平成27年10月23日、秋晴れのもと、筑後川上流の松原ダムと下筌ダムを訪れた。 昭和28年6月24日〜29日にかけて、梅雨前線が九州北部に豪雨をもたらし、筑後川流域にも多大な被害を及ぼした。これを契機に水害の減災を図るために、昭和48年に建設省によって、筑後川上流にアベックダム、松原ダムと下筌ダムが完成した。
松原ダム
下筌ダム 大分県日田市に位置する松原ダム管理所の前にレストランがある。松下ダムカレーのメニューには、「?」の印が出ている。実際に注文しないと、カレーの姿はわからないようになっていた。 「松下(まつしも)ダムカレーですね、700円です。」といって、出されてきたカレーは、一つの皿に、上の方にはアーチダム下筌ダムが、下の方には重力式コンクリートダム松原ダムが施され、両ダムの間が湖水としてカレー湖となっていた。両ダムのダムサイトには、お米と野菜や鶏のから揚げが盛ってあった。面白いカレーであり、美味しくいただいた。
松下ダムカレー 昼食後、下筌ダムを見学し、ダム管理所の前の右岸のトンネルを過ぎ、すぐ左に降りると、ダム水没者・室原知幸氏が、昭和33年〜昭和46年まで公共事業の在り方について、国家と対峙したその記念碑が建立されている。「公共事業は、法に叶い、理に叶い、情に叶うものであれ」と刻まれていた。
「公共事業は、法に叶い、理に叶い、情に叶うものであれ」
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