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ダムインタビュー(10)
水資源機構・金山明広さんに聞く
「地元、ダムマニア、ダム管理事務所がコラボレーションできれば」

 金山さんは、独立行政法人水資源機構でダムの建設や管理に携わるダムエンジニアですが、最近は、ダムマニアの方々と、活発に交流を深めているようです。いわばダムのプロである方が、どのようなきっかけで、地元住民の方々、さらにはダムマニアの皆さんとのコラボレーションを生み出すことになっていったのか。これまで何人かのダム好きさんたちにインタビューしてきましたが、今回は視点を変えて、ダムを管理する側から見たダムにまつわるさまざまなコラボレーション、コミュニケーション活動について語っていただきました。

(インタビュー:中野、編集・文:北川、写真:廣池)



インターネットでダムマニアの存在を知る

中野: 本日は、協会にお越し頂き有難うございます。
水資源機構の職員として、一般の方の中に、ダム好きな人がいるというのをいつ頃お知りになったのですか?

金山: 栃木県の思川開発建設所勤務の頃、7年ほど前のことですが、ちょうど隣の机の係員がホームページの更新を担当していて、その同僚が「世の中にはダムマニアという人たちがいて、ダムに関するいろいろなサイトがある。そうしたサイトとリンクしたいですね」と教えてくれたのが最初です。そのマニアの方々のサイトを見て表現の豊かさと情報量の豊富さには圧倒されました。

中野: それで、ダムマニアの方々の存在を意識したと言うことですね。

金山: はい。具体的にマニアの方々と接点を持ったのは、その後、下久保ダムの管理の仕事に就いた時でした。下久保ダムでは「水源地域ビジョン」という地域の活性化、地域の人にダムを使って賑やかになっていただこうというアクションに取り組んでいるのですが、その担当の係長になったんですね。たまたまその時、初めてダムマニアの方、実は萩原さんなんですが『ダムサイト』というホームページを見たら、人気投票というコーナーがあって、なんと下久保ダムが人気第一位になっていたんです。なぜ一位なんだろう?どういう理由で一位になっているんですか?とメールを打った事がきっかけになりました。



中野: それはいつ頃のお話なんでしょうか?

金山: 平成15年くらいでしょうか。そこから交流が、その時がすべての始まりのような気がします。メールはすぐ返ってきて、実は組織票が入ったみたいですよとかの裏話とかもあったのですが、でも気になった言葉は、マニアとしては「ダムの堤体の、あのL字になっている角に立ちたい」「下久保ダムは、そこがいいんだ」というんです。僕らは、そういうのが全然わからないんですよね。そういう魅力というのが。で、お返事をもらったものですから、お礼の意味も込めて「一度見に来ますか?ご案内しますよ」と打ったところ本当にやって来られたんです。それで、監査廊内もL字になっているんですが、そういうのを見てもらったり、ダムの全景が見える管理所の屋上などをご案内したのですが、ご案内する中で、逆に、萩原さんからダムの魅力についていろいろ教えていただきました。
ダムに関わるイベント

中野: その後も、萩原さんとはお付合いが続くのでしょうか?

金山: はい。平成18年の夏ごろでしょうか、萩原さんの「DVD」が発売された頃で記念イベントのトークライブが新宿であったんですね。それを知って僕も行ってみたいなと思って、平日の夕方からですから、午後から休みをもらって出掛けていったんです。そしたら、とにかく話が面白いんですよ。それに会場が盛り上がるんですよ、なぜかダムの話で。ある意味で驚きでした。それから、このライブ参加者へのおまけとして萩原さん手作りの絵はがきが配られたんです。もちろんダムの写真付きの絵はがきですね。全部で7種類くらい作られたんでしょうか、そう聞いたら7種類全部集めたくなってしまうそういうシロモノです。実はこのライブで萩原さんが「ダムに行かないともらえない、行った人にしかもらえないカードのようなものがあったらいいな」と何げなしにおっしゃってましたね。それがどういう経路か急加速してみなさんご存じのあのカードに繋がる訳なんですが。

その後、写真集「ダム」発売の時にも2回目のトークライブが企画されて、そのときはゲストスピーカーとして出演できないかと萩原さんからお呼びがかかりました。もちろんボランティアで参加させていただきましたが、これで萩原さんの人となりなども分かりましたし、お互いに親しくなったんだと思います。このトークライブのときに、萩原さんはダムをデザインした「スタバ」のタンブラーに入れるシートを配っておられました。クリエイトユアタンブラーというやつですね。これは「スタバ」のホームページから型紙をダウンロードして自由にデザインすれば簡単に作れるんですよ。格安で長く愛用してもらえるグッズ。役所にはない発想(笑)にびっくりです。

ポストカード。ダムブームのきっかけとなった萩原さんのトークライブ「第1回ダム祭り」で配られたお土産。ランダムに3種類づつ袋に詰めて配られたが、全部で7種類あり収集欲をくすぐる仕掛けになっている。写真には「引っ越ししました」「メリークリスマス」「明けましておめでとうございます」などそのダムをイメージしたクレジットが表示されている。ダムカードの原形かもしれない。(なぜかガスタンクも1種類紛れ込んでいる)

クリエイトユアタンブラー(中央奥)。第2回ダム祭りで配られたお土産。ポストカードと同様、手作りのグッズ。永く親しんでいただけるグッズが格安で作製できるというアイディアがすばらしい。
私たちにしたら、ダムの話で、なんでこんなに盛り上がるの?という感じなんですが、ダムでこれだけ盛り上がるっていう事は、地域においても賑やかになるという可能性があるじゃないですか。ダムには何かしらの魅力がある、人を引きつけるモノがあるってね。そういう視点、考え方を教えてもらったという気がしますね。

中野: 下久保ダムではどのくらいお仕事をされたんですか?

金山: 平成15年から18年まで4年間勤務しました。それまでの勤務地では最長でも2年5ヶ月でしたからここは長かったですね。それまでダムを造る仕事が多かったのですがここでは地域の人とも関わり、ダムを活かす仕事をさせていただいたので、それで長くなったのかも知れません。

中野: その下久保ダムでいろんな地域のイベントとかをされたのですか?

金山: ええ、ちょっとダムマニアの方々の話から逸れるのですが、ここの中心は地元の住民の方なんですね。下久保の地元の方にはけっこうパワフルな方が多くて。市町村合併を控えて中心市街地が遠ざかる危機感と過疎化が進む中、気づいたらダムがそこにあったというんです。湖もあるし、なんか地域のために活かせないかと、それを民間、本当に普通の地元住民の方が気付いて行動しようとしてたんです。それで「全国ダム観光ポスター展」という企画をやりたいという相談を受けたんですよ。全国各自治体では観光ポスターというのを作っているじゃないですか。そこにはダムが映っているのもあるんじゃないか。そういうのを全国から集めたいけどどうしたらいいか?という相談なんですね。

で、まず各ダムにはパンフレットがあるはずだから、それから集めてみますか、となって、まずはダム年鑑を見ながら話を始めたんです。すると、3000近くもダムがあることに驚かれたんですが、「全国のダムのある自治体に、ダムを観光に活かしているかというアンケートも取りたいし、自治体のパンフレットにダムの事が書いてあるかも見たい」というふうに、話はどんどんでかくなっていったんです。すると、地元のみなさんは、ダムのある各自治体に「ポスター下さい、パンフレット下さい」って手紙を出したんですよ、自分たちで。すごくエネルギーのかかることですよ。ダム管理所では、関係行政への後援・協力依頼やダム所在市町村全国協議会などをご紹介するくらいのお手伝いしかしてません。地元のみなさんのパワーにも驚きですね。

そうこうしているうちに、たくさんパンフが送られて来ました。それ以外にも、各都道府県や直轄、発電関係の部署にも手紙を出したらとアドバイスをして、各ダムのパンフももらったんです。それは、もう膨大、この部屋で納まり切らないほどの観光パンフとダムパンフが来たんですね。それを一同に並べて、みんなで勉強しようと。地域の方々がこんなにたくさんの、いろんな目的のダムがあって、それぞれが役に立っているんだと学習できるイベントをやったんですね。

それで、ようやくダムマニアの話題になるんですが、全国のこういうパンフが集まるんです、こんなイベントをやりますよというのを、萩原さんにポロっと話したら「それは楽しいですね」という事になって、ついでに、下久保ダムはそれまで36年間も開けていなかったゲートを開けて、クレスト放流、点検放流をしますよという情報を流したら、それもすごく喜んでくれて、知り合いにも教えていいですか?という事になり、それでいろんな所からダムマニアの方が来てくれたんです。

中野: 地元の住民の方と、ダム好きさんの交流はどうでしたか?


下久保ダム管理開始以来初のクレストゲート点検放流。ダム放流には高い集客能力がある。
金山: その時は、ダムマニアの方は、あくまでビジターでしたけど。特に交流するイベントはなかったんですが、ダムマニアの方がその全国ダムポスター展実行委員会本部を訪れたらしいんです。地元の人たちはびっくりしていましたが、世の中にはダムを勉強していてダムを巡っている人たちがいるんだということを知って、活気づきますし、甚だ感心しておられたようです。
そういうこともあって、地元の方から「最近、国とか機構のやることが変わってきたね」と評価をしてくれました。ありがたいことです。

中野: イベントをきっかけにダムを見る目、見方が変わったということでしょうか?

金山: ええ、地域住民の方、ダムマニアの方、いろんな関係者の間で、距離が縮まったというか。敷居が高かったのが徐々に低くなって。行政の対応も、ダム管理所も、だんだんと見学会とかで見てもらう姿勢というか変わってきたんじゃないでしょうかね。そういう流れの行き着くところが、例えば、今年の真名川のイベントにつながっていくんだろうと思います。



中野: ダムを見に来る人がいることが、新たな価値を見いだすヒントになったんですか。

金山: ダムのパンフレットが欲しいとが、イベントにもたくさんのダムマニアの人が来たことで、僕たち関係者は驚いたんですね。単なるマニアの人というのではなくて、ダムマニアの「ダムツーリズム」というものに、地元や関係者の人たちが気づいたということでしょうか。そのことで、ダムを観光資源として活かすことが出来るという考えが出てきたんですね。これからは、その仕掛けづくりに、地元住民、ダムマニア、ダム管理所の三者がうまくコラボレーションできればと思っています。ダムマニアの生涯学習的な部分、いろいろ知りたいというエネルギーをもらいながら、主人公は地元で、役所は後からついて行く感じがよいと思います。それぞれがプラス方向で活動できればいいですね。
ダムマニアに学ぶこと

中野: 数々の交流の中で、ダム好きさんから学ばれたことはありますか?

金山: まずは、写真の撮り方ですね。みんな上手い。僕らが撮ると平面図とか正面図とか。下流面図とかになるんですが、彼らの視点、着眼点は全然違います。例えば、萩原さんが言う格言ですが「ダムの基本は上から見下ろす、下から見上げる」。真下からと真上からが基本だと。DamJapanの琉さんも頭が柔らかいので凄い感性で写真を撮られますね。それから、宮島さんには下久保ダムで初めて会いました、OFF会の大幹事です。ホームページもすばらしいし広報の達人です。がんばっておられるのでバックアップしたいですね。

お台場で開催された「大堰会」というイベントでアースダムの魅力を紹介されたふかちゃんはスゴかったですね。アースダムの楽しみ方を熱心に話されるんですよ。堤体の植え込みや刈り込み方も鑑賞のポイントだと。なんと1,000ダムを巡られたというんですから、話にも迫力が加わりますね。情熱でいうと夜雀さんですね。ダムがなまけていると叱られてしまうほどダムに対する情熱は恐ろしいほどです。takaneさんも最近はカエルのパペットが代名詞ですがDAMMAPSを開発した電脳派。このDAMMAPSは何よりも国土交通省、土木研究所などのダムのプロに重宝されていますね。ほかにも沢山の方々とお会いしましたが、マニアの方々とはリアルに会わないと素晴らしさはわかりませんね。たくさんのダムマニアさんとの交流は、ダムの紹介の仕方とか仕事とは違った角度からダムを学ぶことになってとても勉強になります。要するに私は「ダムマニアのマニア」なんですね。(笑)


自らをダムマニアマニアと呼ぶダム技術者の中の異端児?
中野: これからは、どういうものをダム好きさんから吸収しようと思いますか?

金山: 彼らの持っている感性を学ぼうと思います。彼らの感性はやっぱりすごいんで。それにダムのどういうところに興味があるか、それぞれのダムの特徴やセールスポイントは何か、どこに魅力があるのか。地域活性化につなげていく時に、このダムはここから見るといいんだというのとか眺望点はどこかとか、そういう事を知りたいんですね。

あるダムマニアの方をあるダムにご案内したことがあるんですが、本当に彼らはダムの事について詳しいんです。特に、取水設備の「多段式ゲート」などのゲートの種類やメーカー名などはお手のもの。毎日にようにホームページをチェックしてるらしんです。時には、ハウエルバンガーはなぜ電業社なんですか?とコアな質問が飛んでくる。みなさんそれぞれ目の付け所が面白いですよね。彼らにとって、ダムを知る事は生涯学習、単にマニアと言うと失礼にあたるでしょうが、ライフワークの対象なんですね。まさに知識の塊、とてもどん欲に勉強されていますから、こちらもプロのはしくれとしてたじろがないようにもっと勉強しなければいけません(笑)。

ダムマニアへの恩返し

中野: ダム好きさんから学ぶことも多い中、彼らへは何かされるのですか?

金山: 簡単なダム見学会などを通して、いろんなダムを案内できればと思います。先日も、東京電力様にお願いして、丸沼ダム(群馬県)を見学会させていただきました。そうすることで、僕らのスキルアップにもなるし、彼らの知りたいことにも応えられるし、それぞれの方々にプラスになるよう、正の連鎖、良い事でつないで行きたいと思います。

萩原さん、宮島さんには、機構職員の勉強会に講師として来ていただき、ダムの魅力について語ってもらいました。この勉強会はうちの役員にも好評でした。このときに、機構の総合技術センター試験場へ案内しました。大山ダムの水理模型試験とかアースダムの材料試験などを見ていただきましたし、RCDコンクリートというのも、普通の皆さんが思っている建築用のジャブジャブしたコンクリートとは全然違いますよとか、そういうものをご覧いただきました。そういうのは、ダムマニアへの恩返しになるのかな。あとダムの試験放流をみていただくのも、そういう恩返しになりますかね。ファンの方やアマチュアカメラマンの方にも喜んでいただけるし。こんなふうに、ダム事業者とダムマニアさんたちの潤滑油になれればいいなと思っています。


水資源機構の勉強会で。
ダムカード誕生秘話

中野: ダムカード誕生の経緯にお詳しいようですね。

金山: ダムカードのアイデアの発案者といえば萩原さんでしょうね。平成18年8月のロフトプラスワンで「ダムに行かないともらえないカード」「ダムへ行けばもらえる、行った証明になるようなカード」があればいいなという話をされました。トークの中で出てきた話題で、あぁそういうのがあればなぁと我々も聞いていたんですよ。

で、その後、ダムツーリズム、ダムと観光を結び付けることができないかという勉強会が某研究機関であったんですね。その時に「全国ダム観光ポスター展」の実施にあたっての地元住民とのコラボについて報告をしたんですが、その際に、雑談で「ダムにもカードがあるといいですね、分かりやすくいえばポケモンカードのようなもの。そこに行かないともらえないようなものがあると、観光にも寄与するんじゃないですか」というのを話したんですよ。そうしたら、国交省の方々がとても良い反応をされて「すぐに作ろう」、「ダムマニアに会いたい」とトントン拍子で話が進みました。むろん、国交省の方々は、ダムの情報を凝縮した簡易版パンフレットでダムツーリズムにも活かせればと幅広い考えをもっておられるようでしたけど。

そうしているうちに早速、国土交通省ご担当官様直営のサンプルのデザインが出来て、このサンプルなんですが「ポケモンカードを娘から借りて定規で測って作った」というくらい手作りだったんです。いいですね、金がかかってなくて(笑)。それを萩原さんや宮島さんそれからダムウェブリングのみなさんにお願いして意見を募ったところ、「ダムの写真はカード全面じゃないとだめだ」「ダムの諸元などデータは裏に。書ききれないときはQRコードで」「洪水調節の記録として台風撃墜マーク」といういろんなおもしろいアイディアが出てきたんです。

全ての意見を反映することはできなかったようですが、結果として、ダムの魅せ方にもひと工夫されたダムマニアの感性が活かされたカードに仕上がったようです。今ではこのカード、ヤフーオークションで値段がついたものまで現れていますね。良い悪いは別にして、国が作ったグッズで、値段が付くこと自体破天荒なことだと思いませんか?

中野: ダムカードはダムのPR、一般に広めるというのに役立っていますか。

金山: ええ、ダムファンの底上げになったという言い方をされますが、とても嬉しいですよね。


じゅうたんスナック魔法使い。秩父駅近くにあるスナック。カウンター越しにダムカードが飾り付けてあるのがわかる。

公団に入って最初に仕事をしたのが秩父の浦山ダムなんですが、先日、秩父へ遊びに行ったときに通っていた飲み屋に寄ったら、なんとダムカードが店内に貼り付けてありました。ダム建設中のころは、ダムの話など全くしなかった店のマスターが、相好を崩して「息子が集めているんですよ」と話してくれました。とてもいいな、嬉しいなと思いました。これまでにゲーム誌やいろいろな雑誌にも「観光集客にも役立っている」とダムカードのことが紹介されてますし、子どもたちまで集めてくれるようになりましたし、いろんなルートで広まって行っていることで、ダムに行って地元でそばでも食べてお土産でも買ってもらえれば小さいながらも地域活性化の一助になるんじゃないですかね。そういう経済効果もありますし。ダムを知ってもらえるってだけでも嬉しいことなんですけどね。だって飲み屋にダムカードが貼ってあるんですよ。毎日、お客さんの目に見えるじゃないですか。「ダムカードすごい」ですね。
ダムに携わる人間から見た、ダムの未来

中野: 将来のダムの方向性などについてお話し頂ければと思いますが。

金山: 私のような平社員ではこういう質問には、個人的な感想程度にしか話せませんが、ダムは社会資本、社会を支える役目として、社会が必要だから造るものと思っています。しかし、それに対して良くないこと、副作用があるんですね。人間のやることですから何かしらのインパクトは必ずある。例えば、魚が遡上できないとか。しかし、ダムのメリットをみんなが享受しているわけですから、都市にいる我々も含めて、その副作用をみんなで乗り越える努力をしなければならないと思いますね。そういう努力もなしに一方的に批判するだけとか、逆に良いところだけしか見ないというのは、同調できないと個人的には考えています。

中野: これからはダムマニアとのネットワークづくりはどうなりますか?

金山: 今では、機構の役員もマニアの方々には注目しています。宮島さんのダムカレーを食べに行った方もいます。人との絆は、肩書きではなくて「人対人」が基本だと思っていますから、役所などは担当が変わると付合いが途切れるというのがありますが、これからも地元、ダムマニア、役所というようなつながりが続いていって、今後、この三者コラボレーションが実現できるといいですね。

昨年の真名川ダムでの「森と湖に親しむ旬間」の取り組みは、ダム管理事務所とマニアとの究極的な形のコラボでした。これに地元の方々が加わって活性化の一助、一アイディアになると良いのですか。
ダム協会さんは「役所」じゃないので、発想も実行力も柔らかいので一般の方との交流の要になっても良いのではないでしょうか。情報提供という面からでもサポートしていただきたいですね。ダム便覧など、ダム協会のホームページや豊富な情報、リンクなどで、ダムに関心を持つ人間の間で、情報を共有化するという大切な役割ではないでしょうか。

中野: 最後に持ち上げていただきまして、ありがとうございます。
本日は長時間ありがとうございました。
これからのご活躍をお祈りします。

(参考)金山明広さんプロフィール

昭和44年生まれ 39歳
出身地 島根県出雲市
学生時代に徳山ダムで現場実習を経験
平成 2年 松江工業高等専門学校土木工学科卒
      水資源開発公団入社
      浦山ダム、味噌川ダム、滝沢ダムで工事現場を担当
平成13年 思川開発建設所環境係長
平成15年 下久保ダム管理所管理第一係長
      ダムマニアの方々と知り合う
      ダム祭2(トークライブ)出演
平成19年から現職(ダム事業部設計課)
初めて見たダムは、中学2年生のときに友人と自転車で行った来島ダム(神戸川)

[関連ダム]  下久保ダム
(平成20年11月作成)
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