この7月24日(月)9時より、長年の念願でありました関西電力(株)黒部ダム(竣功:昭和38年で平成25年に50周年)の「ダム日本:ダム管理所を訪ねて」取材に、3名(日本ダム協会廣池「ダム日本」編集担当、井尾さん、著者)で行ってきましたので、速報版として報告します。
ダム日本7月号「味噌川ダム管理所を訪ねて」と同様、今回もあいにくの曇空でしたが、多くの観光客でにぎわっておりました。
マスコットキャラクターのくろにょんがお出迎え 先ず、関西電力(株)北陸電力部土木グループ岡崎チーフマネージャーが信濃大町側扇沢駅で迎えてくださいました。この7月6日に黒部ダムに通ずる関電トロリーバスが開業53年目(昭和39年開業で、平成26年に50周年)で累計乗車人員が6,000万人(我が国総人口の約半分)に到達したとのことで、感無量の面持ちで乗せていただき黒部ダム駅に着きました。
このトンネルは、映画「黒部の太陽」でおなじみの過酷な難工事であった破砕帯があり、この地点を通過したときは同じ土木屋として自然と胸が熱くなりました。
そして、黒部ダムに到着後右岸直上流にあります黒部ダム管理所内にて、岡崎チーフマネージャー、黒部川電力所岩坂土木係長他の皆さんから貴重なお話を伺い、続いて待望のダム現場を案内していただきました。
特別な許可を得て、堤体ギャラリー、キャットウォーク等歩くことも叶い、ハウエルバンガーバルブからの豪快な放流を身近に見ることができました。(一般の皆さんには開放されていません)
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展望台より、黒部ダムを望む | 右岸天端:向かって左から、町田・井尾・廣池・岡崎さん |
今や、全国的にも有名な黒部ダムカレー(ダムカレーは、昭和40年初頭に扇沢レストハウスで発売されたのが元祖と言われています。)を食べようとレストハウスに行ったのですが、多くの観光客のため食堂がいっぱいで時間をずらしてやっと食べることができました。
特に印象的だったのは、大パノラマ観光放流を通じて多くの観光客(100万人以上)が黒部ダムを訪れ、思い々の感動や中部山岳国立公園の自然風景を満喫される国民の貴重な財産となっているものと肌身で感じたことです。
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ダムレストハウスの黒部ダムカレー(左) と破砕帯の水:(右) |
なお、黒部ダム観光期間は11月30日まで、観光放流は10月15日までですので、お出かけの際はお気を付けください。
(本日届きましたジパング倶楽部「おとなび8月号」にも紹介されています。)
詳細は、ダム日本「ダム管理所を訪ねて(9月号予定)」をこうご期待下さい。