「筑後大堰建設事業に関する基本協定書」 筑後川の水資源開発に当たっては、流域優先、水源地域への配慮、既得水利の尊重及び水産業特にノリ漁業への配慮を基本として行うが筑後大堰建設事業の着工に当たり、下記事項を確認し、相互に責任をもって、事業の円滑な推進を図るものとする。記1. ノリ期における新規利水の貯留及び取水は、筑後大堰直下地点流量が40m3/s以下のときは、行わない。2. ノリ期における操作運用による流量は、瀬ノ下地点月平均45m3/sとする。3. 松原・下筌ダム再開発事業によって得られる容量2,500万m3の水量は、大堰直下の流量が40m3/s以下になった場合に補充に充当するものとし、その操作運用は、この水量を最も効果的に使用するものとする。また、今後さらに不特定容量を確保するよう努める。 以下、略 昭和55年12月24日 九州地方建設局長 瀬戸内 充 水資源開発公団筑後川開発局長 副島 健 福岡県知事 亀井 光 佐賀県知事 香月 熊雄 福岡県有明海漁業協同組合連合会会長 江上辰之助 佐賀県有明海漁業協同組合連合会会長 田中 茂 立会人 福岡県選出関係国会議員代表 稲富 稜人 佐賀県選出関係国会議員代表 三池 信
「宮入貝供養碑(生息最終確認の地) 我々人間社会を守るため筑後川流域で人為的に絶滅に至らされた宮入貝(日本住血吸虫の中間宿主)をここに供養する。 平成12年(西暦2000年)3月建立 筑後川流域宮入貝撲滅対策連絡協議会」