2013年9月14日に、DamJapan管理人でダムマイスターの琉さんが企画・案内する「みなかみダムツアー」があったので、それに参加した。ツアーは、東京駅からバスに乗り、みなかみ町の旅館たにがわでダムカレーに関する講演とダムカレーの昼食、その後、藤原ダム・奈良俣ダム・矢木沢ダムを見学するという盛りだくさんのコース。全体として楽しめたが、ダムカレーを中心に報告する。
朝、東京駅丸ビル前に集合。早く行きすぎたためか、バスがなかなか来なかった。暑いので、丸ビルの中に入って待つ。参加者の多くは外で待っていた。
| | 丸ビルの中から、外を望む。参加者がバスを待つ。
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| | バスの駐車位置まで、少し歩く。
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| | そして乗車。全員遅れずに。
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| | ツアーの表示。これはなぜか漢字表記。
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高速道路を利用して、水上へ。旅館たにがわに着いてバスを降りると、地元の放送局が待っていた。早速親子ずれにインタビュー。ツアー中は、放送局がずっと同行取材。 旅館たにがわでは、まず、ダムカレーを始めた当時に中心になった木村さんの講演があり、その後ダムカレーを食べた。
| | バスを降りるとすぐ、地元の放送局が家族ずれにインタビュー。
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| | 旅館たにがわ。
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| | 席に着くと、まず、琉さんのご挨拶。放送局がカメラを向けている。
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| | ダムカレーに関する講演が始まる。講演をされたのは、水上温泉「天狗の湯きむら苑」の木村さん。
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| | 皆さん、聞き入っている。
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| | 講師の脇にはダムカレーのポスター。矢木沢ダムの航空写真。
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木村さんは、数年前に、地元の旅館や飲食店の方が集まってみなかみダムカレーを始めるときに、その中心になった方で、当時、水上温泉旅館協同組合青年部長をされていた。以下は、そのお話のあらましだ。メモを元にしているので、正確性には欠けるかもしれないが、ご容赦を。
当時青年部で、町おこしのために何かやろうと言うことで、ダムカレーはどうだろうかと言うことになった。それで宮島咲さんに相談した。黒部ダムにダムカレーがあったが、それとの違いを出すためもあって、形をできるだけダムに近いものにした。宮島さんは、矢木沢ダムの1000分の1などと言っていた。堤体の形に近くしようとすると、「型」が必要だが、その作成を注文すると100万からかかるという。何とか安くならないかと宮島さんに相談し、工夫して、燕三条の職人さんの協力もいただいて、やっと型ができた。 みなかみダムカレーは、10以上の店で出しているが、ばらばらにならないよう決まりがあって、例えば、堤体の形は同じにしているが、型があるから同じにできる。カレーのスープの味付けとか具とかはそれぞれの店で違う。 当時、マスコミに注目された。テレビ、新聞など。さらに、地元のコンビニ、セーブオンでもダムカレー弁当を出した。反響が大きいと感じた。 ダムカレーを通じて関東の水源地だと言うことをアピールして行けたらいいと思う。地元のものは気がつかなかったが、宮島さんは、みなかみは「ダムの聖地」だと言っていた。言われてみれば確かにそうだ。おかげさまで売れ行きも上々で、だいぶ以前の数字だが、道の駅やスキー場では1日400〜500食出たようだ。
講演が終わると、いよいよダムカレーが出てきた。アーチダムの形をしていて、キャットウォークまである。矢木沢ダムをイメージしたものだろう。早速みんなで食べた。ここのカレーは、ルーの中に、野菜を擦ったものを混ぜてある。個性ある独特の味わい。
| | カレーが出てきて、これから食べるところ。講演の後で、ややかしこまった感じで。
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| | アーチカレー。キャットウォークは海苔で。芸が細かい。
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この後は、ダムめぐり。奈良俣、矢木沢は、職員の方が丁寧に案内してくれた。以下は写真のみで簡単に紹介。ツアーは、これで終了。バスで東京駅に戻ったが、すでに夜の10時近くになっていた。内容盛りだくさん、1日をめいっぱいに使ったツアーだった。
| | 藤原ダム。下流から。
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| | 矢木沢ダム。下流から。
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| | 矢木沢ダム。監査廊からキャットウォークに少し出て。
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| | 奈良俣ダム。監査廊。
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| | 奈良俣ダム。下流から。
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