだいいち)
|
岐阜県高山市高根町 |
大規模アーチダム
|
___ |
堤高133m、堤頂長276mの大規模アーチダム。中部電力のダムの中では、堤高が一番高い。
|
揚水式発電
|
___ |
地下にある高根第一発電所で、高根第二ダムとの間で揚水式発電。こちらが上部調整池。
|
ダム湖は「高根乗鞍湖」
|
___ |
ダムの東北約10kmに乗鞍岳の主峰剣ヶ峰があり、ダム湖からの眺望がすばらしいため、高根乗鞍湖と名付けられた。
|
|
高根第二
(たかねだいに)
|
岐阜県高山市高根町 |
揚水式発電
|
___ |
高根第二水力発電所で貯水池式発電を行う。さらに、高根第一発電所で高根第一ダムとの間で揚水式発電も。こちらが下部ダム。このダムは珍しい中空重力式ダム。
|
スキージャンプ式洪水吐
|
___ |
洪水吐はラジアルゲートが2門。減勢工はスキージャンプ式。放流時は水勢が強く迫力があるようだ。
|
|
高の倉
(たかのくら)
|
福島県南相馬市原町区高の倉 |
オオルリの美しい鳴き声が聞ける
|
___ |
ダム湖にはオオルリが生息している。瑠璃色の美しい鳥で、「ピィーヒィーリリ・・・」とよく通る声で美しく鳴く。
|
|
鷹巣
(たかのす)
|
鹿児島県出水郡長島町鷹巣 |
海が見える
|
___ |
海岸からわずか数百メートルの所に位置する。八代海が間近に見える。
|
|
鷹の巣
(たかのす)
|
新潟県岩船郡関川村大字大内淵地内 |
建設中は新鷹の巣ダムと呼ばれた
|
___ |
既設の鷹の巣発電所があったが、老朽化のため、これを廃止して新たにダム式発電所である新鷹の巣発電所が建設された。ダムは新鷹の巣発電所の施設であったので、新鷹の巣ダムと呼ばれた。新鷹の巣発電所は、平成13年1月26日の営業運転開始の際に名称を「鷹の巣発電所」と変えた。ダムも鷹の巣ダムとなった。
|
|
高橋谷
(たかはしだに)
|
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日 |
堆砂が激しい
|
___ |
古いダムで、堆砂が激しくて、ダム湖はほぼ埋まっている。ここから取水して、1.8kmほど下流の春日発電所で水力発電。それには支障がないのだろう。
|
|
高見
(たかみ)
|
北海道日高郡新ひだか町字高見 |
原生林に囲まれる
|
___ |
日高山脈の山麓にある。大きなダム湖は、原生林に囲まれて、静かなたたずまい。
|
通行止めのようだ
|
___ |
高見ダムへの道は、静内ダムあたりまでは行けるが、その先は2011年6月現在通行止めのようだ。解除の予定はないようで、車で行くのは難しそうだ。
|
|
高山
(たかやま)
|
京都府相楽郡南山城村大字高尾 |
ダム名は旧村名から
|
___ |
旧村名が高山村であったので、高山ダムと名付けられた。現在の南山城村は高山村と大河原村が合併してできたもの。
|
重力式アーチダム
|
___ |
アーチ軸形状の重力式ダム(重力式アーチダム)。この型式は全国で10例程度。堤高67m、堤頂長208.7m。
|
がっしりしたデザインの常用洪水吐の機械室
|
___ |
堤体下流面下部に常用洪水吐の機械室が4棟あり、がっしりした柱状のデザインで、重力式アーチダムの重厚さをより一層強調しているとも。
|
付近は月ヶ瀬梅林で知られる
|
___ |
付近一帯は、名勝「月ヶ瀬梅林」に指定されている。春には1万本に及ぶ梅の木に花が咲く。梅祭りなども行われる。
|
ヘラブナ釣りの名所
|
___ |
西日本を代表する巨ベラ釣り場のひとつ。近畿圏では一番乗っ込みが早いという。
|
ダム湖は「月ヶ瀬湖」
|
___ |
昭和44年命名。月ヶ瀬村一帯は、名勝「月ヶ瀬梅林」に指定されている。
|
|
滝
(たき)
|
岩手県久慈市小久慈町1地割 |
ダムサイトは変わってもダム名は変わらず
|
___ |
当初ダムサイトは原ダムサイトの3km以上上流にあった。そこが滝地区であったので滝ダムに。その後、地質調査の結果、現ダムサイトまで大幅に位置が変わり、地区名も変わったが、ダム名は変わらなかった。
|
流木で作った木炭を配布
|
___ |
滝ダムでは、ダム湖に流れてきた流木を利用して作った木炭を無料配布。平成19年には、5月28日から木炭150袋を配布。1家族当り1袋。
|
海が見える?
|
___ |
海岸から10キロはない。遠くに久慈港と海が見えると言うが、写真ではあまりよく分からない。
|
|
滝里
(たきさと)
|
北海道芦別市滝里町 |
移転戸数136戸
|
___ |
ダム建設のため2市1町の3地区が水没。移転戸数は136戸にのぼる。水没民有地の9割は田畑であった。生活再建相談所の開設、代替地取得についての斡旋、取得資金の利子補給、代替宅地の造成などの生活再建措置を実施。
|
コンクリート運搬にパイプ・ベルトコンベヤを使用
|
___ |
ダム堤体建設用のコンクリート運搬に、パイプ・ベルトコンベヤを採用。ダムコンクリートの運搬については国内最初の事例。パイプ・ベルトコンベヤは、荷の積み卸し部では通常の平ベルトコンベヤと同様だが、運搬部ではベルトを強制的にパイプ状に変形、荷を包み込む。空間的にカーブさせることができ、2点間に障害物があっても乗り継ぎなしで迂回できるという利点。
|
滝里発電所
|
___ |
ダムから取水するダム水路式発電所。最大出力57,000kW。一般水力としては、雨竜発電所の最大出力(51,000kW)を上回り、道内最大。平成11年7月8日営業運転開始。
|
変わった外観の滝里ダム資料館
|
___ |
ユニークな外観。資料館全体を展示物としてデザインしたという。水没した滝里町の懐かしい街並みを映像で眺めることができる。アーチストによる様々なオブジェや、巨大な万華鏡のような映像シアターなど、他のダム資料館とは一味違う。開館期間は、5月〜11月中旬で、期間中無休。
|
ダム湖に浮島
|
___ |
ダム湖に浮島が浮かぶ。陸とは橋でつながっていて、渡れる。本当に揺れるらしい。水質調査のための施設だが、一般に開放している。
|
スターウォッチング
|
___ |
毎年夏場に何回か、滝里ダム資料館で、星空観察会「スターウォッチングinたきさと」が開催される。滝里ダム水源地域ビジョン推進会議「たきさとクラブ」の主催。星を観察し、星の知識が得られる。
|
橋の名に思いが込められている
|
___ |
橋のネーミングが工夫されていて、望郷橋、ふれあい橋、緑葉橋など郷愁をそそる。
|
|
滝沢
(たきざわ)
|
埼玉県秩父市大滝字廿六木 |
ダム名は地域名を短縮
|
___ |
水没地の中心に滝の沢地区があった。ダム名は、この地域名から「の」をとって名付けられた。
|
土木学会賞を受賞
|
___ |
「滝沢ダム建設事業」が、平成23年度土木学会賞を受賞した。受賞業績名は、『滝沢ダムの建設(大規模重力式コンクリートダムの合理化施工とデザイン設計による景観資産の創出)』。重力式コンクリートダム合理化施工の集大成でダム施工技術の発展に大きく貢献したこと、関連構造物のデザイン設計を進めて奥秩父の「新たな観光資源」として地域活性化への貢献が期待されることなどが受賞理由。
|
CSG工法で開水路
|
___ |
貯水池周辺には多くの地滑り区域が。この対策として、本体掘削ズリを利用して押さえ盛土。河道は、掘削ズリを用いたCSG工法で開水路を建設し、転流。平成11年12月から4ヶ月間にCSG盛り立て量9万平方メートルと、大量急速施工。
|
ダムのコンクリートの出荷から打設までを自動運転
|
___ |
本体建設一期工事において、3台のケーブルクレーンを同時に自動運転。コンクリートの出荷から運搬、堤体打設までの一連の作業をに自動化。2001年9月システム稼動開始。
|
監査廊とエレベータシャフトをプレキャスト化
|
___ |
構造物設置に伴う打設休止期間の短縮、現場での型枠・鉄筋組み立て作業の解消、コスト縮減を目的に、監査廊とエレベータシャフトをプレキャスト化。
|
下流にループ橋
|
___ |
ダムサイト下流に国道140号のループ橋が平成10年10月に開通。大滝大橋(下流側)と廿六木大橋の2橋から成る。愛称は雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)。ダム上下流の約125mの高低差を結ぶ。デザインに工夫を凝らすとともに、もとの地形を出来るだけ改変しないなど自然環境の保全にも配慮。夜には光の輪が美しい。平成10年度の土木学会・田中賞、プレストレストコンクリート技術協会賞、日本コンクリート工学協会賞、グッドデザイン賞を受賞。
|
国道140号「秩父往還」の復活
|
___ |
国道140号は、熊谷市から、秩父市、大滝村を経由して、日本三大峠の一つといわれる雁坂峠を通過し、甲府市方面へ向かう国道。歴史上「秩父往還」と呼ばれ、武田の軍勢の秩父への進出、塩山への繭の運搬、三峯神社などへの参詣の道など、様々の役割。しかし、雁坂峠は、車両通行困難な細い道で、「開かずの国道」だった。それが、平成10年には、雁坂トンネルが開通、その後、それに続く大滝道路も整備され、秩父往還が復活。大滝道路のうちダム付近の5kmほどはダム事業による県道の付け替えにより整備したもの。
|
表土まきだしで自然を回復
|
___ |
工事跡地の自然を回復するため、工事による掘削場所の表土を集め、まきだした後、放置する。次第に地域本来の自然が形成される。
|
秩父多摩甲斐国立公園
|
___ |
秩父多摩甲斐国立公園の中にあって豊かな自然が残る。新緑や紅葉が美しい。近くには三峯(みつみね)神社を頂く三峰山や、三峰山・武甲山とともに秩父三霊山といわれる両神山が。
|
ダム湖は「奥秩父もみじ湖」
|
___ |
公募により、試験湛水中の平成20年2月に「奥秩父もみじ湖」に決定。上流に中津峡があり、もみじが水面に映える美しさをイメージ。また、旧大滝村は秩父市に合併したが、新秩父市ではその地域が「奥秩父」として親しまれていることによるという。平成23年6月18日、滝沢ダム建設事業完了報告会で湖名碑の除幕があった。
|
|
滝波
(たきなみ)
|
福井県福井市滝波 |
釣りやレクリエーションが
|
___ |
ダム湖が開放的で釣り人が多いダム。ヘラブナが釣れる。周辺にはSSTランドがあり、キャンプ・レジャー施設とてバーベキューハウス、キャンプ場、パターゴルフ場などがある
|
|
滝畑
(たきはた)
|
大阪府河内長野市滝畑 |
曲線重力式コンクリートダム
|
___ |
重力式コンクリートダムだが、緩やかに曲線を描いており、一見アーチダムに似ている。しかし、構造上は、重力式コンクリートダム。珍しいか?
|
磨崖仏がある
|
___ |
ダムのすぐ下流の右岸、減勢工の上あたりに磨崖仏がある。天端から見ると、左側に地蔵菩薩、右側に観音菩薩。
|
新河内長野八景・滝畑ダムのオシドリ
|
___ |
「滝畑ダムのオシドリ」が、新河内長野八景の一つになっている。ダム湖は、緑に囲まれた湖水として知られ、毎年渡り鳥の飛来が見られるが、特に毎年10月下旬頃飛来し、翌年3月初旬頃までいるオシドリが美しい。
|
|
嶽(再)
(たけ)
|
鹿児島県出水市野田町上名 |
旧ダムを全面撤去
|
___ |
旧ダム(「大ため池」と呼ばれていた)は貯水規模が小さく、また、漏水量も多かったので、老朽化した旧ダムを全面撤去して新ダムを建設、容量の確保などを図る。
|
|
竹折防災
(たけおりぼうさい)
|
岐阜県恵那市武並町竹折 |
堤体の中段を道路が通る
|
___ |
堤体下流面の中段を舗装道路が通っている。天端が道路なのはよくあるが、このような例は珍しいのでは。
|
|
竹谷
(たけたに)
|
岡山県加賀郡吉備中央町豊野 |
下流直下に民家風の建物
|
___ |
堤体下流直下に民家のような感じの建物がある。浄水場と看板があるが。
|
|
竹沼
(たけぬま)
|
群馬県藤岡市緑埜 |
ダム湖は「竹沼湖」
|
___ |
竹沼という沼があったところにダムが造られ、ダム湖ができた。かつての沼の名前を残した。沼の字と湖の字が並んでいる。
|
|
鷹生
(たこう)
|
岩手県大船渡市日頃市町大字上甲子 |
地場産品のダム
|
___ |
ダム建設に使用しているコンクリート材料は、セメント原料の石灰岩、砕石や砂、そして水と、全て地元日頃市町産。全国でも珍しい地場産品のダム。
|
コンクリート運搬にライジングタワー
|
___ |
コンクリート運搬にライジングタワー 多量のコンクリートを堤体の打設位置まで運ぶ必要があり、通常ケーブルクレーンが使われるが、これはダム天端より上部の地山を掘削して設置されるために自然の改変が大きい。そこで、より自然改変の少ないコンクリート運搬設備・ライジングタワーが開発・使用された。
|
メモリアルストーン
|
___ |
10〜15pほどの大きさのコンクリート用骨材。県道脇の展望ステージ上に置いてあるので、石に誰でも好きなことを書き込める。将来の夢などを自由に。それが鷹生ダムの堤体の一部になる。定礎式のときは、礎石(重さ約280s)を堤体にすえ、地元日頃小・中学校の児童生徒全員が将来の夢を記したメモリアルストーンを礎石のまわりに納めて、コンクリートを流し込んだ。
|
地域と歩むダムづくり
|
___ |
ダムを核とした地域づくりに取り組む。モデルコミュニティ計画「みんなで創ろう 元気な町 日頃市」を策定、実践。ダム湖畔植樹会を開催し法面緑化。日頃市の「宝」を紹介する冊子「宝と生きる日頃市」を発行。「宝」の案内板、道標などを設置。地域の活性化を図り、地域と歩むダムづくりを目指す。
|
イヌワシが生息
|
___ |
鷹生ダムが建設されている五葉山周辺には、絶滅危惧種のイヌワシの生息が確認されている。ダムサイト上空もしばしば飛翔。毎年モニタリング調査を実施するとともに、営巣期と抱卵期にあたる12月から3月まで砕石用原石採取のための発破作業を休止、低騒音型機械の使用、砕石製造施設に防音壁を設置など、自然との共生を目指す。
|
五葉山県立自然公園
|
___ |
ダム貯水池の一部を含む一体は五葉山県立自然公園。ホンシュウジカをはじめ、カモシカ、ツキノワグマ、ニホンザル、そしてイヌワシやフクロウなどたくさんの動物が生息。豊かな自然が残る。
|
ダム湖は「五葉湖」
|
___ |
大船渡市が市民から鷹生ダム湖の名称と、湖畔を経て五葉山に至る県道唐丹日頃市線の愛称公募。2006年9月、それぞれ「五葉湖」「しゃくなげロード」に決まったと発表。シャクナゲは県立自然公園の五葉山の初夏を彩る。
|
|
田子倉
(たごくら)
|
福島県南会津郡只見町大字田子倉字菅目605・607他 |
総貯水量は既設ダム中第3位
|
___ |
総貯水容量4億9400万立方メートル。日本の既設ダムの中では徳山ダム、奥只見ダムに次いで第3位。
|
長く総出力日本一だった田子倉発電所
|
___ |
田子倉発電所は昭和28年着工、昭和35年完成。発電所の最大出力380,000kW。揚水式を除けば長く日本一の水力発電所だったが、奥只見発電所が増設されて2位に。ダム直下にある発電所で4台の水車発電機を運転。現在は、最大出力395,000kWで、揚水発電を除いた水力発電所としては、奥只見発電所に次いで第2位、またダムで見ると、奥只見ダム、有峰ダムに次いで第3位。
|
曽野綾子の小説『無名碑』の舞台
|
___ |
曽野綾子の小説『無名碑』の舞台となった。土木技師三雲竜起が、田子倉ダムをはじめ、名神高速道路、タイのアジア・ハイウェイ−の建設に挑んだ物語。
|
越後三山只見国定公園
|
___ |
周辺は越後三山只見国定公園。春の新緑、秋の紅葉と行楽客で賑わう。田子倉湖はイワナ、サクラマスの釣れる湖としても有名。 湖上遊覧船もある。
|
|
田沢川
(たざわがわ)
|
山形県酒田市山元 |
拡張レヤ工法を採用
|
___ |
ダム本体のコンクリート打設に、合理化施工法である拡張レヤ工法を採用。
|
ダム湖は「ひらた赤滝湖」
|
___ |
平成12年、周辺市町から公募、命名。ダム湖上流に祭られている「赤滝様」にあやかったもの。
|
|
出し平
(だしだいら)
|
富山県黒部市宇奈月町黒部奥山国有林 |
排砂設備を整備
|
___ |
黒部川の流域は日本でも有数の土砂流出の激しい地域。貯水池に流入した土砂を排砂し、ダム機能を維持するため、堤体の左右両側に排砂設備を設置。日本で最初という。91年12月に日本初の排砂実験。2001年6月からからは宇奈月ダムとの連携排砂を実施。一方、排砂が原因で漁業被害が生じたとして、2002年12月に富山県の漁業者が損害賠償などを求め関西電力を提訴。
|
新柳河原発電所で発電
|
___ |
宇奈月ダムのダム湖の湖岸に関西電力新柳河原発電所がある。上流の出し平ダムから取水して、ここで発電。新柳河原発電所は、湖上に浮かぶ城をイメージして作ったらしい。
|
|
田代池
(たしろいけ)
|
三重県伊賀市山畑 |
林に囲まれて
|
___ |
山の中にあるアースダムで、周囲は森林。周辺は、保安林に指定されていて、木の伐採などが制限されている。
|
|
田代調整池第二
(たしろちょうせいちだいに)
|
静岡県静岡市葵区田代字小蛇眼 |
富士川水系へ分水
|
___ |
田代ダムは大井川上流にあるが、ここから取水されて東京電力田代川第二水力発電所で発電に使用され、富士川水系に放流される。
|
大井川の水返せ運動
|
___ |
田代ダム建設によって、ダム下流の水量が極端に減少していたため、昭和50年、静岡県知事は、田代ダム水利権更新時に毎秒2m3を大井川に流すことを要請した。これは受け入れられなかったが、昭和51年には、暫定的措置として、塩郷堰堤(大井川中流域)等からの放流協定が調印され、その後も放流を求める運動は続きその成果があった。この大井川の水返せ運動は、昭和63年、発電水利権の期間更新時に河川維持流量を確保するための一般的なルール制定をリードした運動であったと言われる。田代ダムの水利権は、2005年にまた期間の更新を迎え、関係者間で一定量の河川維持流量放流が合意された。
|
大井川最上流部にある
|
___ |
大井川最上流部に位置し、ダムまでは徒歩で行くしかない。水を湛えるダム湖はエメラルドグリーンで、神秘的雰囲気があるとも。
|
|
田瀬
(たせ)
|
岩手県花巻市東和町田瀬 |
直轄ダム第1号
|
___ |
「日本のTVA」とも呼ばれた壮大な北上川総合開発計画に基づいて建設された「5大ダム」の一つ。5大ダムの中で貯水容量が最大。国の直轄ダム第1号として昭和16年に着工。しかし、着工から3年後の昭和19年8月、堤体コンクリートの打設を一部開始した時点で、太平洋戦争の影響を受け工事は中断。再開されたのは戦争終結後の昭和25年10月。再開からちょうど4年後の昭和29年10月、ついにダムは完成。
|
戦中・戦後の困難を乗り越えて建設
|
___ |
戦時中はセメントの品質が極度に低下。アメリカで開発されたコンクリート中に微細な空気泡を混入してコンクリートの性質を改善する方法(AEコンクリート)を採用。戦後、国内でAEコンクリートを採用したのは田瀬ダムが最初。ダム建設は戦争のため、6年間中断。再開時、堤体コンクリート約37,000m3が4ブロックにわたって打設途中だった。表面が風化し品質が劣化。そこで表面をはがし、新しいコンクリートを打ち継ぎ、包み込む。取り壊し数量は5,829m3にのぼった。当時、土木機械不足で宮城刑務所の囚人40人を使ったという。
|
三船敏郎の「激流」
|
___ |
田瀬ダム建設現場は、三船敏郎主演の映画「激流」の舞台となった。三船敏郎は当時32才。血ダム技術者が、戦後日本の復興期に使命感に燃えてダム建設に立ち向かう姿を演じた。
|
改名ダム
|
___ |
建設当時は河川名を取って猿ヶ石ダムだったが、その後、水没地の字名を取って田瀬ダムに改名。
|
常用放流設備を設置
|
___ |
放流設備としては、ダム建設当時にクレストゲート6門、コンジットゲート4門が設置されていたが、コンジットゲートは全開・全閉方式で、部分開閉による放流量の調節ができなかった。そのため、右岸側の既設堤体に直径5mの穴を削孔して新たな常用放流設備を設置。平成6年度に着手、10年度に完成。
|
監査廊に昇降設備
|
___ |
戦中から戦後にかけて建設された古いダムで、エレベータ設備がない。監査廊内には、人や重量物の輸送ができる珍しい昇降設備が導入されている。監査廊内の任意の位置で発信・停止ができる。昭和61年3月完工。
|
コンジットゲート油圧シリンダーはアメリカ製だった
|
___ |
田瀬ダムは日本で初めて洪水調節用の高圧放流管を設置したダムで、4門のコンジットゲートがあるが、堤体内を高圧放流管が通り、その中ほどに油圧式の高圧スライドゲートが設けられている。全開・全閉操作で利用する方式。高圧スライドゲートは建設当時国産のものが無く、アメリカから輸入された。老朽化で、現在順次国産のものに置き換えられつつあるようだ。
|
アオコ対策を実施
|
___ |
アオコの発生を抑制するためダム湖の3箇所にばっ気装置を設けて空気を湖中に送ることで水を循環・撹拌させている。これに必要な圧縮空気は、維持放流水のエネルギーを利用した2台の水力コンプレッサによって造り出されている。電力を介さずに直接圧縮空気を造り出すという珍しいシステム。
|
ボランティアによる水生植物植栽
|
___ |
田瀬湖畔の親水公園で、平成14年3月末、地元自治会などのボランティア約40名の協力により、公園内の湿地に約6000株の水生植物を植栽。周辺の湿地の植生を参考にして、エゾミソハギ、クサレダマ、ノハナショウブ、サワギキョウ等7種。湖畔のビオトープ。
|
|
只見
(ただみ)
|
福島県南会津郡只見町大字只見 |
堤体の中央に洪水吐
|
___ |
ロックフィルダムだが堤体の中央部に洪水吐がある。そのすぐ下流には、電源開発只見水力発電所がある。約20mの落差を利用した水車発電機は、出力世界一の円筒形水車(バルブ水車)。
|
上流に田子倉ダム
|
___ |
上流約3kmに田子倉ダム。天端からダム湖を望むと、ダム湖の向こうに巨大な田子倉ダムが見える。只見ダムは元々は田子倉発電所の逆調整池として建設されたらしい。
|
周辺は整備されている
|
___ |
ダム湖には一周5kmの湖岸道路があり、ダム湖周辺は格好のハイキングコース。周辺には「いこいの森・青少年旅行村」、「あやめ園」、「でんぱつ展示館」、「歳時記会館」などがある。
|
|
多々良木
(たたらぎ)
|
兵庫県朝来市多々良木字南谷 |
規模の大きいアスファルトフェイシングフィルダム
|
___ |
堤高64.5m。アスファルトフェイシングフィルダムとしては日本で4番目に高い。その他このタイプでは、湛水面積は第1位、総貯水容量は第2位、堤体積は第3位。
|
国内第2位の出力を誇る揚水発電所
|
___ |
奥多々良木発電所は、国内第2位の出力を誇る揚水発電所。その上部ダムが黒川ダムで、下部ダムが多々良木ダム。この間の有効落差最大387.5mを利用。
|
あさご芸術の森美術館
|
___ |
ダム直下にあさご芸術の森美術館がある。広大な野外彫刻公園と屋内の美術館によって構成される、新しい芸術空間。朝来市出身の文化功労者淀井敏夫氏の生涯作品を屋内外に常設展示。
|
たたらぎダム湖マラソン大会
|
___ |
毎年6月に、たたらぎダム湖マラソン大会がある。2008年は6月1日に第23回が開催され、約2千人が参加。
|
|
立ヶ畑
(たちがはた)
|
兵庫県神戸市兵庫区烏原町東山 |
日本で4番目に古い重力式コンクリートダム
|
___ |
1905年竣工。神戸市の水道水源として建設された。日本で4番目に古い重力式コンクリートダム。粗石コンクリートを使用している。これより古いのは、布引五本松、 本河内低部 、西山(再開発されているが、旧ダム)。神戸市街の近くにある。
|
曲線を描く
|
___ |
堤体は曲線を描いていて、重力式アーチダムのようにも見えるが、構造的には重力式コンクリートダム。
|
護岸に石臼が並ぶ
|
___ |
ダム湖右岸の護岸に、約90mに渡り、160個の石臼が並ぶ。かつてこのあたりでは、線香にする原料粉を製造するため、水車が多くあり、石臼が使われていた。烏原村が水没するときに、人々は記念に使っていた石臼をここに残したという。
|
ダム湖は「烏原貯水池」
|
___ |
もともとここには烏原村があった。烏原村は、明治37年、烏原貯水池築堤のため水底に没した。水没時の戸数は98戸、人口414人。烏原村からダム湖は「烏原貯水池」と名付けられた。
|
|
立花
(たちばな)
|
宮崎県西都市大字寒川字蛇篭216番地5 |
クマタカが生息
|
___ |
ダム湖を含む地域にはクマタカが生息している。また、ブッポウソウの鳴き声も聞こえるという。ダムと自然とが調和していると言うことだろう。
|
|
辰巳
(たつみ)
|
石川県金沢市相合谷町 |
洪水調節専用ダムに計画を変更
|
___ |
辰巳ダムは、当初多目的ダムとして計画が進められたが、規模を縮小し、普段は水が貯まらない洪水調節専用ダムに計画を変更。位置も、辰巳用水の取水口「東岩取水口」を保全するため、約150メートル上流に移動。2004年6月にダムの基本設計が固まった。
|
ダム湖は「犀清の湖」
|
___ |
試験湛水中の2012年2月4日、建設現場でダム湖名を記した石碑の除幕式があった。碑文に寄れば、「犀川の清らかな流れを守り、地域の歴史と伝統を尊重し、発展の基礎となること」を願って、「地元関係者総意のもと」名付けられたということのようだ。
|
|
立岩
(たていわ)
|
広島県山県郡安芸太田町 |
戦前で7番目に高い
|
___ |
戦前では7番目に高いダムだという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
|
|
立岩
(たていわ)
|
愛媛県松山市大字栄之野 |
|
立野
(たての)
|
熊本県菊池郡大津町外牧 |
洪水時だけ働く治水専用ダム
|
___ |
目的は洪水調節のみの治水専用ダム。3つの常用洪水吐きがいつも開いたままのダムで、普段は水をためず、洪水の時は自然調節方式により洪水調節を行う。
|
|
谷山防災溜池
(たにやまぼうさいためいけ)
|
岐阜県可児郡御嵩町御嵩 |
副堤がある
|
___ |
ダムの隣に副堤がある。ゾーン型アースダムで、堤高14.4m、堤頂長212.0m。
|
|