利根川源流の町、関東の水がめ「みなかみ町」。 「矢木沢」「奈良俣」「須田貝」「藤原」「相俣」と5つのダムを抱える町。 その「みなかみ町」で、水上温泉旅館協同組合青年部がこのダムを活かした町おこしができないかと考え、注目したのが「ダムカレー」。
折しも巨大建造物ブームとかで、ダムにもかなり注目が集まっており、新聞にも「ブームの予感」の記事が・・・。
その新聞記事で知ったのが、「ダムカレー」の存在。 黒部ダムやその他でもダムカレーを提供しているようですが、「ダムマニア」宮島咲さんの提供する「ダムカレー」は何やらマニア垂涎の隠しメニューだとか・・・。
複数の青年部員の間で、「これはそそられるモノがある・・・。」と早速試食に伺ったのが約1年前。 「これはイケそうだ!」の感触をつかみ、宮島さんとの交渉の結果、ありがたいことに心良く「協力します」とのご返事。
その後展開方法を検討し、再度宮島さんを訪問。 我々のコンセプトをお伝えし、再度宮島さんの了解、協力をいただきました。
@ ダムカレーをアピールすることにより、ダムに注目してもらう。 ダム → 水 → 利根川源流、関東の水がめ、命の源 → 自然豊かな「みなかみ町」 をアピールしていきたい。
A 「ダムカレー」の提供はみなかみ町の飲食店を予定しているが、ダム堤体の形にはこだわっていきたい。雰囲気を醸し出す「皿」と誰でも堤体の形を作れる「型」にこだわる。
「皿」に関して・・・ 合羽橋を歩き回り数種類の候補皿で実際ダムカレーを作成。
ダム湖全体の雰囲気を考慮し、皿を決定。
「型」に関して・・・ 宮島さんには本当にご協力をいただき、まずは粘土でダム堤体の形作り。
そして、燕三条の職人さんと「型」の打ち合わせ。
現在「型」の制作を依頼中ですが、なかなかこの形を出すのが難しいとか・・・。
また、先日東京東銀座にある群馬総合情報センター(通称ぐんまちゃん家)で、旅行業界の方々にみなかみ町をアピールする場がありましたが、そこで「ダムカレー企画進行中!」と打ち出したところ、上々の反響。
まずは、「アーチ式」ダムカレーから始める予定です。
先日、矢木沢・奈良俣の両ダムで点検放流が行われましたが、役場でも告知のための垂れ幕を作る入れ込みよう。
地元住民として、「ぜひ見ておかなくては・・・」との思いにかられて行ってきましたが、矢木沢ダムは想像以上の迫力でした。
男性的な矢木沢ダムに対して、奈良俣ダムは女性的な美しさ。
この見学により、「水」の大切さ、「みなかみ町」の懐の深さを感じました。
水と自然に恵まれた「みなかみ町」。 ダムカレーによってこの「みなかみ町」をぜひアピールしていきたいと考えています。
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