1 ダムカードの裏面の印刷の向き
ダムカードを収集して、複数のカードが集まってくると、アルバムに入れて保管するようになります。その時に一番に気になるのが、表面の向きが同じであっても裏面の印刷の向きが逆になるダムカードが有ることです。それも一部でなく、私の集めたカードでは、3割ぐらいがそうでした。
東北、中国、四国、九州が特に多いです。原因は、最初にダムカードが企画された時に、表面や裏面の仕様は決められたようですが、裏面の向きが指定されていなかったよう?で、国交省の地方整備局毎に向きが揃ったようです。それにより、後発の県営ダムなども、国交省のダムカードを参考に作成したので、地方により、まとまった訳です。
調べたところ、水資源のダムカードの仕様書なるものでは、裏面の印刷の向きが統一されるように企画されたのか、裏面の向きまでが、天と地 というように指定されていました。
アルバムに入れる時に、右利きの方が多いと思いますが、右に差込口を持ってきて、右手でカードホルダーに入れます。(写真1)カードが落下しないように差込口を上にもってくると、写真2では、1,3,4では、普通に読めますが、2では、下を向いた状態になり、読めるように天地をひっくり返すと、差込口が下になり、落ちてしまいます。(写真3)それで、1,3,4の向きの印刷が良くなるわけです。
現在は、ダムカードを表面の写真に合わせて横向きに持つと裏面のDAM-DATAの文字が、右側にくるようなことに、統一するよう国交省ではお願いしているそうです。配布されたダムカードの種類の約7割が、この向きです。
写真2の2番のダムカードのように、逆向きに印刷されているダムカードを配布している全ての管理所などに、連絡をして見たところ、増刷時に裏面の印刷方向を直して戴けるとの返事を頂いたダムが殆どでした。ある県においては、初版の100枚のみ、逆方向の印刷でしたが、増刷時に正当な印刷に直して頂きました。(県の担当者の方、本当に有難うございます。)
写真1:右側の差込口から、ダムカードを入れたところ
写真2:写真1のカードの裏面(説明が読めるように見たところ)
写真3:2のカードが読めるように天地を持ち直したところ
2 裏面の項目「形式」と「型式」の混在について
裏面のDAM-DATAの項目に、ダムの型式があります。その「型式」が「形式」と印刷されているカードも2割ほどあります。
実は、国土交通省の「河川砂防技術基準(案)」において「型式」と記載されており、「型式」と印刷されるのが正当です。しかし、ダムカードの2割ほどが、「形式」と印刷されていました。「型式」が正当であり、「形式」が誤りである事が判明しましたので、「形式」を利用していた管理事務所などに連絡をとりました。
ある県は、初版は、「形式」となっていましたが、連絡を入れたところ、増刷時に修正してくださるとの事で、増刷されたダムカードは、裏面の「形式」が「型式」ときちんと修正されていました。 その他の国交省や県のダムカードも、今後の増刷時にVer up され修正されるかもしれませんし、こそっと修正されるダムカードもあるかもしれません。良く見ておいてください。
長島ダムのダムカードVer 1.0は、短期間で、Ver 1.1にVer up されています。どうしてかと調べてみたところ、誤植で「形式」と印刷したのが原因で「型式」と修正して、Ver 1.1にVer up されたようでした。その他のダムでも、誤字の修正や誤植の訂正で、Ver upされたダムカードが、確認されています。
以上、全国のダムカードの気になっていた2点が修正されると思いますので、今後の増刷を良く見ておいてください。
取り組んできた事が、やっと報告できるまでになりましたので、報告させて頂きました。
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