野反
(のぞり)
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群馬県吾妻郡中之条町大字入山字沼山 |
珍しいコンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム
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ダムの上流面をコンクリート版にして遮水するコンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム。このタイプは、日本では昭和20〜40年代に石淵ダム、皆瀬ダム、小渕防災溜池など数基の建設事例があるが、当時は堤体ロック材の締め固め工法が現在のように進んでいなかったなどのため不等沈下やクラックが発生しやすく、一時採用されなくなった。その後の技術進歩を反映し、最近再び建設の動きがあり、苫田鞍部ダムが建設されている。
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野反湖は標高日本一のダム湖
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湖面標高1514m。湖畔には高山植物が咲き乱れる。ダムの堤頂標高も、既設では日本一高い。堤頂標高上位は、南相木ダム(建設中)1532m、野反ダム1517m、上日川ダム1486mなど。
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国立公園の優れた風景に溶け込む
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上信越高原国立公園の中にあって、周囲の原生林とダム湖が素晴らしい景観を生み出す。周辺は、高山植物も豊富で、トレッキングコース、キャンプ場も整備され、アウトドア愛好者が多く訪れている。
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野津
(のつ)
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大分県臼杵市野津町大字垣河内字山手内 |
レディミクストコンクリートを採用
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コスト縮減対策の一環としてダム本体コンクリートにレディミクストコンクリートを採用。いわゆる「生コン」を購入して使用。この規模のダムとしては全国でも2例目だという。これにより工事費を削減することができる、さらに約1年間という短期間で打設を完了。
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「吉四六さん」に出会える
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野津町は大分県の民話の代表的な主人公である「吉四六さん」のふるさと。持ち前のとんち・奇才から多くの「吉四六ばなし」が生まれた。ダム周辺では、周回道路の橋梁親柱などに「吉四六ばなし」のワンシーンが採り入れられるなど、いろいろな「吉四六さん」に出会える。
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野間川
(のまがわ)
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広島県三原市久井町吉田 |
ダム湖は「栗湖」
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ダム湖の名称を平成24年7月11日〜8月3日に公募。結果は「野間川ダム・ダム湖」名称検討委員会で審議され、栗湖(マロンこ)に決定、平成24年10月1日公表された。野間川の源流地である宇根山には古くから「柴栗伝説」という伝説があり、栗饅頭なる和菓子も売られているという。ユニーク過ぎる命名。
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野村
(のむら)
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愛媛県西予市野村町野村 |
朝霧湖一周マラソン大会
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平成4年から、毎年5月3日に開催。ハーフ、五キロ、十キロ。特に、県内でも数少ないハーフマラソンが人気。
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こいのぼりのダム掛け渡し
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昭和58年から毎年5月3日にのむらダム祭りを開催。人気は、こいのぼりのダム掛け渡し。家庭で役目を終えたこいのぼり供養を兼ねた掛け渡しを実施。ダム湖上の約四百五十メートル区間につるす。
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日本一のジャンボ乳牛像
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地元野村町は乳酪農が盛ん。平成5年2月、ダム湖畔の公園で日本一乳牛像除幕式が行われた。高さ4.2m、長さ6.7m。愛称は「ビッグミルク」。
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中国野菜「エンツァイ」の水面栽培実験
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ダム湖の水質の浄化を図るため、平成16年度から、中国野菜「エンツァイ」の水面栽培実験を実施。
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ダム湖は「朝霧湖」
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昭和62年、「森と湖に親しむ旬間」を機に公募、命名。霧の多い地域であることから。
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野呂川
(のろがわ)
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広島県呉市安浦町中畑字市原 |
ダム湖は「野呂峡やすらぎ湖」
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昭和51年一般公募。ダム完成時に町長が「今後安心して安らかに住める」と言ったことに由来する。
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灰塚
(はいづか)
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広島県三次市三良坂町大字仁賀 |
仮締切堤にCSG工法、さらに川井堰堤で台形CSGダム
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仮締切堤にCSG工法を採用。平成13年7月に完成。また堤高13.5m、堤頂長146mの川井堰堤は台形CSGダムと呼ばれる新たな形式を採用。平成17年8月竣工。河床砂礫を利用した台形CSGダムとしては最初の竣工例。
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環境用水放流設備に引張りラジアルゲートを採用
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主要な放流設備の一つである「環境用水放流設備」の主ゲートに、新しい形式のゲートである引張りラジアルゲートを採用。羽地ダム、苫田ダムに次いで3例目。環境用水放流設備は、ダム下流の河川環境を保全するためにフラッシュ放流により流量の変動を創出したり、洪水後の濁水の長期放流を軽減するために用いる放流設備で、主要放流設備として設置されるのは珍しい。
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基礎処理の合理化でコスト縮減
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平成14年度に「グラウチング技術指針(案)」が試行運用されたことを受け、コンソリデーショングラウチング・カーテングラウチング計画の見直しを実施。その結果、施工数量を大幅に削減でき、コスト縮減に貢献した。
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大規模にウェットランドを整備
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ダム湖上流端の知和地区で、大規模なウェットランドの整備が進行中。ウェットランドとは、生き物の生息地としての湿地のことで、沼沢地、沿岸帯、浅水域といった複数の湿地性のビオトープが相互に関連しあった、多様な生物生息空間の形成を目指している。整備完了は平成18年度末となる見込み。
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コウノトリが飛来
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国特別天然記念物のコウノトリが、整備中のウェットランドに飛来し、2005年4月下旬から約2ヶ月間滞在、また、9月6日に同じ個体が再度飛来した。コウノトリは、絶滅が危惧されている世界的にも希少な鳥で、日本産の野生個体は1971年に姿を消したが、大陸産の個体が時々日本列島に飛来し観察される。
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ゲンジボタルを移転
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ダム湖に沈んだ上下川のゲンジボタルを水没住民の集団移転地であるニュータウン「のぞみが丘」にある人工の河川、杉谷川に移し、幼虫の餌になるカワニナも放流した。毎年、6月になると淡い光を放ってゲンジボタルが舞う。
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ダム湖は「ハイヅカ湖」
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湖湖名を公募し、168件の応募の中から平成18年1月に「ハイヅカ湖」に決定。ダム名が親しまれており、ダム名と湖名の統一が適当との理由。カタカナ表記が珍しい。
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萩形
(はぎなり)
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秋田県北秋田郡上小阿仁村南沢字小阿仁 |
ダム湖は「小阿仁湖」
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昭和62年、「森と湖に親しむ旬間」を機に公募、命名。小阿仁は河川名。周囲は紅葉の名所。山菜とりやコイ、ウグイなどの釣りもできるようだ。
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白水
(はくすい)
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岐阜県大野郡白川村平瀬字白水谷536−3 |
大白川ダム貯水池に導水
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小さな複合ダム。大白水谷、小白水谷から流入した水は、ダム上流右岸側から横方向へ開水路(白水支水路)によって白水湖へ流れ込む構造になっている。ダムからの放流水は白水の滝方向に流れる。
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国立公園の優れた風景に溶け込む
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ダム完成の直前の昭和37年、白山国立公園に指定された。
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土師
(はじ)
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広島県安芸高田市八千代町大字土師 |
より広い地域名に改名
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ダムサイトの地域名から下土師ダムだったが、ダム関連地区は、上土師、中土師、下土師であるなどのため、昭和43年、土師ダムに改名。
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折れ曲がっている
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重力式コンクリートダムだが、堤体がくの字に折れ曲がっている。
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ゲートがカラフル
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ゲートが、赤と黄色にカラフルに塗装されている。下流から見るときれいだ。色は塗り替えたようで、以前は違っていたようだ。
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湖畔は憩いの場
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ダム湖は八千代湖。湖面が広く水面も穏やかなことからカヌー競技の適地で、多くのカヌー競技が行われた。湖畔には、全長約20kmにわたり6,000本のソメイヨシノ。土師ダムスポーツランドは、八千代湖畔を一周する広い公園。キャンプ場、スポーツ施設、宿泊施設などもあり、レクリーエーションに最適。自然をたっぷり満喫できる。自転車・歩行者専用の「八千代湖ふれあい大橋」もあり、新鮮な空気の中でサイクリングや散策がゆったり楽しめる。
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長谷
(はせ)
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兵庫県神崎郡神河町長谷 |
拡張レヤ工法を採用
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ダム本体のコンクリート打設に合理化施工法である拡張レヤ工法を採用した初期のダムの一つ。発電用ダムとしては最初かもしれない。
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揚水発電の下部ダム
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揚水発電の下部ダム。上部ダムは太田ダムで、大河内発電所で高低差394.7mを利用して最大128万kWの発電。純揚水式発電。
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初瀬
(はせ)
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奈良県桜井市大字初瀬 |
ダム湖は「まほろば湖」
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昭和63年、「森と湖に親しむ旬間」を機に名称を地元桜井市の小学校から募集。「まほろば」は大和の国の枕詞。このダムは大和川の最上流部にある。
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畑
(はた)
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山口県長門市畑 |
独特な形
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洪水吐を跨ぐ赤く塗られた橋が特徴的で、独特の形をしている。
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畑川
(はたがわ)
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京都府船井郡京丹波町下山 |
ダム湖は「下山四季彩湖」
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京丹波町はダム湖名を平成25年1月〜2月に公募。応募総数97件の中から「下山四季彩湖」に決まった。「下山」という地域の名前を後世に残し、将来にわたり四季折々でダム湖の景観が彩られることを願った「四季彩」という言葉を重ねた。5月31日の畑川ダム通水式に合わせて、ダム湖名が披露され、記念碑も除幕。
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畑薙第一
(はたなぎだいいち)
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静岡県静岡市葵区大字田代字大草利1131−2 |
中空重力式ダムとしては世界最大級とも
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珍しい中空重力式コンクリ−トダム。堤体にダム内部への採光用の窓がついている。堤高125m。このタイプのダムとしては国内で一番高い。かつては世界一であった。中空重力式ダムとしては世界最大級ともいわれるようだ。
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揚水発電の上池
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下流の畑薙第2ダムとの間で揚水式発電(混合揚水式)を行っている。最大出力13万7000kW。畑薙第2ダムも中空重力式コンクリ−トダム。
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南アルプスへの登山口
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赤石岳など南アルプスへの登山口になっている。静岡駅からダムまでバスがあり、所用3時間30分。
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畑薙第二
(はたなぎだいに)
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静岡県静岡市葵区大字田代字霜草利1106−3 |
中空重力式コンクリ−トダムで揚水発電の下池
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畑薙第1ダムと同様、珍しい中空重力式コンクリ−トダム。上流の畑薙第1ダムとの間で揚水式発電を行っている。また、下流の畑薙第二水力発電所で水力発電を行っている。
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蓮
(はちす)
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三重県松阪市飯高町大字森 |
噴水がある
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噴水は、表層曝気循環装置と呼ぶ。ダム湖の水を噴水状にして空中に噴き上げることで、景観をよくするだけでなく、淡水赤潮の原因となる植物プランクトンを抑制。水質改善にも役立つ。
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流木を再利用
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流木を3ヶ所の集積場で引き上げ、木炭化するものと、チップ化するものとに分別。この内木炭化するものは製炭炉で焼かれ、木炭に。木炭は燃料として活用、チップは園芸用、国道植樹帯の肥料などとして、再利用。ともに無償で配布している。
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奥香肌湖マラソン大会
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毎年10月に「奥香肌湖マラソン大会」が開催される。平成14年は年10月27日(日)。誰でも参加可能。15kmマラソン、6.0kmマラソン、3.5kmトリムウォーク。
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蓮8滝
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平成9年の9月、奥香肌湖の周囲に点在する8ヶ所の小さな滝のそれぞれに、愛称を一般から募集して、名前が決まった。萌芽の滝、紅蓮の滝、屏風の滝など。「蓮8滝巡り」ができる。
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ダム湖は「奥香肌湖」
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平成2年、一般公募し決定。ダム上流の奥香肌峡から。
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蜂屋
(はちや)
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岐阜県美濃加茂市蜂屋 |
どんなダム
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木曽川総合用水(上流部事業)の調整池。岐阜県南部一帯の木曽川右岸地区に、農業用水、水道用水、工業用水を供給するもの。
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初瀬
(はつせ)
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高知県高岡郡梼原町佐渡 |
魚道がある
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左岸側に魚道がある。かなり大規模で、目立つ。
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初立池
(はつたちいけ)
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愛知県田原市伊良湖町地内 |
豊川用水の調整池
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渥美半島先端部にあり、豊川用水の最終調整池となっている。渥美半島先端の田畑に農業用水を供給している。
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国指定史跡・伊良湖東大寺瓦窯跡
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ダムの下流斜面に、国指定史跡・伊良湖東大寺瓦窯跡(がようあと)がある。鎌倉時代の東大寺再建の時に瓦をここで焼いた。全長12m、最大幅2.5mほどの穴窯が3基、そのまま埋没保存されている。
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風力発電の風車が見える
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近くには風力発電の風車がたくさん立っている。渥美半島は海風が吹くため、風力発電の設置が盛ん。
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公園として整備されている
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初立池は左岸側を中心に初立池公園として整備されいる。また、初立池は1周2.4kmのウォーキングコースになっている。湖畔には桜のプロムナードとして、約1,000本のソメイヨシノも。
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海が見える?
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渥美半島の先端近くにあり、ダム天端からはかすかに海が見えるらしい。見えるかどうか微妙なようでもあるが。
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八田原
(はったばら)
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広島県世羅郡世羅町大字小谷字苦谷山 |
水質保全に力を入れる
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上流域の定住人口約2万人、農地約3300ha、畜産約2万頭などにより相当の流入負荷。貯水池の富栄養化を抑えアオコ等の植物プランクトンの異常発生を抑制するには水質保全対策が必須。湖内対策として表層水循環噴水装置と躍層低下循環装置(曝気式循環装置)、流入河川水対策として水質浄化施設、植生浄化施設、放流水対策として礫間接触酸化施設を整備。
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ギフチョウ保護区
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ダム建設によりギフチョウの生息地が水没。このため、専門家による委員会の指導の下に、近くの水没しない斜面にギフチョウ保護区を設け、そこにギフチョウの卵、幼虫を移動。毎年20〜30個体が安定して確認されているという。一方、幼虫の食草となる ミヤコ アオイ は、徐々に減っていることから、継続的な環境作りを目指す。
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姿の美しい「夢吊橋」
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ダム湖を渡る鮮やかな朱色のスレンダーな歩道橋。平成ダム8年4月7日に開通式。周辺整備のシンボルとなるよう橋の美しさと周辺環境との調和に配慮。日本古来の吊り橋の構造を基本とした吊床版橋。最大支間長147.6mはこのタイプの橋では世界一だという。
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堤内を見学できる
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ダム周辺や堤内監査路の一部を一般開放。エレベータで降りてダム堤体内の監査路にも入れる。
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宇津戸川ダムが水没
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八田原ダムの建設によって、宇津戸川ダムが水没した。宇津戸川ダムは、中国電力の発電用重力式コンクリートダムで、1963年竣工、堤高22.3mだった。夢吊橋のそばに宇津戸川ダムの礎石などが記念として置いてある。
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夢吊橋マラソン大会
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一般市民を対象にした3q、5q、10qでのマラソン大会。毎年3月に開催される。2003年3月16日には第4回が。
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夢の山水
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ダム建設の際、JR福塩線付け替えトンネル工事のために掘られた作業用のトンネルの底から湧き水を偶然発見。「夢の山水」と名付けられた。厚生省研究会が設けた「おいしい水」の7要件を全て満足。見学時間の9時から16時までの間、自由に利用できる。
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服部大池
(はっとりおおいけ)
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広島県福山市駅屋町加法 |
人柱伝説
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もともとは、1643年(寛永20年)に福山藩初代藩主であった水野勝成が隠居後に服部川を堰き止めて造らせた溜め池だという。築造は大変な難工事であったため、お糸という名の人柱が捧げられたという伝説があり、人柱お糸の像がある。
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鳩谷
(はとがや)
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岐阜県大野郡白川村字栃 |
下流に白川郷の合掌造り集落
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2キロほど下流に白川郷の合掌造り集落がある。世界遺産に登録されている。
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羽鳥
(はとり)
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福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥 |
ダム湖の大きなアースダム
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羽鳥湖は、湛水面積201ha、総貯水容量2732万立方メートル。国内のアースダムとしてはそれぞれ、第4位、第3位。洪水吐は自由越流式だが、うねった形をしているのが特徴的。
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県立自然公園
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昭和28年、大川羽鳥県立自然公園に指定された。景観は四季を通じて素晴らしい。周辺にはオートキャンプの設備もある。羽鳥湖周辺はリゾート地域として整備され、夏はオートキャンプ場やキャンプ場、冬はスキー場もあり、多くの観光客が訪れる。
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花川
(はなかわ)
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宮城県加美郡色麻町欠入 |
演習場内にある
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陸上自衛隊王城寺原演習場の中にある。そのため、立ち入れないようだ。
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花取溜池
(はなとりためいけ)
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佐賀県鹿島市音成字上館 |
有明海が見える
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海岸から3キロほどのところにあり、ダムの天端からは有明海が見える。
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花貫
(はなぬき)
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茨城県高萩市秋山字板木 |
太平洋が見える
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天端から下流を眺めると、高速道路が見え、さらにその先に太平洋が見える。
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花貫さくら公園
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ダムの近くに「花貫さくら公園」が整備され、様々な種類の桜が植えられている。春には、花見客でにぎわいをみせる。
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椛の湖溜池
(はなのこためいけ)
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岐阜県中津川市坂下 |
旧名は県違いだった
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旧名は町名から福岡ダムだった。岐阜県にあるのに福岡ダムで、県違いだった。福岡という地名は、多分そんなに珍しいものではないだろうから、いろんな地方にありそうだが。
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ダム湖は「椛の湖」
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椛の湖溜池と椛の湖溜池副堤があり、この2ダムによって椛の湖が形成されている。湖畔にあるオートキャンプ場が人気のようだ。
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椛の湖溜池副堤
(はなのこためいけふくてい)
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岐阜県中津川市坂下 |
ダム湖は「椛の湖」
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椛の湖溜池と椛の湖溜池副堤があり、この2ダムによって椛の湖が形成されている。湖畔にあるオートキャンプ場が人気のようだ。
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花山(再)
(はなやま)
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宮城県栗原市花山字本沢淵牛 |
取水塔の改築
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老朽化した取水塔を改築するとともに、ダム天端の嵩上げ工事等を施工。貯水池容量の再配分により新たに上水道用水を確保。
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釣りやカヌー
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ダム湖の花山湖は、釣りやカヌー、キャンプなどが出来るアウトドアスポット。周辺は紅葉もきれいで、毎年10月上旬に開催される湖秋まつりでは山菜鍋や県内産牛肉のステーキが振舞われる。
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羽根川
(はねかわ)
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秋田県山本郡三種町鹿渡字羽根川 |
羽根川森林公園
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羽根川森林公園 羽根川ダムを中心に羽根川森林公園が整備されている。湖面を見渡せる場所に「はねがわ湖水館」、湖の周囲には様々な散策路、そのほかにキャンプ場、ファイアーサイト、炊事場などの施設がある。
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羽地
(はねじ)
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沖縄県名護市羽地字川上 |
日本初の空気ロック式選択取水設備
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日本で初めてとなる空気ロック式の選択取水設備を設置。取水塔の高さは約 50mで、平成13年6月に完成。従来のようにゲートを使用せず、逆U字型の取水管に圧縮空気を送り、空気ロックを形成することにより水を遮断する。コスト縮減が可能。
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日本で初めて引張りラジアルゲートを採用
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放流設備の非常放流主ゲートと河川維持放流主ゲートに日本で初めて引張りラジアルゲートを採用。従来のラジアルゲートに係る荷重は、圧縮荷重であるのに対し、引張りラジアルゲートに係る荷重は引張り荷重となるため、圧縮には弱く引張りに強いという鋼材の特性を生かした構造。ジェットフローゲートに比べて3〜4割のコスト縮減になるという。
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エアリフト魚道を計画
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従来の魚道は階段式多いが、堤高の高いダムではその規模などから通常設置が困難。このため、新しい魚道システムとしてエアリフ ト魚道を計画。空気エネルギーを利用した魚送管を開発し、平成11年にその実証実験に成功。主に遡上水槽内の魚介類をダム上流側の貯水池へ移送。世界で初めてとも。
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技術開発・コスト縮減に取り組む
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空気ロックによる取水設備をはじめとして、コア材の品質改良による盛立て仕上厚30cmの採用、粒度調整と貯蔵を同時に行うフィルタ材製造設備の開発、放流設備への引張りラジアルゲートの採用による部材のスリム化等広範に技術開発、コスト縮減に取り組んでいるという。
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赤土等流出防止条例の適用第1号
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沖縄県の赤土等流出防止条例の適用第1号。沈砂池や濁水処理設備の設置など種々の赤土流出防止策を実施。
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伐採材をチップ化して再利用
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ダム建設のため伐採した樹木をチップ化。ダムの築堤材料を採取した原石山切土法面の植生基盤材として活用。平成13年度リサイクル推進功労者等表彰で国土交通大臣賞に。
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グラデーションのかかった湖水橋
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「またきな大橋」というピンクのグラデーションのかかった橋がある。橋名は羽地ダム建設に際し水没する開墾集落名「マタキナ」にちなんだもの。 「マタ」とは谷あいを意味する言葉で、「キナー」、「チナー」というのは開墾地を意味するという。 「またおいで」と言われているような感じも。2000年完成。景観も考慮し、PC斜張橋の最新タイプであるエクストラドーズド橋を採用。このタイプとしてはダムで初めてか。
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こいのぼり祭り
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毎年5月に、羽地ダムこいのぼり祭りが。平成15年も、第10回が開催され、ダム周辺に千二百匹のこいのぼりが舞った。
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天端には「羽地かるた」
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天端の転落防止のための設備が、岩でできているが、そこには「羽地かるた」がはめ込まれている。
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ダム湖は「蔡温あけみお湖」
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ダム湖は、「蔡温あけみお湖(さいおんあけみおこ)」という。1735年に羽地大川が氾濫し大きな被害を受け、その後の改修工事の責任者が蔡温。「あけみおのまち・名護」と組合せて命名された。
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羽布
(はぶ)
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愛知県豊田市羽布町鬼の平 |
四季を通じて楽しめる
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観光地として整備が進んでおり、四季を通じて楽しめる。三河湖には、1周16qのドライブコースがあり、周囲には、香恋の館、観光センター、バンガロー村、キャンプ場なども。ダム湖は古くからヘラブナの釣り場として知られ、近年はバス釣り客が多く訪れる。貸しボートも。
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浜田(再)
(はまだ)
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島根県浜田市三階町地先 |
自然調節方式に変更
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ゲート付きダムを洪水をそのまま流す自然調節方式のダム(通称坊主ダム)に変更。
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浜田(元)
(はまだ)
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島根県浜田市三階町地先 |
ダム湖は「桜湖」
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昭和62年、公募。貯水池周辺に桜の木が植えられ、地域で親しまれていたためこう命名。
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浜ノ瀬
(はまのせ)
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宮崎県小林市須木九々瀬 |
希少野生動物に配慮した工事
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天然記念物のヤマネ、特別記念物のカモシカが生息している。このため希少野生動物に配慮した工事を実施。
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早口
(はやくち)
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秋田県大館市早口沢国有林30林班と小班 |
ダム湖は「長慶湖」
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一般公募により命名。近くに長慶森と言う山があり、その南麓にかつて佐竹藩の隠し金山である長慶金山があったと伝えられることに因んで命名。
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早瀬野
(はやせの)
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青森県南津軽郡大鰐町早瀬野 |
アスファルトフェイシングフィルダムに見えるが
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堤体にアスファルトフェイシングがあるので、アスファルトフェイシングフィルダムとも思えるが、そうではない。中心コア型ロックフィルダムとして建設が進められ、50万m3ほど盛り立てたころに水質が岩の劣化をもたらすことが判明、その保護対策として途中からアスファルトフェイシングを実施。これは本来の構造的な遮水目的ではなく部分的な水質対策で、型式としてはロックフィルダム。上下流面ともアスファルトフェイシングで、特に下流面の広大なアスファルトフェイシングは珍しい光景。
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上流に「石の塔」
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虹貝川を上流に遡り、秋田県との県境の山頂に「石の塔」がある。高さは約27m、周囲約50m 。高くそびえ立ち、その下に立つと、今にも倒れてくるのではないかと、強迫観念に襲われるほどだという。津軽には「石の塔見ねで大ぎいごど言うな」という言葉があり、これは「石の塔を見ないうち、大きなことをいうな」と、大げさに言う話をたしなめる意味。
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早池峰
(はやちね)
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岩手県花巻市大迫町白岩 |
水源の名山の名に改名
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水没地の地名から落合ダムだったが、昭和63年、地元要望により、ダムの源流にある名峰早池峰(はやちね)山の名から、早池峰ダムと改名。
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周辺環境と調和した親水公園
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ダム湖の上流端に平成6年度から親水公園を整備。周辺に自生していた樹木の移植や、自然石を配置した河道設置など周辺環境に違和感の生じない配慮。
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エーデルエコーライン
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早池峰ダム建設に伴う付替道路は、市街地と早池峰山を結ぶアクセス道路。観光と産業振興への寄与が期待される。完成を機に、大迫町内から道路の愛称を公募、「エーデルエコーライン」に決定。14の橋には、宮沢賢治の童話の中の動物たちと、早池峰山、薬師岳に生育する貴重な高山植物が、親柱や高欄パネルのモチーフに。擁壁には「早池峰神楽の舞」をモザイク壁画が。橋の橋名板には大迫町内の小中学生に書いた文字を使用。工夫して地域性を演出。
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早池峰ロードレース大会
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昭和45年に岩手国体の山岳競技が早池峰山で開催されたのを記念し、行われている催し。早池峰ダム完成の平成12年からは、ダム湖を周回するコースに。15キロ、9キロ、7キロ、3キロのほか、ウォーキングの部も。平成14年は、10月6日。876人が参加。
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払川
(はらいかわ)
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宮城県本吉郡南三陸町歌津払川 |
ダム湖は「田束湖」
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ダム湖の名称は公募され、地元の南三陸町の町長などで構成する「払川ダム湖名前選定委員会」により、応募総数379件の中から「田束湖(たつがねこ)」が選定された。地域のランドマークでありツツジで有名な田束山(たつがねさん)に由来する。平成24年11月1日に試験湛水式に先立って命名式でが執り行われた。
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原野谷川
(はらのやがわ)
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静岡県掛川市丹間 |
普段は水を貯めない
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農地防災が主な目的らしく、水を貯めないことが多いようだ。堤体下部に赤い防護フェンスに囲まれた放流ゲートがあり、普段開いている。大がかりな防護フェンスと赤い色が特徴的で、目立つ。
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万場調整池
(ばんばちょうせいち)
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愛知県豊橋市西赤沢町 |
豊川用水の調整池
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豊川用水の調整池で、宇連川と豊川の豊水時に大野頭首工から取水した水を、豊川東部幹線水路から取水し、調整池に貯水する。
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低地を掘削して作ったアスファルトフェイシングフィルダム
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低地を掘削して作った平地ダム。アスファルトフェイシングフィルダムで、堤体斜面の水に接する部分はアスファルトに覆われている。調整池自体が砂の層の上に出来ているため、調整池の底には合成ゴムシートが張られているという珍しい構造。
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周囲は遊歩道
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周囲には遊歩道や、テニスコート、駐車場などもあり、ランニングや散歩ができる。柵があって、堤体上には入れないようだ。
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東荒川
(ひがしあらかわ)
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栃木県塩谷郡塩谷町上寺島 |
近くに名水
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近くに尚仁沢湧水があり、全国名水百選にも選ばれた。県内外から多くの観光客が訪れる。1日3万トンの湧水は全国名水百選の中でも最大規模らしい。ポリタンクを持っている人が水汲みのために列を成す。
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東上田
(ひがしうえだ)
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岐阜県下呂市小坂町 |
立ち入り禁止ではない
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同じような電力のダムでは立入禁止がよくあるが、ここは対岸への通路として徒歩や自転車で渡ることができるようだ。発電所へ送られる取水された水を間近に見ることができるという。
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東の沢
(ひがしのさわ)
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北海道日高郡新ひだか町字高見国有林 |
通行止めのようだ
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静内ダムから高見ダム、さらに東の沢ダムに至る道は、静内ダムあたりまでは行けるが、その先は2011年6月現在通行止めのようだ。解除の予定はないようで、車で行くのは難しそう。
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東富士
(ひがしふじ)
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静岡県御殿場市水土野地先 |
堤頂長の長いアスファルトフェイシングフィルダム
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堤頂長1,597.5m。すべてのダムの中で第2位、アスファルトフェイシングフィルダムとしては日本一の長さ。
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表面遮水アスファルトの補修を実施
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約13万平方メートルの在来舗装面の切削、表面遮水アスファルトの舗装などにより、最上層に厚さ4センチの耐震型低弾性水密アスコンをオーバーレイする。阪神大震災級の地震で堤体本体が変形しても、遮水壁にはひび割れが発生しないという。06年6月完成予定。
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富士山が見える
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名前の通り富士の裾野に位置し、間近に富士山を見渡せる。
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この構造物は何か?
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取水塔が余水吐を兼ねており、そこからの水がフジツボ型の吐き出し口から流れ出る。一見円筒分水風だが、そうではないようだ。これは何だとみんなが疑問を持つが、誰もわからず。誰か管理者に聞いてみればいいのに。
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東山
(ひがしやま)
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福島県会津若松市門田町大字御山 |
日本で初めて堤趾導流壁を採用
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日本で初めて堤趾導流壁を採用したダムだと言われる。鳴滝ダムもそういわれるようなので、どちらなのだろうか。
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ダム湖は「湯の入り湖」
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ダム湖名を地元小学校の生徒から募集。近くに湯治場として有名な東山温泉があり、それより奥の集落は「湯の入り」と呼ばれていた。
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氷川(再)
(ひかわ)
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熊本県八代市泉町下岳 |
嵩上げ
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2mの嵩上げにより、予備放流の解消と流水の正常な機能の維持増進を図る。
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噴水が美しい
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ダム湖には大噴水があって、定期的に上がり、水しぶきをあげる。夜間はライトアップもされ、美しい。
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周辺は桜の名所
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ダム湖の周囲は桜が植えられており、桜の名所。公園もあり、花見が出来る。
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管理所が建て替わって斬新なデザインに
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ダムの嵩上げに伴って、水没化する旧ダム管理所を建替え。新管理所には、ダムを監視、管理するという本来の目的に加え、桜の名所でもあるダム湖公園の展望所としての役割も。吊り橋を連想させる巨大な展望デッキを備えた斬新な建物に生まれ変わった。
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ダム湖は「肥後平家湖」
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昭和62年、「森と湖に親しむ旬間」を機に一般公募、命名。平家の落人の里として有名な五家荘があるところから地元泉村では平家伝説の里づくりを推進している
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氷川(元)
(ひかわ)
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熊本県八代市泉町下岳字矢山 |
ダム湖は「肥後平家湖」
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昭和62年、「森と湖に親しむ旬間」を機に一般公募、命名。平家の落人の里として有名な五家荘があるところから地元泉村では平家伝説の里づくりを推進している。
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引原(再)
(ひきはら)
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兵庫県宍粟市波賀町日ノ原 |
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引原(元)
(ひきはら)
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兵庫県宍粟市波賀町日ノ原 |
県立自然公園・国定公園
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周辺は昭和33年に音水深林県立自然公園に指定された。ダム湖である音水湖、音水渓谷、赤西渓谷などがある。さらに、昭和44年には、氷の山後山那岐山国定公園に編入された。
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創作劇の主題歌として作られた「湖底の笛」
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ダム建設のために移転を余儀なくされた人々の気持ちと、地元にある平家落人伝説を語り継ごうと、創作劇が作られ、その主題歌「湖底の笛」が作られた。後に、波賀町は、レコードにしている。
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珍しい野鳥がいる
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キバシリやハギマシコといった珍しい野鳥がいて、昭和40年に鳥獣保護区特別保護地区に指定された。近年の調査では、キバシリは確認されていないようだが。
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ダム湖は「音水湖」
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ダム直下右岸に流入する音水渓谷に因んで命名。当時の県知事の命名と言われる。ここには、全国でも数少ない千メートル級の常設カヌーコースが設けられている。
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樋口
(ひぐち)
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長崎県北松浦郡鹿町町加勢地先 |
海が見える?
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ダムは海岸から1キロもないところにある。付近の海は、九十九島として知られ、多数の島があってその景観がすばらしい。ダム天端からはわずかに海が見えるというが。
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日指
(ひさし)
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大分県杵築市山香町日指 |
大分農業文化公園
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大分農業文化公園は日指ダムのダム湖の周辺に出来た一大リゾートパーク。新しい「農業・農村」の発信基地だという。平成13年4月21日にオープン。高速道路に専用の出口が出来た。アトラクションやリラックスの設備がたくさん。
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久末
(ひさすえ)
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福岡県福津市久末 |
みずがめの郷
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久末ダムの周辺は、「みずがめの郷」という公園になっている。遊歩道が整備され、散歩やウォーキングが楽しめる。滑り台や夕一ザンロープがある芝生広場、野球場、テニスコートなどもある。ダム湖や周囲には自然が残り、野鳥も多い。
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久山田
(ひさやまだ)
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広島県尾道市久山田町 |
アーチ状の石積みダム
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尾道市の水道施設。アーチ状の重力式コンクリートダムで、表面は石積み。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定。2004年には登録有形文化財に指定された。
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日出生
(ひじゅう)
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大分県玖珠郡玖珠町日出生字川底 |
すぐ下流に西椎屋の滝
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ダム周辺は自然林にかこまれ、秋には紅葉がきれいだ。すぐ下流には西椎屋の滝(にししいやのたき)があり、落差86mの滝で「日本の滝百選」にも選ばれている。
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美生
(びせい)
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北海道河西郡芽室町 |
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一庫
(ひとくら)
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兵庫県川西市一庫字大山 |
拡張レヤ工法を試験施工
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昭和54年にダムの副減勢工でコンクリートダムの合理化施工法である拡張レヤ工法を試験施工。この工法の我が国における始まりといわれる。その後、布目ダム、栗山ダムなどの本体に採用された。
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公団ダムで初めて深層暴気装置を導入
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1983年、84年にダム下流で異臭が発生。原因は硫化水素。貯水池の低層部の嫌気化によって硫化水素が発生し、洪水吐きからダム下流に放流されたため。このため水資源開発公団ダムでは初めての深層暴気装置を導入し、低層部の嫌気化を防止。その後、硫化水素の発生はないという。
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新しいアウトドアスポット
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周辺は県立猪名川渓谷自然公園。新しいアウトドアスポットとしても人気。ダム湖である知明湖のまわりには、県立一庫公園、国崎せせらぎ広場、知明湖キャンプ場などの施設があり、湖畔は近畿自然歩道のコース。ダム湖に隣接した県立一庫公園は平成14年4月に全面開園。湖畔の道、森の広場、ネイチャーセンター、自然観察の森などが。
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バスが釣れる
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ダム湖ではバス釣りができる。バスだけでなく、フナやコイの魚影も濃いという。
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周遊マラソン大会
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毎年11月23日に、「川西一庫ダム周遊マラソン大会」を開催。紅葉に彩られた知明湖畔を多くの市民ランナーが走る。参加者は2000人を超える。
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ダム湖は「知明湖」
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昭和58年に川西市長が命名。ダム湖に突き出した半島にある知明山から取った。知明山はかつて銀、銅を産出した。古くから奇妙な山ということで、奇妙山と呼ばれたが、それがなまって知明山となったといわれる。
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一ツ瀬
(ひとつせ)
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宮崎県西都市大字中尾字的場 |
貯水容量の大きなアーチダム
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総貯水容量2億6131万立方メートル、湛水面積686ha。ともに、国内アーチダムとしては第2位。堤頂長は第3位。九州最大の水ガメといわれる。
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一般水力発電としては九州最大
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下流約3kmにある一ツ瀬発電所は出力18万kw。一般水力発電では九州最大の出力を誇る。一ツ瀬発電所資料館で、一ツ瀬ダムと発電所について説明がある。
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特徴的なデザイン
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巨大アーチダムだが、デザインが特徴的。下流から見ると、左岸、右岸、中央の3箇所にクレストゲートを配し、このうち左岸・右岸はスキージャンプ式の洪水吐で、バランスのとれた美しい景観を見せている。日本一美しいアーチダムという声もあるようだ。
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ヘラブナ釣りの名所
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巨ベラが釣れると全国に名を轟かすという。50cmを越える大物をつり上げることも。
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日向
(ひなた)
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岩手県釜石市小川町日向 |
細部にデザイン的配慮
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堤体コンクリート表面は、石積み模様になっているが、これは、鉄の町釜石の原点となった様式高炉の「史跡橋野高炉跡」の石積み模様をモチーフにしたもの。天端高欄は、さざ波をイメージしたデザインで、所々に釜石の花・はまゆりが配されている。
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ダム湖にふれあい大橋
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ダムのすぐ上流には、ダム湖に「ふれあい大橋」が架かる。斜張橋と呼ばれる、横浜ベイブリッジと同じ構造。鳥が大きく羽根を広げたような姿で、色は釜石市の花・ハマユリのオレンジ。
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比奈知
(ひなち)
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三重県名張市上比奈知字熊走り |
拡張レヤ工法を採用
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ダム本体のコンクリート打設に、合理化施工法である拡張レヤ工法を採用。
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監査廊のプレキャスト化によりコスト縮減
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中段監査廊の施工にプレキャスト化を採用。打設工程が17日間短縮され、44%のコスト縮減になったと報告されている。
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天端側水路方式の非常用洪水吐
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クレストに自然越流方式の非常用洪水吐があり、天端側水路形式を採用している。呑口6門、吐口2門で、呑口から入った水は天端側水路で中央の吐口2門に集められ、そこから流下する。
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丸みを帯びたデザイン
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堤体のデザインが丸みがあって、柔らかさが強調されている。女性的だとも。どのような考え方を元にデザインされたのだろうか。
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夏にはライトアップ
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堤体は毎年夏になるとライトアップ。暗闇に浮かぶライトアップされた堤体は「白亜の城壁」を思わせる。
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ダム湖は「ひなち湖」
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ひなち湖と命名され、平成10年10月30日に竣工式の際に、ダムサイト左岸で湖名碑除幕が行われた。
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日野川
(ひのがわ)
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滋賀県蒲生郡日野町大字村井 |
型式は?
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型式は見たところアースダムに見えるが、ロックフィルダム。正確にはグラベルフィルダムで、このタイプはロック材として河床砂礫(グラベル)を主原料としている。
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脇ダムや独立した洪水吐があって複雑
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日野川ダムは見たところアースに見えるが構造はロックフィルダム。左岸少し離れたところに洪水吐があり、小さな重力式コンクリートダムのようにみえる。右岸側には、脇ダムがある。これはかなり大規模なアース。
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憩いの場
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周囲3.2kmのダム湖周辺には、散策道やダム公園、休憩広場が整備されている。春は花見や魚釣り、山菜取り、秋は紅葉やハイキング、そして冬は水鳥の観察に。
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日野川脇
(ひのがわわき)
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滋賀県蒲生郡日野町大字村井 |
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日の出
(ひので)
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北海道空知郡上富良野町字上富良野原野 |
防衛施設周辺整備障害防止事業として建設
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昭和30年に上富良野演習場が新設され、実弾射撃などにより場内は森林密度が低下、演習場を水源とする河川は渇水時に流量が減少してかんがい用水の不足をきたした。このため、かんがい用水の補水のため、防衛施設周辺整備障害防止事業として日の出ダムが建設された。費用は全額国庫負担だった。
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日ノ峯
(ひのみね)
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佐賀県武雄市山内町宮野字日ノ峯 |
夫婦ダム
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隣接する二つのダムを合わせて狩立・日ノ峯ダムとも呼ばれ、2ダム1事業として建設。貯水池が隣接し、両貯水池を延長148mの連絡水路トンネルと延長116mの連絡洪水吐きで結ぶ珍しい設計。両ダムを一体として運用。利水運用には連絡水路トンネルを使用。洪水調節には両貯水池間の尾根を開削した開水路を設け、狩立ダムのみに常用洪水吐、非常用洪水吐を設置。町内にある黒髪山の夫婦岩にちなんで「夫婦ダム」と呼ばれる。
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美唄
(びばい)
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北海道美唄市字美唄1849−1 |
ゲートレス化を目的に施設改良
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平成12年〜平成16年に、それまでのクレストゲートによる洪水放流方式から越流堤による自然調節方式へと、ゲートレス化のための施設改良事業を実施。
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ダム湖は「びばい湖」
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昭和62年に市民公募により「びばい湖」と命名。平成3年から毎年7月下旬には「びばい湖ダムまつり」が開催されている。
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飛山
(ひやま)
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新潟県西頚城郡能生町西飛山 |
ダムに行く道路は立ち入り禁止
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県道246号線をシャルマン火打スキー場方面へ。しかし、ダムにはたどり着けない。途中で道路が「工事関係者以外立入禁止」になっている。
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日向神
(ひゅうがみ)
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福岡県八女市黒木町大渕字松瀬向 |
千本桜
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ダム湖の湖畔は桜の名所で、日向神ダムの「千本桜」と呼ばれる。ソメイヨシノがほとんどで、一斉に開花し、見事な景観に。
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付近は日向神峡
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付近は日向神峡と呼ばれる峡谷で、あちこちに奇岩がそそり立つ。その中にダムがある。
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日吉
(ひよし)
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京都府南丹市日吉町中 |
日本建築学会賞を受賞
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日吉ダムとスプリングスひよし(複合温泉施設)を一体的に整備することにより、優れた景観を創出したとして、日本建築学界は「1999年日本建築学会賞」を授与。土木の分野と建築の分野が協力して一つの景観づくりを行った例は少ないとも。ダム自体は、重厚な作り。「軍艦ダム」とも。
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周辺整備が進む
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「地域に開かれたダム」としてダムにはビジターセンターなどもあり、周辺には公園や温泉・プール・キャンプ場など色々な施設が整備されている。また、ダムの下流には複合温泉施設・スプリングスひよしがある。地域の活性化に役立つとともに憩いの場を提供。
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堤体内部を見学できるインフォギャラリー
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日本で初めてダム内部を見学できる施設「インフォギャラリー」がある。堤体内に3つのテーマゾーンとゲート見学室があり、実際のダムゲートが見学できる。
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流木をたい肥、チップに加工して有効活用
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平成14年には、日吉町森林組合と協力して、約四十立方メートルの流木をたい肥化。ダム周辺で開かれたイベントの訪問客や近隣の小学校などに無料配布。流木を粉砕したチップは、乾燥防止や雑草抑制などの効果。踏んだときの感触も柔らかい。ダム下流の公園内の遊歩道や植栽地に敷き詰める作業を進める。
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利用者が多い
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国土交通省の「ダム湖利用実態調査」によると、平成12年度の年間利用者数は約87万人で、国土交通省直轄と水資源開発公団の管理中のダムのなかで御所ダム(岩手県)に次いで多い。ダム堤体と一体となった公園整備がなされており、温泉や体育館を備えたスプリングス日吉、郷土資料館やキャンプ場を備えた府民の森などの施設の利用者が多いという。
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観光名物日吉ダム・ループ橋
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ダム直下、副ダムの上にループ橋があり、目立った存在で、観光名物になっているらしい。歩行者専用なので、車は走れない。
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切手になったダム
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平成10年3月2日、ふるさと切手「日吉ダム(京都府)」が発行された。80円切手。図柄は、日吉ダムの放水の様子とツツジ(日吉町の花)。原画は岩澤重夫氏(日本画家) の制作。
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近畿圏の代表的釣り場
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ブラックバスなどの近畿圏の代表的釣り場のようだ。管理所のホームページには「多数のブラックバスやブルーギルが棲息しています。・・・もし、ブラックバスやブルーギルを釣り上げられたときは、放さず(リリースせず)に持ち帰るなどして、生態系の保護にご協力いただきますようお願いいたします」と。
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毎年4月に「日吉ダムマラソン」
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毎年4月〜5月に、日吉ダムマラソンが開催される。ダムの完成を記念して98年から毎年開催。湖面からそよぐ心地よい風を体に感じ、ダム湖畔道路を走る。本格的なハーフマラソンから10kmロードレース、3kmのファミリーマラソンまで、3コース。
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平出
(ひらいで)
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群馬県利根郡昭和村大字生越字清白甲270 |
天端は車が通れるが
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天端は道路になっていて車が通れるが、1車線分しかなく、しかもずいぶん狭いので大きな車は要注意のようだ。
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平尾1号溜池
(ひらおいちごうためいけ)
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岐阜県不破郡垂井町字平尾 |
1号と2号がある
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平尾1号溜池と平尾2号溜池と近接してあり、両池はサイホンでつながっているので、水位は同じだという。
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平岡
(ひらおか)
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長野県下伊那郡天龍村 |
戦前・戦中・戦後の苦難の時代に建設
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戦前に着手され、戦中・戦後の苦難の時代に建設された。戦時中は、国策工事として位置づけられ、朝鮮人、中国人などの外国人労働者多数が建設に従事。この間事業者も、矢作水力(株)→日本発送電(株)→中部電力(株)と次々に変わり、戦争と戦後復興という時代の流れに翻弄されたダム建設とも言われる。
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平尾2号溜池
(ひらおにごうためいけ)
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岐阜県不破郡垂井町平尾 |
1号と2号がある
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500mほど離れて平尾1号溜池と平尾2号溜池とがあり、両池はサイホンでつながっているので、水位は同じだという。
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平木場
(ひらこば)
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佐賀県唐津市上神田 |
地域名に改名
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河川名から町田(ちょうだ)ダムだったが、管理移行に際し、水没地の字名から平木場ダムに改名。
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玄界灘が見える
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ダム天端から玄界灘と唐津城をセットで望むことが出来るというが、本当だろうか。
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平木場脇
(ひらこばわき)
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佐賀県唐津市上神田 |
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平沢
(ひらさわ)
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千葉県夷隅郡大多喜町平沢地先 |
珍しい「かん水」対策のためのダム
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このあたりは天然ガス噴出地として知られ、千葉県下で最初の天然ガス開発が置くなわれた地域。渇水期には、水田や河床から天然ガスとともに「かん水」(多量の塩分を含んだ水)が噴出、稲に害がある。この被害を防ぐため、ダムからの補給水で害のない濃度まで希釈する。珍しい目的のダム。
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平取
(びらとり)
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北海道沙流郡平取町字芽生 |
計画見直し中か
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計画見直し中のようであり、ここにある諸元などは見直されることになるようだ。
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美利河
(ぴりか)
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北海道瀬棚郡今金町字美利河 |
大規模な重力式コンクリ−ト・フィル複合ダム
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堤頂長1480m。重力式コンクリ−ト・フィル複合ダムとしては国内最長。全ダムを通じても、これを超えるフィルダムがいくつかあるのみ。
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重力式コンクリ−トダムにRCD工法を採用
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複合ダムだが、重力式コンクリ−トダムについてはRCD工法を採用。ダム本体にRCD工法を採用した初期の事例。工期を大幅に短縮。
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日本一長い魚道
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主にサクラマス資源の回復を目的に、全体計画約6キロと、日本一長い魚道が計画されている。階段式多自然型魚道で、そのうち約2.4キロが完成し、平成17年4月26日に通水式が行われた。
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広神
(ひろかみ)
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新潟県魚沼市小平尾 |
工事中に新潟県中越大震災
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平成16年10月23日、新潟県中越大震災が発生、新潟県中越地方で大きな被害があった。広神ダムは、本体打設中だったが、ダム本体自体は打設面にひび割れが発生するなどはあったが、大きな被害はなかった。現場周辺の斜面の表層崩壊が発生した。地震で堤体コンクリート打設は中断、再開は翌年6月10日だった。
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コンクリート用骨材に河床砂礫を使用
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コスト縮減を図るため、コンクリート用骨材製造用の原石に河床砂礫を使用。約17km離れた魚野川の河床等を掘削して運搬。
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堤高が変わる
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本体掘削の途中で、硬質の岩盤が確認されたため、基礎地盤高を上げることにし、堤高は83mから80.5mに変更された。
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ダム建設に環境マネージメントシステムを導入
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ダム建設工事による環境への負荷軽減を継続的に図るため、ISO14001の手法にならって、EMS(環境マネージメントシステム)の手法を導入している。
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ダム湖は「折中湖」
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ダム湖は、11人の地元住民の皆さんにより、ダムに水没した折中渓谷の名をとり「折中湖」と命名された。
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広川
(ひろがわ)
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和歌山県有田郡広川町大字下津木 |
桜の名所
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広川ダム公園にソメイヨシノを中心に1,000本の桜。3月下旬〜4月上旬の桜の咲く頃、花見客で賑わう。
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広沢
(ひろさわ)
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宮崎県東諸県郡綾町大字入野 |
水上スキーができる
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ダム湖では2011年8月に宮崎県内初の水上スキー場がオープンし、その記念式典で小学4年生の男の子が水上スキーを実演した。宮崎県水上スキー連盟が長年尽力し、その結果使用許可が下りたという。
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